猫の飼い主が『買ってはいけない物』3選

猫の飼い主が『買ってはいけない物』3選

我々が愛用するもので、愛猫の身に危険が及んでしまうほど悲しいものはありません。猫が安全に、楽しく過ごすためには購入を控えたほうが良いものがあります。今回は猫にとって危険なものをご紹介いたします。

猫には危険!!購入を控えてほしいアイテム

診察を受ける猫

猫と人間は体の構造が異なります。我々にとって癒しであったり、便利なものでも猫にとっては危険なものが存在します。今回は猫と暮らすうえで注意してほしいアイテムをご紹介いたします。

1.アロマ系のグッズ

アロマキャンドルと猫

アロマオイル以外にも、キャンドルやディフューザー、ミストタイプなど簡単に扱えるアロマグッズはたくさんあります。どれも香りが豊かで癒されるものです。

心を癒してくれるアロマですが、猫にとっては非常に危険なものです。アロマの元であるエッセンシャルオイルの成分は、猫の肝臓では処理することができずに命を落としてしまうことがあります。これは肉食動物であるがゆえの特徴です。

ちなみに、犬は雑食に属する動物で、犬用の商品であれば問題なく使用することができます。あくまでも犬用であって猫に使用することはできません。

2.キシリトール配合のハンドクリーム

ハンドクリーム

キシリトールというとガムの成分として有名ですが、意外にもうるおい成分としてハンドクリームに含まれていることがあります。

このキシリトールと猫の相性はよくありません。猫が摂取してしまうと、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)を引き起こす可能性があります。そして、結果的に心不全を招いてしまうことがあるのです。

猫の飼い主さんがハンドクリームを購入する際は「キシリトール」や「アロマ」などの成分を含まないものを選ぶようにしてください。

3.ユリ科の花

子猫とユリの花

数ある花の中でもユリ科の植物は特に危険です。花粉はもちろん、花に触れること、そして花瓶の水を飲むだけでも中毒を引き起こす可能性があります。

具体的には急性の腎障害が起こります。重傷である場合には数日で命を落としてしまうこともあります。

飼い主さんはユリ科の植物の購入は避け、猫と暮らしている方にも贈らないように気をつけましょう。事情を知らない方から頂いた場合は、猫との接触を回避できる工夫をしてください。

取り扱いに注意が必要なもの

覗く猫

購入を控えるほどではないものの、取り扱いに注意が必要なアイテムもあります。次に紹介するものは、猫とともに暮らすご家庭では十分に気をつけてほしいものです。

香水

香水と猫

近頃は香りの強い香水を身につけることが少なくなったように感じますが、優しく香るボディミストなどは愛用している方もいらっしゃるでしょう。

猫は嗅覚が鋭いため、匂いに敏感な動物です。人間には軽く心地よい香りでも苦手意識を持つことがあります。たとえアロマ系ではなくても、愛猫が嫌がるようであれば控えるようにしてください。

チョコレート

チョコレートケーキと猫

バレンタインデーでチョコレートをたくさん頂いた方や、日頃からチョコレートが好きでよく召し上がる方は猫に食べられないように注意してください。

猫は、チョコレートに含まれるカフェインやテオブロミンという成分を、人間のように素早く分解することができません。そして、脳神経や心臓に作用してしまうことで命を脅かすのです。

万が一、猫がチョコレートを食べてしまった場合は速やかに動物病院を受診してください。

まとめ

ネットショッピングする人と猫

猫にとって危険なものは身近なものが多く、頻繁に目にする機会があるものや、実際に使用しているものかもしれません。

知らずに購入してしまったものは可能な限り使用を中断し、追加で購入することは控えましょう。また、アロマのように危険性の高いものは、猫と暮らす方への贈り物としても控えるように注意しましょう。

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