1.近所の猫にはエサはあげない
近所で放し飼いの猫を見かけてお腹がすいていそうだったら、つい持っている食べ物をあげたり、もしくは猫用のおやつを持ってきて食べさせてあげたいと思うものですが、実際は猫のためと思ってしたことが、実は猫のためになっていなかったり、もしくは近隣住民の迷惑になってしまうこともあるようです。
満腹で家のフードを食べないリスク
まず、猫のためにならないというのは、もしご飯やおやつをあげているのが飼い猫だった場合、飼い主さんの知らないところで餌をあげているということになります。そうなってくると外でおやつをもらっているので、家で猫がきちんとフードを食べなくなっているということもあり得るのです。そうなってくると飼い主さんも困るだけでなく、猫も結果として栄養バランスが悪くなってしまうことになります。
可愛がるのは撫でる程度で
またそれ以外にも餌をもらうことで、猫が近所の敷地内で糞や尿をしてしまい周囲の人達が迷惑してしまうということもあります。このことから、もし近所を歩いていて猫が寄ってきた場合、撫でたり可愛がるのは構わないのですが、餌はあげないようにした方がやはり猫のためと言えるでしょう。
2.可愛がる時は猫の気持ちを最優先する
近所の猫は上記のように飼い猫という場合もあれば、完全に野良のケースもあります。完全に野良の猫の場合、当然飼われている猫よりも警戒心が強く人間への恐怖心も持っています。そのため、猫が怖がらないように低い姿勢では静かに声をかけ、それでも近寄ってこないようであればそれは人間と接したくないという気持ちの表われと言えるでしょう。
追いかけたりはNG
その場合は無理に追いかけたりしない方が、猫にとってストレスも少なく、より良い接し方と言えるでしょう。逆に優しく声をかけて猫がこちらによってきた場合は、仲良くしたい気持ちがあるということなので、まずそっと指の匂いをかがせて挨拶をし、耳の後ろなどを撫でてあげると猫は喜ぶようです。
いずれにしても、近所で見かけた時は猫の気持ちを最優先して接してあげるのが、良い接し方と言えそうです。
3.居着いた猫に飼い主がいないか考える
近所でお腹を空かせている猫がいるので餌をあげていたら、家の庭などに居着いてしまったということは割とよくあるようです。しかしこれは完全に野良ならばいいのですが、首輪をしていなくても実は誰かの飼い猫であるということもあるようです。
自分の愛猫と言いだせない人もいる
実際に、猫に関する悩み相談においては、近所で自分の猫を野良だと思って居着かせている人がいるのだけれど、本当は自分の飼い猫なので返してほしいと思っている、もしくはそのように言い出せないでいるという悩みを抱えている人もいるようです。
このように悪気はなくても近所の猫を自分の所に居着かせることで、知らずに本当の飼い主さんと猫ちゃんを引き離す結果になっているということもあるので、最初に書いた猫に餌をあげるということも含めて、素性の判明しない猫を居着かせることは避けるべきでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:まる / ♂ / 2歳 / 雑種(ミックス) / 3.5kg
いかがでしたか?近所の猫達と接した時にも良かれと思ってしたことが、実はマイナスに働いていたりするケースもあるようでしたね。
近所の猫でも人懐っこくてこちらに寄ってきた場合、撫でたりして可愛がるのは全く問題ないと思うのですが、完全な野良なのか飼い猫で半野良になっているだけなのか素性が不明な場合、やはり餌をあげたり居着かせたりなどは、もし猫に飼い主さんがいた場合は責任が取れない行動なので避けた方がいいでしょう。
近所で猫を見かけた際は、猫の気持ちを考えることももちろん必要ですが、それ以外にも背景に飼い主さんがいる可能性も想定して、接してあげるとよいのではないでしょうか。