コンビニの駐車場にいる猫にしてはいけないこと3つ

コンビニの駐車場にいる猫にしてはいけないこと3つ

コンビニの駐車場で猫を見かけると、つい可愛がったり可哀想に感じてご飯をあげたりしそうになってしまいますよね。しかし、外で生きる猫のためを思うのなら安易に関わりすぎるのはおススメしません。もし猫が気になるのでしたら責任をもって接することが大切といえるでしょう。

1.安易な気持ちで食べ物をあげる

ご飯を食べる2匹の猫

コンビニの駐車場にいる猫を見て、可哀想に感じて食べ物をあげてしまう、という人は少なからずいることでしょう。私もコンビニの駐車場にいる猫に限らず、街中の厳しい環境で生きる猫を見るといつもご飯や水をあげたくなってしまうので気持ちは凄く分かりますし、こういった気持ちは道徳的な面でいうととても素晴らしい行為といえるでしょう。

しかし、残念ながら安易な気持ち……。その時だけの感情で猫に食べ物をあげるのは、してはいけないこととなります。特にコンビニの駐車場やお店の周りでご飯をあげるのはやめた方が良いといえます。なぜなら

  • ご飯をもらうことに慣れて自分で探さないようになる
  • 他の動物がご飯の食べ残しを食べにくる
  • 猫がその場所に居座る
  • 居座った近辺でトイレをたくさんする
  • お店の周りが不衛生な環境になりやすい
  • お店に迷惑をかける
  • その他さまざまなトラブルが起きる可能性

といったことになる可能性があるからです。その時だけの安易な考えで外にいる猫に食べ物をあげる人の多くは、可哀想になって食べ物をあげるけれどその後の面倒は一切見ない。そういった人が多い傾向にあります。食べ物をあげるということは、その後でオシッコやウンチをするということです。そのトイレの後始末は誰がするのでしょうか?もちろん猫が自分で取り除くことはできませんよね?

猫が居座った時のリスク

例えば、コンビニの駐車場でご飯をもらうことに慣れてしまった猫は、駐車場に居座るようになります。そしてほとんどの場合、トイレもその近辺で行うことでしょう。その場合、お店の周りは不衛生になってしまいますしトイレのにおいもするので、その影響で客足が遠のいてコンビニに迷惑をかけてしまうことになります。

また、誰もトイレの後始末をしない場合は、コンビニの店員が掃除をすることになってしまいます。これって店側からしたらとても迷惑ですよね。最悪の場合お店側は問題を解決するために、保健所に連絡して猫を引き取ってもらうといった対処をする可能性が考えられます。

自分が世話をする責任を持つ

もし、こういった現状を知っても「猫に食べ物をあげたい!」と思った場合は、まずキチンとコンビニ(お店)と話し合って猫にご飯をあげても良いか。世話をさせてもらっても良いか許可を得ましょう。

もちろん、お店から許可をもらえた場合はあなたが毎日猫にご飯をあげたり、毎日トイレの後始末を行ったりして、お店に迷惑をかけないようにしなければいけません。また、いつまでもコンビニの駐車場で世話をするわけにもいきませんから、自分で猫を飼えない場合は同時に里親を募集することも必要といえるでしょう。

また、場合によっては去勢や避妊を行わなければいけないケースも少なからずあると思います。あえて厳しいことをいいますが、これだけ責任をもって世話をする覚悟がないのでしたら、外で生きる猫にご飯をあげるのは止めた方が良いといえます。

2.人に慣れさせる

人に懐いている猫

コンビ二の駐車場でまったりくつろいでいる猫を見ると、つい可愛いと感じて触ってしまうことってありますよね。しかし、こういった行為も基本的にはしてはいけないことといえるでしょう。なぜなら、人に慣れてしまうからです。

野良で生きる猫は人に慣れてしまうと、様々なトラブルにあってしまう可能性が高くなってしまいます。例えば猫が人に慣れてしまうと

  • 悪意のある人にイタズラをされやすくなる
  • 悪意を持つ人に連れ去られやすくなる
  • 人と遊ぼうとしたとき猫が爪でケガをさせることがある
  • その場に居座って近辺に迷惑がられる

といったことが考えられます。

悪意ある人に捕まる悲劇のリスク

人に慣れた猫は簡単に心を許しやすくなるので、悪意のある人に対してもすぐに懐いてしまいやすくなってしまいます。その結果、悪意のある人に連れ去られて酷いことをされたり、最悪命を奪われてしまうことも少なくありません。

こういったトラブルに巻き込まれないようにするために、外の猫は多少人に警戒心を持ちながら生活させるのが望ましいといえるでしょう。ですので、外で生きる猫のことを思うのでしたら、気軽に可愛がって人に慣れさせ過ぎないように接する必要があるといえます。

3.乗り物に慣れさせるのは危険

車に慣れている猫

車やバイクでコンビニに訪れたときに可愛い猫を発見!何度か可愛がっていると猫が自分の車に気づいただけで近づくようになってくれた!そんな経験をもつ人もいるかもしれません。

しかし、そういった行動もしてはいけないことといえます。なぜなら、猫が乗り物に慣れてしまうことで乗りものを警戒しなくなり、車やバイクに近づいて轢かれるリスクが高くなってしまうからです。

自分の行動が原因となって、猫が車やバイクによる交通事故になってしまったらとても哀しいですよね。ですので、猫が乗り物に慣れないようあえて距離をおくことが大事だと思います。

まとめ

車と猫

コンビニの駐車場で一生懸命生きている猫を発見すると、つい応援したくなってしまいますよね。ですが、一時的な感情で関わってしまうと様々な意味で猫のためにならないといえます。

もし、責任を持ってしっかり猫と関わりたい。少しでも幸せにしてあげたいと思うのでしたら、ご自分の家族として迎えてあげるか里親を探すか。もしくは、お店の人と話し合い毎日世話をさせていただくか。といったことをしてあげると良いかもしれませんね。

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