1. 病院に連れて行く
動物病院に行くのを喜ぶ猫は、あまりいません。ほとんどの猫が嫌がることが多いです。なぜなら、見知らぬ場所では緊張してしまう上、犬や他の猫の気配がしますし、知らない獣医師、看護師が近くにいます。
それだけでも十分恐怖なのに、更に検査や治療を施されたらもう猫はパニック状態です。病院に行く前はキャリーに入りたがらなかった猫も、診察後はキャリーが唯一の安心場所とばかりに、すぐ入ろうとするでしょう。
信頼喪失は一時的
そんな怖い場所に連れて行った人間を、一時的に猫が信用しなくなることがあります。病院に連れて行ったら猫がよそよそしくなった、という場合、猫が人間を怖いことをする危険な存在だ、と思っているのでしょう。しばらくして猫の気持ちが落ち着き、人間が変わらず優しく接していれば、また信頼は戻りますので、一時的なものの場合がほとんどです。
2. 虐待
人間から叩かれるケガをさせられたなど、虐待を受けた猫は人間を信用しなくなります。当たり前ですよね。再び人間を信用してくれるようになるまでには、時間がかかることでしょう。優しい飼い主さんと出会ったとしても、心を開くまで近づくとずっとシャーシャー言っているかもしれません。
猫への虐待は絶対にしてはいけません。もちろん、猫にだけではありません。虐待という行為自体この世から消えてなくなってほしいものですね。
3. 捨てる
飼い主さんから捨てられてしまった猫。一体どれだけ傷付き悲しい気持ちになることでしょうか? たとえ捨てられても人間を信じ、保護してくれた人にすぐ懐く猫もいますが、一方で心のバランスを崩してしまう猫もいます。
猫は人間以上に繊細な生き物です。飼い主さんに捨てられたと分かったら、そのストレスは測り知りません。猫を捨てるのは犯罪ですので決して行ってはいけません。
4. 気にかけない
猫を飼っても、「猫は孤独が好きだから」などと勝手に解釈して、猫を全く気にかけないと猫は人間を信じられなくなるでしょう。
ご飯はちゃんと食べられない、トイレ掃除もあまりしてない、水皿がカラカラなど、そんな状態なら信じられなくなるのも当然です。スキがあったら出て行ってしまうかもしれません。
猫はクールに見えて、実は飼い主さんとの触れ合いを望んでいます。猫が構ってほしいと側によってきているのに、無視していたら猫の気持ちはドンドン離れていってしまうでしょう。
5. 捕獲された
猫が捕獲器で捕獲された場合、その恐怖からか人間を信用しなくなる場合があります。野良猫を捕獲する場合は仕方ないこともありますので、捕獲した後に適切なケアを行う必要があるでしょう。
余談にはなりますが、野良猫を保護したい場合は素手ではなく、捕獲器の方が安全に保護できます。素手だと慣れている野良猫でも、攻撃される危険性がありますのでオススメできません。
捕獲器は動物病院や動物愛護センターなどで借りられることがありますので、問い合わせてみると良いでしょう。
まとめ
猫が人間を信じられなくなる理由、仕方のないものもあれば、絶対にやってはいけないものまで様々です。
猫と人間が幸せに過ごすには、信頼関係が欠かせません。猫が信頼してくれるように、優しく接していきたいですね!!