猫のボランティアの私たちにできる活動について

猫のボランティアの私たちにできる活動について

大好きな猫たちを少しでも助けたい...日々活動する猫たちのボランティアさん。でもボランティアってどんな活動をしているのでしょう?私たちにできることは何かあるのでしょうか?今回はその活動を少しだけご紹介します。

猫のボランティアの様々な活動

餌やり

猫のボランティアといっても様々な仕事があります。
大きな保護施設なら実際に猫たちの面倒を見るボランティアはもちろん、様々な連絡や備品管理など事務作業を行うボランティア、また多頭崩壊した現場へ出向いて猫たちを丸一日かけて保護するようなボランティアなど、内容は違えど猫たちに助けの手を差し伸べるにはどの仕事も欠かせないものばかりです。

こうして書くとどの仕事、ボランティアもとても大変で、私たちの日常生活の中からは気軽に手を差し伸べられないのではないかと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。私たちにもできる猫のボランティアがあるんです。

猫の「ミルクボランティア」

ミルクを飲む猫

非常に残念な話ですが、殺処分される猫の大半は子猫だとも言われています。
この子猫たち、とても可愛いのですが同時にその面倒を見るのは大変なことでもあります。既に様々な事情を抱えた猫たちでいっぱいの保護施設では到底面倒を見きれない...そんな時に大活躍するのがこの「猫のミルクボランティア」です。

猫のミルクボランティアとは授乳や排泄など、まだまだ人の手が必要な子猫たちを一週間〜数週間に渡って自宅で預かり、面倒を見る猫のボランティアのこと。

ほとんどの場合は保護団体などから委託という形で引き受けることが可能ですが、その際依頼元の保護団体などが定めた決まり(体重測定を毎日行うなど)があり、応募条件を確認する必要があります。
それぞれ短期間ではありますが、その猫の一生に関わる一番大切な時期を一緒に過ごすことになりますので、猫たちにとっては非常に重要なボランティア活動のひとつといえるでしょう。

「物資支援」という形の猫ボランティア

キャットフード

今猫を飼っている方でも気軽に参加できるボランティア活動、そのひとつが「物資支援」という形で猫の為になるボランティアです。

例えば、猫を飼っていると何らかの事情でフードを切り替える必要があったり、購入はしたものの使う機会のないものがあったりしませんか?そういった時に未開封のフードや不用品をただ処分するのではなく、物資支援ボランティアという形で猫たちに生かすことができます。

そのまま保護団体の備品として使われる場合もありますし、中には集まった物資を施設内で中古品として販売し、その収益を猫たちの保護活動費として充てている団体などもあります。各団体で必要とされている物資の条件は様々ですので、ぜひ一度検索してみてくださいね。

最高の猫ボランティア...「里親になる」という選択

抱っこされる猫

新しく猫をお迎えする場合、ペットショップなどで購入することだけが手段ではありません。

ボランティア団体などに大切に保護された猫たちを家族としてお迎えすること、それも立派なボランティアのひとつです。1匹の猫が正式に家族としてお迎えされることで、ボランティア団体でまた別の新しい猫を保護することができるのです。

現在子猫から成猫まで実にたくさんの猫が里親さんとの出会いを待っており、また全国各地で実際に猫たちと対面できる里親会が開催されています。里親会では人間同士もまったく知らない者同士の出会いになるため、里親になる側にどうしてもいろいろな条件が提示されることになってしまいますが、それは里親に出す猫も同じこと。お迎えしてくれる家族にたくさん可愛がってもらえるよう、実に様々な方からたくさんの愛情とお世話を受けて里親に出されます。

またほとんどの猫のボランティア団体では、初めて猫を飼うことを伝えると非常に丁寧にいろいろなことを教えてくれますので、新しく家族として猫をお迎えする場合にはぜひ里親になることを検討されてみてはいかがでしょうか。

猫のボランティアについてのまとめ

見上げる子猫

私事になりますが、実は筆者宅の猫も里親としてお迎えした子です。生まれてすぐに保護されてから3年間、なかなか里親さんが決まらずに保護主さん宅にいた子で、我が家との出会いは本当に奇跡といえる状況でした。保護主さん宅にはたくさんの保護猫がいる様子でしたが、どの子も非常に大事にされており、里親が決まると引き渡し日の前日夜に「それまで面倒見た子をお別れするのは寂しいけれど、みんなでおやつを食べてお祝いパーティーをするの」とおっしゃっていたのが印象的でした。

ほんの小さな猫のボランティアだと思えることも、保護やお世話など猫のボランティア活動に本格的に携わっている方にとっては非常に大きな力になります。猫のボランティアについて考えて「これだったらできるかな?」というようなことに出会ったら、どんなに小さなことでもためらうことなく手を差し伸べてみてくださいね。

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