猫の目の不思議な魅力

猫の目の不思議な魅力

宝石のような猫の瞳は、とても神秘的で美しいですね。猫の種類によって目の色にも違いがあります。猫の目の色は何種類あるのか?どうして色が違うのか?など、猫の目の不思議な魅力について解説します。

宝石のような猫の瞳

横向きの猫

国内・国外ともに相変わらずの猫ブームで、猫の魅力にとりつかれる人が年々増えています。猫のどういうところが好きか、人それぞれでしょう。ふわふわの毛、しなやかな動き、ツンデレな性格、猫の魅力はてんこ盛りですよね。

猫の代表的な魅力の一つとして、宝石のような美しい瞳があります。キャッツアイという宝石の名前にもなっている猫の瞳には、不思議な魅力が存在していると思いませんか?猫の目の不思議な魅力について、解説します。

猫の目の色の種類

猫の目の色は、大まかに分けると「青」「緑」「黄色」「褐色」の4種類です。そこからさらに細かく分けると「サファイアブルー」「ブルー」「アクア」「グリーン」「ヘーゼル」「イエロー」「ゴールド」「オレンジ」「カッパー」「オッドアイ」の10種類になります。猫は生後1年までは目の色が定着しないので、色がコロコロと変わります。猫の目の色の変化を楽しめるのも、飼い主の特権の1つといえますね。

猫の目は変化する

仔猫のキジ猫

仔猫の瞳はキトンブルー

猫の目の色は、メラニン色素の量によって決まります。しかし生まれたての仔猫は、メラニン色素が定着していないため同じ色をしています。仔猫の瞳の色は「キトンブルー」と呼ばれるグレーががかった青色で、一般的にどの仔猫も似たような「キトンブルー」の瞳が特徴です。

成長とともに目の色が変化

大人のキジ猫

成長とともにメラニン色素が沈着して、目の色にそれぞれ変化があらわれます。だいたい生後2か月~6か月の間に、色の変化があらわれるようです。メラニン色素が薄い猫は透明感のある薄い色に、メラニン色素が濃い猫は深みの濃い色になるようです。

 遺伝的要素も関係する

猫の目の色は、遺伝的要素が大きく関係します。ヨーロッパがルーツの猫はブルーやグリーンが多く、和猫タイプはイエローやブラウンが多いようです。これには理由があり、ヨーロッパは日光があまり当たらない地域が多く、そういった地域がルーツの猫はメラニン色素細胞が少ないことから目の色が薄くなったようです。

日本は日光が当たらない地域ではないので、日本原産の猫はメラニン色素細胞が多いことからイエローやブラウンといった褐色系の目の色が多いと考えられています。雑種の場合は様々なタイプの猫の血が混ざっているので、一見すると和猫タイプでも緑や青といった薄い色の瞳になることもあります。様々なカラーが存在するのも、猫の目の不思議な魅力ですね。

オッドアイとは?

オッドアイとは、左右の瞳の色が違うタイプのことです。オッドアイは白猫に多くみられますが、事故や病気といった後天的にオッドアイになるケースもあります。オッドアイは神秘的で美しいことから「幸福の使者」や「神の使い」と呼ばれていますが、ブルーの目の方の耳が難聴になりやすいようです。オッドアイの白猫を見かけたら、難聴のことを踏まえて優しく接してあげましょう。

まとめ

上向きの猫

宝石のように美しい猫の瞳を眺めていると、思わず吸い込まれそうになります。角度や日の当たり方によっても色が変化する猫の瞳は、見ていて飽きません。仔猫を迎えたら、どんな色の瞳になるのかも楽しみの1つです。猫を見かけたら瞳の色からルーツを考えて、想像力を膨らませましょう。

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