遊びに工夫を!より楽しく遊んでもらうために
猫の遊びには
- 運動不足の解消
- ストレス発散
- 飼い主とのコミュニケーション
などの意義があります。
“ただ遊ぶ”だけでなく、上記の内容を意識して猫にとってより良い時間となるよう工夫していきましょう!
工夫① 音の鳴るおもちゃで遊ぶ
音の鳴らないおもちゃと鳴るおもちゃでは、猫のくいつきが違います!視覚と聴覚、ダブルの刺激でより一層猫の興奮が高まるようですね。
音の鳴るおもちゃのなかでも、鳥の羽ばたくような音が鳴るおもちゃは普段おもちゃに興味のない猫でも興味をひきます。音が鳴らないおもちゃであっても、わざと床や壁とこすり合わせてカサカサという音を鳴らすと猫の反応も大きくなります。
猫には狩猟本能があるので、小動物が物陰に隠れているような感覚で遊んであげるといいかもしれません♪
工夫② 這う系、跳ぶ系を使い分ける
猫は上下運動が得意であるというイメージがありますが、なかにはそうでない猫もいます。そのような跳ぶことが苦手な猫は、空中でキャッチするような遊び方は向いていません。
また横着とみてとれるような猫は、おもちゃが遠い場所にいけば遊ぶのを止め、空中キャッチなどの難しい遊びにはすぐ諦める傾向があります。
よって、ダイナミックな動きではなく、小刻みにおもちゃを動かすように意識してみてください。“猫が移動をしたらおもちゃも少し移動させる”を繰り返しながら、トータルの運動量を増やすことを考えましょう。
工夫③ 隠れる場所をつくる
猫の遊びは狩りの模倣のようなものです。猫が狩りをするときには、背を低くして草陰に身を潜めながらゆっくりと獲物に近づきます。
“見つからないように”、“隠れながら”というのがポイントで、身を隠せる場所があればより狩りに近い状況をつくり出すことができます。本能が掻き立てられれば、猫もより遊びを楽しむことができるでしょう。
猫にとって隠れる場所は、テーブルの下であったり、棚などの物陰であったりいろいろです。このような家具を利用するのもいいですが、遊ぶときには猫ハウスやキャットトンネルを近くに持ってきたり、ダンボールを準備するのもいいかもしれません。
工夫④ 日用品で手作りおもちゃを作成する
猫は売っているおもちゃでなくても、意外なもので遊んだりします。むしろそっちのほうが好き!という猫もいます。例えば、輪ゴムや消しゴム、毛糸などの小物です。
そこにあったはずなのにいつの間にか無くなっている!と思ったら猫が遊んでいたということも・・・。そんな猫には、日用品を使ったおもちゃを作成してみましょう。
ビニール紐を束ねてシャラシャラと音を立ててみる、新聞紙を丸めたものを紐に繋げて這わせてみるなど。今までにないおもちゃを見て「なんだこれは~!」と新鮮な気持ちで遊べることでしょう。
工夫⑤ 疲れない程度に遊ぶ
猫が遊ぶ時間の目安は10~15分だと言われていますが、年齢や体力によってその時間は変動するでしょう。疲れない程度に遊ぶのは基本で、猫が“少し足りない”と思うくらいがいいでしょう。
人も同じように満足をしてしまえばすぐに飽きてしまうものです。次回への楽しみを少し残して、飽きがこない遊び方をしましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ぽんず / ♀ / ミヌエット / 1kg
猫にとっての遊びの意義は、運動、ストレス発散、飼い主とのコミュニケーションがあります。これらを充実させるためにも遊び方の工夫は重要です。
飽きが早い、横着な猫には本能を掻き立てるような遊び方や、他にない新鮮な遊びを実施するとよいでしょう。猫にとっての楽しい遊びで、心身ともに健康な日常の基盤をつくりましょう!