売れ残った猫の行き先は?ペットショップや繁殖業者の現状

売れ残った猫の行き先は?ペットショップや繁殖業者の現状

ペットショップや繁殖業者で販売されている猫は必ずしも皆買い手が見つかるとは限りません。売れ残ってしまった猫は最終的にどうなってしまうのでしょうか?販売業者の隠された現状をお伝えします。

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売れ残った猫はどこに連れて行かれるの?

見つめる猫

1.また別の販売先へ連れて行かれる

売れ残った猫の行き先は、販売しているペットショップや繁殖業者によって大きく異なります。例えば動物をあくまでも商品として扱う販売業者は、利益を得るために別のお店に連れて行くことがよくあります。

数か月売れ残った猫は同じお店に置いていても貰い手が見つかりにくいので、新しいお客さんに気に入ってもらえるよう別の店に連れて行くのです。

では、何度も別のお店で販売しても、売れ残ってしまった猫はどうなるのでしょうか。運が良いと成猫になってもずっとお店に置いてもらったり、譲渡会を開いて飼い主を探したりしてもらえることもあるのですが、酷い業者の場合だと動物実験用に売られたり、繁殖用として売られることが多かったりするそうです。

また、食事代や世話代がかかるという理由で、処分する業者もなかにはいるそうです。なんとも酷い話ですね……。

2.譲渡会を開いて新しい家族の元へ

ケージから見つめる猫

売れ残った猫を何とか幸せにしてあげたい。そう思って色々な試みをしているペットショップや業者も少なくありません。例えば、売れ残った猫がある程度の大きさになると、愛護団体と協力して譲渡会を開き、猫の飼い主を見つけようと活動する販売業者も少しずつ増えてきているそうです。

また、優先的に買い手が見つかるように、破格のお手頃価格に変更して販売したり、売れ残った猫を無料にして、貰い手を探す店もなかにはあるそうですよ。

ペットショップで働く人たちの多くは動物好きな人が多いので、売れ残った動物が幸せになって欲しいと思いながら、精力的に頑張ってくれているのでしょうね。なかには店員自ら猫や他の動物を引き取る場合もよくあるそうです。

3.愛護団体に引き取ってもらう

ケージから見つめる猫

愛護団体で保護してもらう猫も数多くいます。これは、ペットショップ側からお願いして保護してもらうというよりも、愛護団体がペットショップや繁殖業者の現状を見て、やむを得ず保護しているといった方が良いかもしれませんね。

愛護団体は基本的にボランティアで行っているので、寄付や自分たちのお金で猫たちのフード代や病院代、世話代などを負担しています。ですので当然保護できる数に限りがあり、売れ残った猫を保護したくても保護できない場合も少なからずあるそうです。

近年では、保護猫カフェや保護犬カフェなどを運営して収入を得ている愛護団体も増えてきていますが、それでも可哀想な猫すべてを保護しきれないというのが現状だそうです。

私の個人的な意見としては『動物が売れたら儲けもの。売れなかったら愛護団体に引き取ってもらえばいい』といったペットショップや繁殖業者の無責任で身勝手な行動と考えに、怒りを感じずにはいられません。

4.引き取り屋に渡す

キャリーケースのなかの猫

売れ残った猫を、引き取り屋に引き取ってもらうペットショップや、繁殖業者もなかには入るそうです。引き取り屋というのは、お金を受け取って動物を引き取る業者のことをいいます。

以前は売れ残った猫たちを保健所に連れて行っていたそうなのですが、動物愛護法が改正されてからは保健所で引き取ってもらうことが出来なくなったため、引き取り屋に売れ残った動物を引き取ってもらうペットショップや、繁殖業者が増えているのだとか。

引き取り屋に引き取られた動物たちは、転売されて飼い主が見つかることもありますが、ほとんどの場合とても悲しい運命を辿ることになります。酷い場合だとご飯をもらえず、とても過酷な環境に閉じ込められることもあり、命を亡くしてしまうケースも少なくないそうです。

まとめ

ケージの中の猫

今回は売れ残った猫の行き先についてお伝えしました。私は売れ残った動物がどうなるのか大まかには知っていましたが、今回記事を執筆させていただくために改めて詳しく調べてみたら、想像していたものよりもはるかに過酷で悲惨な環境、そしてとても悲しい結末を迎えてしまった動物が数多くいたことに心が凄く痛みました。

私たち人間は猫のみならず、たくさんの動物が人間の身勝手な行動で不幸な運命を辿らずに済むように、社会を変えていく必要があるといえるでしょう。

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