酷い風邪ひきの子猫との出会い

酷い風邪ひきの子猫との出会い

ボランティアで犬や猫の預かりをしていますが、ある日動物病院に行った際に保健所で保護されて診察に来ている子猫と出会いました。保護された時は風邪の症状がとても悪くて、熱も高いようでした。更に、保護された時にはすでに風邪の影響で片目が壊死していたのです。そんな子猫を我が家に引き取るまでのお話です。

片目が壊死した子猫との出会い

布団の上で寝ている

月に数回動物病院へ犬と猫のために通っていますが、ある日、偶然保健所で保護された子猫に出会いました。普段はあまり気にも留めないのですが、その日は私も猫を連れていたので、何となくその子猫が入っているキャリーをのぞき込んだりしていたのです。

キャリーの中でニャーニャーと鳴いていたのですが、良く見てみると片方の目(眼球)が見当たりませんでした。まだ、生後2か月くらいの子猫です。その目は痛そうには見えなかったのですが、詳しく聞いてみると、保護された時にはすでに、片方の目だけ壊死していたそうです。

子猫が風邪をひいて症状が重くなると目が壊死する時があるとは聞いていましたが、実際にその子を見た時は、胸が締め付けられるような思いがしてきました。熱もあるようで、時々くしゃみもしています。ただ、顔を見てみると子猫のしぐさがとてもかわいらしく見えました。

偶然にもその子猫を我が家で預かりました。

子猫の預かり先を探されていたボランティア団体から我が家に1匹の子猫がやって来ました。預かる際特に手がかかるとか、かからないとかはあまり気にしないで預かるようにしています。その子猫はすでに離乳は済んで、ドライフードを食べているとの事でした。

そこで我が家にやって来た子猫は先日動物病院で見かけた片目が壊死した子猫だったので、驚きました。風邪の症状はまだ少し残っていたのですが、身体は少しふっくらとして体重も増えているようでした。そしてその日からその子猫との生活が始まったのです。

子猫との生活

片方の目が見えていないので、部屋の中を歩き回ったりご飯を食べたり、トイレを上手に使えるか…いろいろ気を使いましたが何も心配することはありませんでした。トイレの失敗は一度もありませんし、ご飯も上手に食べることができます。部屋の中で高い所に登ったり玩具を追いかけまわしたりと、普通に生活できていました。

その子猫を我が家の猫として引き取りました。

預かって、1か月くらいでその子猫は別の団体への譲渡が決まっていました。その引き渡しが数日後という時に、動物病院で偶然出会い、更に偶然にも我が家で預かることになったので、何か縁を感じずにはいられなかったのです。そこで預かりではなく我が家の猫として手続きを経て引き取りました。

我が家での生活

カラーを付けている

引き取ってもくしゃみと鼻水の風邪の症状は暫く続きましたが毎日元気に過ごしています。壊死した目はそのままで時々目薬を点していたのですがあまり思わしくありませんでした。そこで、そのままにしておくよりは眼球を摘出してきれいにした方がいいとの事で手術をしました。

今、少し開いていたような目は閉じたままになっています。カラーの生活は10日ほど続きますが、2日もするとその生活にも慣れて、普段の動きに支障はないようになってきました。

まとめ

2匹で寝ている

預かりから我が家の猫として迎えたのは初めてでした。あの日動物病院で出会わなければ、預かりの猫として我が家にやってきても普通にそのまま別の団体へ渡していたことでしょう。今では、すっかり我が家の猫として毎日楽しく暮らしている姿を見れることは、とても嬉しく思います。あの時、決断して本当に良かったです。

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