猫の『ひげ』に隠された能力4つ

猫の『ひげ』に隠された能力4つ

猫の顔には、立派な「ひげ」が生えています。このひげ、実はすごい能力があるの、ご存知ですか?猫のひげは、ただ生えてるだけじゃないんです!!猫のひげの真実、探って行きましょう。

1. 空気の動きを捉える

斜め横を向く猫

猫のひげは、非常に微細な空気の動きを、捉えることができます。実は猫のひげは、皮膚の外に出ている部分も長いですが、皮膚に埋まっている部分もかなり長いのです。

それが神経に繋がっていますので、微妙な振動を敏感に察知することができます。猫が寝ている時、音を立てていないのに近くに寄ると目を開けるのは、ひげで空気の動きを捉えているからです。

猫には全て、お見通し…ということでしょうか?微細な空気の動きを感知することで獲物の動きを察知して、狩りの成功に役立てているのです。

2. バランスを取る

木の塀を歩く猫

猫がひげでバランスを取っている話は有名ですね。猫のひげをカットすると平衡感覚が鈍ってしまい、フラフラしてしまいます。決して不用意に切らないようにしてあげてください。

いわばひげは猫にとって、レーダーのような役目を果たしている訳です。猫は視力がそれほど良くない分、ひげで周囲の状況を把握するのを助けているのでしょう。

人も暗闇で歩くのは恐怖を感じます。猫のひげを切るとそれと同じような状況になってしまう為、不安になってしまうでしょう。治療などでどうしても必要な場合を除き、猫のひげは切らないようにするのがベストです。

3. 体が通れるかを確かめる

下から見上げる猫

ひげによって、狭い隙間が通れるかどうか判断しています。ひげが当たらなければ通れる!という基準のようです。

ただ、標準体型の猫はその判断でOKなのですが、肥満体型の猫はひげ基準で通れると判断しても、実際体が通らないことがあるのだとか…。精巧なひげも、完璧とは言えないようです。

4. 目の保護

メガネをかけた猫

猫のひげは、神経を通してまぶたと繋がっています。ひげに刺激を感じるとまぶたを閉じることで、目を保護しているのです。そう言われてみれば、猫を撫でようとひげに指が触れると、猫は目を閉じることが多いように思います。

また、ひげが小さなゴミを吸着して目に入るのを防いでいます。猫のひげって、意外と便利なのですね!

まとめ

トフィ

猫のひげはただ立派そうに生えているだけではなく、猫の活動にとって非常に重要な役割を果たしています。当たり前ですが、お飾りではないのですね。

遊び半分で引っ張ったり、切ったりは決してしないでください。ひげがなくなると不安を感じて、元気がなくなってしまうこともあるようです。猫の健康の為にも、ひげにはノータッチで行きましょう!!

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