猫は叱られてることをほとんど理解していない
結論から先にお伝えしますと、猫は飼い主に叱られても、それがいけないことだとちゃんと理解できていないそうです。
例えば「テーブルの上に乗ったらダメだっていったでしょ!」と説明しながら叱っても、愛猫は「何をいっているんだろう?」くらいにしか感じていません。また、家具の上にのぼったり壁を爪でガシガシするのは、猫にとって当たり前の行為となり本能となるので、猫にはそういった行動が『ダメなこと』だと理解するのはとても難しいといえます。
大声で叱るのは危険
ちなみに、大声を出して叱った時に猫が「ごめんなさーい!」と言わんばかりの勢いで行動を止めたり、どこかに逃げていくことがあったりしますが、それは叱られているのを理解してダメなことを止めたのではなく、大きな声に対し恐怖や不安を感じて避けるために行動を止めたり、逃げたりしているといえます。
何度も大きな声で叱っていると、愛猫が「この人怖い……」と感じ信頼関係が崩れてしまう危険性がありますので、なるべく怖がらせないで叱ることが大切といえるでしょう。
ダメなことをして気をひこうとしてくる時は
もし、愛猫があなたの気を引こうとしてイタズラをしたり、テーブルの上に乗って「構って~」と鳴いた時は、叱るのではなく無視をする方が効果的といえるでしょう。猫は頭がとても賢いので構ってほしいと思っている時に無視をすると、「こうすると飼い主に無視をされる」「この方法じゃ飼い主の気を引けない」と学習し、自然とダメなことを止めてくれることがよくあるそうですよ。
猫を叱る時は嫌なことが起きると思わせる
猫は叱られていることをほとんど理解することはできませんが、「これをすれば嫌なことが起きる」と感じることはできます。ですので、ダメなことを辞めさせたい場合は、叱るのではなく愛猫が苦手に感じることをダメなことをした直後に行うと効果的だったりします。
天罰方式で理解させる
例えば、上って欲しくない場所に愛猫が上った瞬間、霧吹きなどで水をかけて驚かせる。何かしらの音を出してビックリさせる。といったことをすると、「この場所に上ると嫌なことが起きる」と猫が学習し次第にその場所に近づかせないようにすることができるそうですよ。
このようにダメなことを辞めさせたい場合は、辞めさせたいことと苦手に感じることを繋げるようにしましょう。少し根気がいるかもしれませんが、少しずつダメなことをしないようになってくれることと思いますよ。
まとめ
今日のねこちゃんより:ノキア / ♂ / 3歳 / キジシロ / 5.8kg
猫は基本的に叱られてもそれを理解することができないといえます。ですので、いくら言葉で説明しながら叱ったとしても、ほとんど効果が無いといえるでしょう。
ただ、猫は「嫌なことが起きる」と学習することでダメなことをしなくなりやすいので、そういった猫の性質を利用すると、上手くしつけることができるといえそうですね。