1. トイレハイ
猫がトイレの前後に、ダッシュする、鳴く、うなり声をあげる、ジャンプする、一生懸命爪とぎをするなど、急にテンションが高くなることがあり、トイレハイと呼ばれています。猫のテンションが高くなったと思ったらトイレに入っていった、トイレからでてきたら急に猫が走り出した、という姿を見た飼い主さんは、多いのではないでしょうか?
猫にとってトイレ中はとても無防備な状態です。そんな状態でトイレができた安心感や縄張り意識などから、ハイテンションになってしまうようですが詳しいことはわかってはいません。ただ、トイレをして砂もかけずに飛び出してしまうときは、トイレの形や砂が気に入っていない場合があります。
2. 深夜ハイ
夜になると猫がダッシュしたり、高い場所へ勢いよく登ったりハイテンションになることがあります。「猫の運動会」と呼ばれる行動です。就寝中の飼い主さんの上を走ったり、飛び降りてきたりすることもあり、睡眠不足に悩むこともありますよね。
多頭飼育の場合は追いかけっこになるため、とても騒がしくなってしまうこともあります。深夜のハイテンションは、猫がトイレに行きたいと感じることがきっかけとなる場合があるようで、20分くらい続きます。
また、夜中の運動会は若い猫がすることが多く、体力があり余っていることや、狩猟本能から獲物を狙いやすい時間帯であるため、走り回ってしまうようです。なので、寝る前に飼い主さんが猫と遊んであげると、おとなしく寝てくれる可能性が高いです。ただ、夜中に騒いだときに飼い主さんがかまってくれたことを猫が学習して「騒げば相手をしてもらえる」と思っている場合もあります。
3. 早朝ハイ
明け方の薄暗い時間に走り回ったり、鳴いたり、ハイテンションになることがあります。お腹が空いている、寂しいから飼い主さんに起きてほしいという気持ちもあると思いますが、薄暗い時間帯は猫が狩りをするため、本能的にハンターのスイッチが入ってしまうのでしょう。飼い主さんとしては、早朝に起こされてしまうので困ってしまいますよね。
4. 遊びハイ
おもちゃで遊んでいるときや、猫同士のじゃれ合いや追いかけっこをしているときに、ハイテンションになってしまうことです。興奮して遊んだり、しっぽの毛がボワッと逆立ったりすることもあります。新しいおもちゃを気に入ったときにもハイテンションになります。
猫がおもちゃで遊ぶのは、狩りをするのと同じことです。狩猟本能が刺激されてハイテンションになってしまうようです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ベル / ♀ / 黒猫 / 2.6kg
猫が突然ハイテンションになって走り回る、というのは猫あるあるではおなじみですよね。トイレの前後、夜中、早朝、遊んでいるときなどに、ハイテンションになることが多いようです。
猫らしい行動ではありますが、夜中や早朝は飼い主さんが眠れずに困ってしますし、壁やカーペットなどが傷むほど激しく動き回る猫もいます。愛猫がどんなときにハイテンションになるのか、観察してみてはいかがでしょうか?