猫が機嫌を損ねてしまう理由
猫はとっても繊細な生き物で、機嫌が良いかと思ったらいきなり不機嫌になったりと、接し方にも細かな配慮が必要です。まずは猫がどんなときに機嫌を損ねてしまうのかを知りましょう。
飼い主が構いすぎる
猫は基本的にあまり構われるのを好みません。無理強いをしたり、しつこく触ったりすると「もういいからっ!」とフイッと機嫌を損ねてしまうことも多いでしょう。
嫌いな音や匂いがする
猫の聴覚や嗅覚は人の何倍も鋭いため、私たちが感じない音や匂いも敏感に感知します。それが猫にとって不快な音や匂いであった場合は、不機嫌になってしまったり普段と異なった様子がみられることがあります。
病気や怪我の影響
体調が悪い場合にも、香箱座りをしてじっと動かなかったり、なんだか機嫌が悪いようにみえることがあります。また自分の身体を守ろうとして攻撃的になることもあります。ご飯を食べないなどの機嫌以外にも変わった様子がある場合には病気や怪我を疑いましょう。
飼い主がするべき良い対応
上記の理由を踏まえて、どのように猫と接したらよいかをご紹介します。
1. 猫の様子をみてみる
猫に構いすぎが原因の場合、すこし距離を置き様子をみてみましょう。猫にはひとりで過ごすゆっくりとした時間が必要です。しばらくすると機嫌は収まり、再び「触って~」と甘えてくるでしょう。このとき、また機嫌を損ねてしまわないよう“構いすぎない”をポイントに触ってあげるといいですね♪
2. 猫の安心できる場所を作る
猫にとって不快な音や匂いを感知している場合は、不安感を取り除くためにも静かで安心できる場所を作ってあげましょう。猫は狭く少し暗い場所を好むので、ダンボール箱や猫用ハウスを工夫して猫にとって安全な場所を確保してあげるといいですね。
3. 爪とぎやキャットタワーでストレス発散
機嫌が悪い状態が続いてしまうと、それは猫にとってもストレスとなってしまいます。ストレスを溜めないためにもそれを発散できるよう爪とぎや運動のできるキャットタワーなどを準備してあげましょう。そうすることで猫の機嫌も早く収まることが期待できますね!
4. 体調が悪い場合は病院へ
機嫌が悪いだけでなく触ると攻撃的になったり食欲が落ちるなどの様子がみられたら、病気や怪我を疑い病院を受診しましょう。猫も人間の赤ちゃんのように言葉で訴えかけることができません。不機嫌なのはなんらかのサインである可能性もあるため、見過ごさないようにしましょう。
飼い主の悪い対応
猫の機嫌を損ねてしまった場合に、機嫌をとろうと余計に構ってしまうのは逆効果です。猫がより不機嫌になりそのことがストレスになりかねません。そして様子をみるというのは放置することとは異なります。病気や怪我をしている可能性もあるので、猫の行動には十分に注意して観察してあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:なこちゃん / ♀ / MIX / 2.8kg
猫が不機嫌になる理由には、構いすぎ、不快な音や匂い、病気や怪我などがあります。これらを踏まえて、猫がストレスとならないように、構いすぎずに様子をみることや安心できる場所を作る。また、ストレス発散できる環境を作る、行動を注意深く観察し、病気や怪我が疑われる場合には病院を受診することが適切な対応だと考えられます。
猫とよりよい生活を送るために、それぞれ対応策を工夫しながら実践してみましょう!