静か
猫は騒がしい環境よりも、静かな環境を好みます。ですから、いつもわちゃわちゃしていて騒がしい飼い主さんよりも、落ち着いて静かに過ごす飼い主さんの方が猫にとっては良いのでしょう。
一般的に猫は、動きが激しい子供よりも、落ち着いたお年寄りの方が懐きやすいようです。もちろん個体差があり、子供でも優しく受け入れてくれる猫や一緒に遊ぶ猫もいます。
ですが、大きな音や予測不可能な大きな動きなどには怯えてしまう面がありますので、なるべくなら静かな環境を整えてあげる方が、猫にとってはストレスになりにくいでしょう。
いつも一緒にいてくれる
猫って自立しているように見えて、実は結構甘えん坊だったりします。あまりにベタベタな関係は好まない傾向にありますが、適度に飼い主さんと接することは必要としているのです。留守番ばかりよりも、飼い主さんが一緒にいてくれた方がいい!きっとそう思っているはずです。一緒にいると言っても、いつもベタベタしているのが良いというわけではありません。
猫が1人の時間を過ごしたい時は、ただ側にいるだけで良いのです。飼い主さんの存在を感じていることが猫には安心材料となるでしょう。と言っても現実的に四六時中猫と一緒にいるのは難しいので、留守番してもらった時はたくさん構って濃厚な時間を過ごすなど、フォローしてあげると良いでしょう。
気持ちを尊重してくれる
猫は気まぐれな生き物です。撫でてと寄ってきたかと思えば、満足すれば素っ気なくどこかへ行ってしまう…。飼い主さんが構い時でも、気分が乗らなければ無視…そんな猫の変わりやすい気持ちを尊重してくれると、猫は喜ぶでしょう。
これがもし人だったら、「アイツ何なの?」と文句を言われてしまいそうですが、仕方ありません、猫ですから。
嫌なことをしない
猫が嫌がることをしない飼い主さんが、猫が思う「良い飼い主さん」ではないでしょうか?猫が嫌がること…。例えば、大きな音を頻繁に出したり、しつこく構ったり、そんな感じでしょうか。その他にも、トイレをキレイにしてくれない、来客に無理やり会わせようとする、などが挙げられます。
猫はストレスに弱いので、嫌がることを繰り返していると、体調を崩してしまう可能性があります。十分注意して、猫が嫌がることは、しないように心がけましょう。
食べ物を好きなだけくれる
美味しいご飯やおやつを好きなだけくれる!そんな飼い主さんが、猫にとっての理想かもしれません。あくまでも「猫にとっては」です。
猫が欲しがるだけ食べ物をあげていたら、間違いなく猫は太ってしまうでしょう。そうなれば病気にかかりやすくなりますし、体は重くなるしで良いことはありません。
いくら猫にとっては良い飼い主さんでも、本当の意味で良い、とは言い難いのではないでしょうか?猫が太らないように食事管理を行うのも、飼い主さんの重要な役目です。猫のご機嫌を取ろうとして、必要以上に食べ物をあげるのは絶対にヤメましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:なつ / ♂ / 3歳 / 雑種(ミックス) / 5.9kg
猫のことを本当に考えて、猫の立場になって考えられる…そんな飼い主さんが、猫にとっていい飼い主さん、なのではないでしょうか?
いくら猫が喜ぶからと言って、猫の為にならないことをしていたら、いい飼い主とは言えません。ご自身が猫にとってはどんな飼い主なのか、たまに考えてみると良いかもしれませんね。新しい飼い主像が思い浮かぶかもしれません。