1. 歯の生え変わり時期
子猫の場合、生後3ヶ月頃から歯の生え変わりが始まります。人と同じで、乳歯から永久歯に生え変わるのです。生え変わりの時期は、歯がムズムズ…。あらゆるものを噛んで、そのムズムズを落ち着かせようとします。
飼い主さんの手も、例外ではありません。歯がムズムズしている時、ちょうど飼い主さんの手が側に来たから噛んで落ち着かせようとしたのかも…。子猫には飼い主さんの手ではなく、噛んでも良いおもちゃなどを与えてあげましょう。
2. ヤメての合図
猫を撫でていると、どこかで猫が「ナデナデもういいや」というポイントが来ます。その時、猫は耳を伏せたりしっぽをバタバタしたりして「そろそろ、ヤメていいよ」ということを伝えています。
甘噛みも、その一環。「もう撫でなくていいよ。」と伝えたい時に、甘噛みをして知らせているのです。猫の「もういいよ」サインが出た時は、速やかに終わりにしましょう。気がつかずにしつこく撫でていると、猫からの痛い注意が飛んでくるかもしれません。
3. 獲物だと思っている
飼い主さんの撫でる手を、獲物だと勘違いした可能性も。猫は動いているものを見ると反射的に反応してしまいます。通常は飼い主さんの手などには噛み付きませんが、とっさのことだったりすると勝手に体が動いてしまう場合もあります。
くれぐれも猫に引っ掻かれないよう、日頃から猫の爪はカットしておきましょう。
4. じゃれてる
ただ単に、じゃれてる場合もあります。飼い主さんと遊びたいのでしょう。手で遊ぶとふとした時に牙や爪などが当たってケガをすることがありますので、なるべくおもちゃで遊ぶようにすると良いでしょう。
猫との遊びは、良い絆作りになります。猫の運動不足も解消されますし、狩りの満足感も得られて良いことずくめです。時間を取って遊んであげてください。
5. スキンシップ
猫にとって甘噛みは、母猫や兄弟猫に対するスキンシップの意味があります。飼い主さんに親密さを抱いている時、スキンシップの意味で甘噛みすることがあるのです。
これは猫からの愛情表現と思って良いでしょう。もし甘噛みが痛い時は遠慮なく「痛い!」と教えてあげましょう。猫が力加減を覚える、良い教訓となります。
まとめ
猫が甘噛みする理由は色々あります。その状況に応じて、なぜ甘噛みするのか判断しましょう。意外な猫の気持ちが浮き彫りになってくるかもしれません。