『猫はこたつで丸くなる』これって本当?

『猫はこたつで丸くなる』これって本当?

寒くなると、恋しくなるこたつ。こたつは温かくて気持ちいいですよね。猫もこたつは大好き。有名な童謡には『猫はこたつで丸くなる』という歌詞があります。本当に猫はこたつで丸くなるのでしょうか。猫がこたつにもぐっているのは知っていても、「猫はこたつで丸くなる」という歌詞のような状態になっているかは、のぞいてみないとわかりません。猫ちゃんは、こたつの中でどうなっているのでしょうか。見ていきましょう。

実際猫はこたつで丸くなる?

猫はこたつで横になる派

こたつの足のそばで横になって眠る猫

こたつを占領して、気持ち良さそうに眠っていますね。「猫はこたつで丸くなる」というより、横になって寝ています。

こたつの中で横になっている猫

こたつの中央に陣取ってくつろいでいます。暖かそうな光ですね。冬はここが一番。

猫はこたつで伸びる派

こたつの中で手足を伸ばして横になり、こちらを振り返る猫

猫はこたつで丸くなる…様子はまったくなく、手足を思い切り伸ばしてのんびりしてます。

最初は警戒してこたつに入らなかったそうですが。

こたつの中で仰向けで眠る猫

暖かくて気持ちいいにゃ。仰向けで熟睡してます。幸せそう…。

こたつの中で手足を伸ばして寝る猫

これ以上できないくらい、手足が伸びちゃいました。猫はこたつで丸くなる、なんてとんでもないですね。気持ち良くて体が伸びちゃうみたいです。

猫はこたつで頭を出す派

こたつから頭を出してこちらをみる猫

こたつから頭を出してこちらを見る猫くん。ちょっと涼んでるのかな。「猫はこたつで丸くなる」をずっとやっていたら、確かにのぼせちゃいそうです。

こたつ布団から顔を出して仰向けになっている猫

仰向けですっかりリラックスしています。もうここから出たくないにゃ。

こたつから顔を出してこちらを見る猫

こたつ布団を頭までかぶってぬくぬくしている猫くん。チラッとこちらを見ています。

こたつから頭を出して眠る猫

こたつから頭を出してお昼寝しています。前足を伸ばしてすっかりリラックスしているみたいですね。

こたつから顔を覗かせる猫

こたつから顔をのぞかせている、くりくりおめめがかわいい猫ちゃんです。

こたつから上半身を覗かせる猫

こたつが名残惜しいしい猫ちゃん。今日がこたつの最終日だそうです。猫はこたつで丸くなる~も、また次の冬のお楽しみね。

猫はこたつでひょっこり派

こたつ布団の隙間から見ている猫

こたつ布団の隙間からひょっこり。中では「猫はこたつで丸くなる」状態なのかどうかは謎です。

こたつ布団化から目だけ覗かせている猫

こたつ布団に鼻までくるまっています。つぶらな瞳がかわいい猫くんです。ずっとこうしていたいにゃ。

こたつから上半身を出す猫

こたつからひょっこり出ていました。体がすっかり温まったのかな。

猫はこたつで足だけ出ちゃう派

こたつ布団から覗いている猫の足

こたつの中でお休み中の猫ちゃん。なぜか足だけ出ちゃいました。

猫はこたつで仲良し派

こたつの中でもう1匹の毛づくろいをしてあげる猫

こたつの中を覗いたら、仲良し猫たちがいました。しっかり抱えて毛づくろいしてあげてます。

こたつの中で2匹並んで横になっている猫

同じ格好で横になっている仲良し猫さん。こたつのスイッチは入っていないそうですが…一緒だと暖かいね。

雪やこんこの歌詞『猫はこたつで丸くなる』の真相

障子の向こうに見える雪景色の森

狭くて暗い場所が好き

『猫はこたつで丸くなる』と歌われるほど、猫はこたつが大好き。猫の姿が見えず、どこへ行ったんだろうとこたつをめくってみたら、そこにいた、なんてことはよくありますよね。

こたつのスイッチが入っていない時でも、猫はよくこたつにもぐっています。それは、狭くて暗い場所が安心できるという猫の習性によるものです。

程よい大きさで、周囲を覆われているこたつは、猫にとって安らげる場所なのでしょう。布団で覆われているので、スイッチが入っていなくても暖かいのですが、こたつの中が猫にとって居心地が良い安全な場所だからなのです。

雪やこんこの歌詞のこたつは電気こたつではない

こたつの中の猫たちをのぞいてみると、どの子も体を伸ばしてリラックスしている様子。では、『猫はこたつで丸くなる』は嘘なのでしょうか。童謡「雪やこんこ」のおなじみの歌詞『猫はこたつで丸くなる』は、実際はこたつの中の猫を歌ったものではないようです。

当時のこたつは電気ではなく炭を使う掘りごたつ。猫は中にもぐっていたのではなく、こたつ布団の上で寝ていたようです。

まだ、部屋全体を温める暖房器具がなかった時代。こたつ布団はほんのり温まっていても、部屋は寒く、猫は丸くなっていました。『猫はこたつで丸くなる』は嘘ではなかったんですね。

猫がこたつで丸くならないのは?

こたつから頭を出して前足を伸ばす猫

猫はこたつで丸くなる…と言いますが、実際ご紹介した写真で「猫はこたつで丸くなる」状態は見られませんでした。

ということは、現在の猫はこたつでは丸くならないのですね。猫が丸くなるのは寒さから身を守るためです。こたつの中は暖かいだけでなく、狭くて暗い、猫にとって安らげる場所。そんな所では丸くなる必要はなく、リラックスして体が伸びちゃうようです。

猫がこたつを使う時は注意しよう

こたつ布団の上で仰向けになる猫

猫はこたつが大好きです。ただし、人間 用のこたつは、猫にとって暑すぎることもあります。脱水になったり、低温やけどをすることがあるので、長時間こたつのスイッチを入れておくのはやめましょう。

スイッチを入れておく時は、温度設定を弱くし、飼い主さんがそばにいて、時々様子を見たり、布団を上げて空気の入れ換えをしてあげるといいですね。子猫や高齢猫では体温調節が難しいので特に注意が必要です。

最近では、猫用の小型のこたつも販売されています。中の温度も人間用と比べて低めになっています。猫の目にも優しい光でなので、人間用のこたつが心配な場合は、猫専用のこたつを利用するといいでしょう。

現在の猫たちに、「猫はこたつで丸くなる」という姿はあまり見られませんが、横になったり、手足を伸ばしたり、仰向けになったり…猫はこたつの中で思い思いの格好でくつろいでいますね。

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