1. 猫アレルギーの出にくい猫種を選択
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猫アレルギーの出づらい猫種は科学的に証明されていません。しかし猫アレルギー症状の出にくい「個体のいる割合」の多い猫種はいます。猫アレルギーの元となるタンパク質の分泌の少ない猫種にはサイベリアン、バリニーズ、そしてロシアンブルーと言われます。
毛が抜けにくい猫種のデボンレックス、コーニッシュレックス、産毛のスフィンクスもアレルギーの出づらい猫が多いとは言われています。
2. 短毛種より長毛種を選択
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アレルギーの元は毛を介して人間に届く事が多く、毛の抜けづらい猫種を選択すると良いでしょう。しかし長毛短毛関係なく抜ける度合いがほぼ一緒の場合は、鼻や口に入り込みやすい短毛種より長毛種を選ぶ方が良いです。
長毛種の毛は鼻の入り口でフワフワしていますが吸い込むことはほぼありません。そして口の中に入っても長いのですぐに見つける事ができます。長毛も短毛も抜ける量は変わらないのですが、長さの違いで長毛種の方が多く抜けているように見えます。
3. 猫との相性を確認
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猫それぞれの個体とそれぞれの人間の相性により、アレルギーの出る出ないは変化します。小さな頃から酷い猫アレルギーであった筆者は、現在家族に迎えているサイベリアンに全くアレルギーを発症しません。猫を5分抱っこすればアレルギーの症状が出るので覚悟をしましたが、30分抱き続けても症状がありませんでした。家族に迎え数年経った今も症状が出ません。
サイベリアンはやはりアレルギーが出づらいのだと感じましたが、姪には少しアレルギーが見られます。このようにお互いの細胞の相性があるのではと考えられますので、実際に試してみないとアレルギーが出るか出ないか分からない事があるようです。
4. 飼い主の免疫力を高める
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腸内のバランスが良いとアレルギーが出づらいと証明されています。規則正しい睡眠と食生活を送り身体をニュートラルの状態にしておく方が良いでしょう。猫のアレルギーの元になるタンパク質を抑制するサプリメントを猫の餌に混ぜて、分泌を減らす方法も開発が進んでいるようです。しかしアレルギーを持っているのは人間の方で、猫に努力させるのは人間の勝手なような気がしますが、やむを得ない場合は選択肢の一つとして有効です。
5. 寝室への猫の訪問は禁止
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睡眠を妨げられると健康を維持しづらくなりますので、寂しいですが寝室への猫の訪問を禁止して家の中に一ヶ所、猫の入れない場所を作っておくと安心でしょう。猫アレルギーは重症化する方も多いのでくれぐれも注意が必要です。
まとめ
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今日のねこちゃんより:マミ / ♂ / 2歳 / サイベリアン / 4.1kg
猫アレルギーでも猫を飼える?どうしても飼いたい時の対策5つについてお伝え致しました。やむを得ない状況は無いとは言えません。しかし飼い主と愛猫お互いの幸せを保つためにも、出来る限り共存可能な道を探したいですね。