猫は『外見』で人を判断している?

猫は『外見』で人を判断している?

猫は人間のことを「外見」だけで判断できているのか、それとも違う部分で判断しているのか、猫の様子を見ているだけでは少々分かりにくいですよね。そこで、本記事では「猫は外見で人間を判断できるのか」について、詳しく解説していきます。

猫は外見で人を判断しているの?

まっすぐに見つめてくる猫

人間同士の場合、外見で相手を判別することが多いですが、猫は人間のことをどのように判断しているのか気になったことはありませんか?結論からいうと、実は猫もある程度は外見で人を判断することができます。相手の顔や姿を見て態度をコロっと変えることはよくあるのです。

ただし、猫は人間よりも視力がよくありません。10m程度先にあるものまでしか判別することができず、0.1〜0.2くらいしか視力がないともいわれているのです。そのため、遠くにいる人を外見だけで判断するのはできないのでしょう。

猫はにおいでも人を判別できる

猫の鼻

「視力が悪いのなら、生活するうえで色々不便なのでは?」と思う人もいることでしょう。しかし、猫は人間よりも数万倍~数十万倍優れた嗅覚をもっているため、外見だけでなく「におい」でも人を判断することができるのです。

人間にはあまり感じられないにおいも、猫は瞬時に察知して、行動に移すことが可能なため、猫は「外見」と「におい」の両方で人間のことを判別していると推測できます。ちなみに、猫は人間だけでなく、食べ物のにおいやモノのにおいもしっかりと感じ取ることができます。

そのため、食べ物のにおいがすればすぐに飛んできたり、猫にとって嫌なにおい(柑橘系のにおいや香水のにおいなど)がすれば避けたりするのです。においを上手く活かして猫を誘導したり、近づいてほしくない場所から猫を遠ざけることもできるため、猫を飼っている人は覚えておくと便利ですよ!

そもそも猫は人間のことを「大きな猫」と認識している!?

見つめ合う猫と女性

猫は、人間の外見(体の大きさやおおまかな色など)は判別することができますが、そもそも人間のことを「人間」として認識しておらず「大きな猫」と認識しているのでは?ともいわれています。

犬の場合、人間の外見やにおいを察知したら「人間に対する態度」を見せる傾向にあります。自分のリーダーである飼い主の指示に従い、飼い主のために動こうとするのです。

しかし、猫の場合、人間の外見やにおいを察知しても「人間に対する態度」ではなく「猫に対する態度」をとる傾向にあります。

飼い主に対してスリスリをしたり、甘えた声で鳴いたりするのも、実は猫同士で行う行動のひとつなのです。そのため、猫は人間のことを「自分と同じ種族の体が大きい猫」と思っている可能性が高いといえるでしょう。

まとめ

のん

猫は人間ほど視力が良くないため、外見のみで人間のことを判断するのは難しいようです。しかし、人間よりも優れた嗅覚を持っているため、においがあれば人間のことはもちろん、さまざまなものを判別することができるのでしょうね。

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