これもNNNの仕業なのか 猫とのご縁を感じた不思議なお話。

これもNNNの仕業なのか 猫とのご縁を感じた不思議なお話。

推定年齢2か月から3か月くらいの子猫を預かっていました。短期間の預かりでしたが、その前から気になっていた子猫たちですので、2匹とも我が家で引き取りその後の暮らしのお話です。

目にハンデを負った2匹の子猫

数年前から、犬と猫の預かりのボランティアをしています。我が家で育てながら時々譲渡会に連れて行ったりしています。今まで預かった猫たちの中には、体調に何も問題がなかったり、子猫だったり、成猫だったりと様々です。

その中でも人に対して攻撃性はありませんが、とても怖がりな猫たちが多かったのです。

片目を失った猫

正面を向いている

それでも飼い猫として毎日接していると、少しずつ人慣れしていきました。猫たちの中には、新しい飼い主さんに譲渡される猫もいれば、高齢のために譲渡対象ではなく終生飼養としてずっと我が家で過ごしていた猫たちもいます。

そして、また新たに1匹の生後2か月くらいの子猫を預かったのです。その子は片目がありませんでた。

目がない原因は分かりません。酷い風邪の状態で保護され、即動物病院に入院して治療を受けていました。

ある程度回復したので、譲渡対象になるように療養目的で我が家で預かりました。

両目を失った猫

あくびをしている

それから暫くしてもう1匹の子猫を預かったのです。その子も推定年齢2か月から3か月くらいでした。

保護された兄弟の中でも極端に体が小さく、しかも両目がなかったのです。病院では、小眼球症と診断されました。

病名を聞いて特には驚きませんでした。なぜなら我が家にいる犬も片方の目が同じ小眼球症だからです。同じような犬と猫を育てるとは何か縁の様なものを感じました。

それから、数週間後、譲渡対象の猫から我が家で引き取ることに決めました。

「小眼球症」とは

眼球の先天的な疾患の一つで、眼球がとても小さい事からこのように言われているそうです。
症状としては、先天的な盲目になります。生まれつきの染色体異常で、眼球が十分に作られていなく、網膜に特に異常がある場合が多いそうです。

子猫引き取ってからの我が家での生活

特に小眼球症のハンデを持っている子猫は、預かる前からとても気になっていました。

ただ、特に行動には移さなかったのですが、その事を知ってか知らずかある日から我が家で預かりとしてやって来ました。まさかこの子を預かるとは想像もしていなかったので、何か特別な縁を感じて、引き取りました。

2匹との生活は、毎日癒されて賑やかに過ごしています。2匹が一緒になって半日はお互いに近くに来ると「シャーシャー!」と、威嚇し合っていましたが、その後はお互いの存在を認め合ったかのように、一緒に遊びだしたのです。

今まで威嚇し合っていたのが嘘のように、また、一緒に生まれてきた姉妹の様に仲良くなっていきました。

朝起きる時間も一緒で、遊ぶ時間も同じです。お互い目にハンデがあるので、それぞれの事が分かるのではないかと思います。

ハンデがあってもなくても子猫たちの日々の行動を見ているととても癒されます。もちろん、2匹でじゃれ合って部屋中が荒らされたりすると、ちょっと困ったりもします。

でも、2匹が一生懸命生きていることには間違いないので、壁紙が剥がれようがカーテンを爪で引っ掛けようが、全て許してしまいます。

それ程2匹はかわいいかけがえのない存在です。

2匹一緒 重なっている
2匹で向かい合っている
立って正面を向いている

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