猫の安眠のためにできること3選

猫の安眠のためにできること3選

猫ちゃんの寝ている顔を眺めることは、飼い主さんにとっても幸せなひと時ではないでしょうか。猫ちゃんにしっかりと睡眠をとってもらうために、飼い主さんに出来ることがないか見直してみましょう。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫を安眠させるには

安眠する仔猫

猫ちゃんが眠っている顔は見る者の心を穏やかにしてくれます。猫ちゃんの生活において睡眠はその大半を占め、重要な役割があります。飼い主さんは、愛猫がしっかりと安眠できるような努力をすることも必要になります。実際どのような工夫が必要なのかを含め、まずは猫ちゃんの性質を理解していきましょう。

1. 猫ちゃんの眠り方を知る

気持ちよく寝ている猫

猫ちゃんはそもそも多くの時間を睡眠に費やしますが、ほとんどがウトウトと浅い眠り方をしています。野生の時に敵が急にやってきてもすぐに反応ができるように、このような眠り方になったと言われています。

そして全速力で見つけた獲物を捕まえようとしたり、もしくは逃げる時用に体力を温存する意味でこまめに睡眠をとります。いずれも野生の名残ですので、飼い猫の場合は敵と呼べるものはほとんど存在しません。そのため単純に気ままにウトウトと眠りについている場合もあります。

2. 寝やすい場所を作る

フワフワに埋もれて寝ている猫

猫ちゃんは寝てばかりいるイメージだとは思いますが、寝る場所に関してはある一定の法則があります。それらは狭かったり、暗かったり、暖かくて高い場所にあったりといずれも外敵からしっかりと身を隠せる場所になります。これらに注意しながら、飼い主さんは猫ちゃんの寝床を増やす工夫をしてあげると良いでしょう。

たまに飼い主さんにお尻を向けて寝る子もいますが、それは飼い主さんに自分の背中を預けている証拠なので、信頼されている証とも言われています。

3. 猫ちゃんの寝床はいじらない

ベッドの中にいる猫

猫ちゃんは寝る場所を自分で決めます。その時の飼い主さんの居場所や温度、気分によって寝床を変えることが当たり前です。そのため新品の猫用のベッドを買ってあげても使ってくれないことがあります。その場合は猫ちゃんや飼い主さんの匂いが染み付いたタオルや、使い慣らしたおもちゃなどを一緒に入れてあげると、時間が経過してから使用してくれるかもしれません。

注意すべきなのは、前のベッドが置いてあった場所に新品のベッドを置いてあげても、猫ちゃんは「別物」と判断し使用してくれない場合があるということです。また、寝床の位置や中の物を勝手に変えられるのも、猫ちゃんはあまり好きではありません。自分のテリトリーを荒らされたと判断してしまうので、なるべくストレスを与えないように工夫していきましょう。

まとめ

虎(トラ)

猫ちゃんの性質を理解しながら、それに沿って飼い主さんは工夫をしてあげなければいけません。そうすると猫ちゃんの方も期待に応えてくれやすいかと思われます。猫ちゃんの寝顔のためにと思えば、飼い主さんも頑張れると思いますので、安眠作りのために出来ることはやってあげましょう。

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