猫と飼い主がリビングで快適に過ごせる方法

猫と飼い主がリビングで快適に過ごせる方法

猫をすでに飼っている方やこれから飼おうと思っている方の中には、猫を主にリビングで過ごさせようと考えている方も多いと思います。家の部屋数によっては、猫専用の部屋を用意することが難しい場合もあるでしょう。では猫とリビングで過ごすには、どういったことに注意するべきでしょうか。今回は、猫と飼い主がリビングで一緒に過ごすためのさまざまな対策方法をご紹介します。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫はリビングが好き?

リビングに置かれたクッションの上で過ごす猫

性格により違いはあるものの、猫はリビングで過ごすことを好む傾向にあるようです。

理由としては、飼い主の姿が見えて安心できる、日当たりがよく、室温も快適であるといったことがあげられます。自由気ままな猫は、リビングだけで過ごすということは少ないかもしれませんが、リビングは猫にとって居心地のよい場所だと言えるでしょう。

しかし、猫がリビングで過ごす際にはいくつかの注意点もあります。考えられる懸念点と対策方法について見ていきましょう。

猫がリビングで過ごす時の懸念点

トイレのにおいが気になる

猫トイレの掃除をする人

猫を主にリビングで過ごさせる場合、トイレもリビング内に設置する方が多いですが、排泄物のにおいが気になってしまうこともあるでしょう。猫のおしっこのにおいは、想像以上に強く、普段家にいる家族にとっても「臭い」と感じることもあります。

フローリングの床が危険

フローリングで寝転ぶ猫

多くの住宅で使われているフローリングは、猫が走ったり飛び跳ねたりする際に、足腰へ負担をかけることが考えられます。走り回っている最中に急に方向転換をすることがある猫にとって、フローリングは滑ってケガをするリスクが高いでしょう。

飼い主にとっても、猫の爪で床が傷つくのは避けたいところではないでしょうか。猫の安全を守り、住宅の損傷を軽減するためにも、床には何らかの工夫が必要です。

コードが危険

猫に噛まれたコード

テレビや暖房器具など、リビングには電気コードが必要な電化製品も多くあることでしょう。猫はこの電気コードを噛むことがあります。

特に子猫は、歯が生え変わるときに歯茎のむずむずから、ちょうどよい太さと硬さの電気コードを噛んでしまうことがあるようです。コードを噛むと、猫が感電してしまうことも考えられますし、火災の原因にもなりかねません。

物を落とす壊すなどのイタズラ

花瓶を倒した猫

リビングに物を飾っているお宅も多いのではないでしょうか。猫は高いところにも簡単に登れるので、上から物を落としてしまうこともあるかもしれません。リビングにあるあらゆる物は、猫に破壊される危険があることを覚えておきましょう。

猫が物を落とすことは、猫にとっては狩りの練習であるとも言われています。単に物を落とす遊びを楽しんでいることも考えられますが、飼い主の注意をひくために物を落とす猫もいるそうですよ。

カーテンに登る

カーテンに登りたい猫

猫がリビングで過ごしていると、カーテンに登ってしまいボロボロにしたり、爪が引っかかりケガをしたりすることもあるようです。猫は本能的に高いところへ登る習性があります。カーテンを登ることは、木に登る感覚と同じなのだそうです。猫の安全を確保するためにも、カーテンにも工夫が必要そうですね。

猫とリビングを共有して過ごしやすい部屋にするには

トイレのにおい対策を

空気清浄機と猫

リビングに猫のトイレを設置する場合は、におい対策を行いましょう。きちんとにおい対策ができていれば、飼い主もくつろいで過ごすことができるはずです。

  • システムトイレを使う
  • 消臭能力の高い猫砂を使う
  • 風通しのいい場所に猫トイレを設置する

システムトイレや消臭効果のある猫砂などを使ってもよいでしょう。トイレの置き場所は、なるべく風通しがよく、猫も使いやすい静かな場所がよいとされています。リビングの隅で、窓際などの風通しがよい場所がおすすめです。また空気清浄機を使うことも臭い対策になりますね。

フローリングの床に一工夫

カーペットで寝転ぶ猫

リビングで猫が過ごす場合、猫が滑ってケガをしやすいフローリングの床には、カーペットやマットを敷いてあげましょう。フローリングの傷対策にもなりますし、猫がドタバタと走り回る物音を和らげることもできます。

ジョイント式のマットを敷けば、汚れた部分だけを取り替えられますし、外して掃除をすることもできるでしょう。カーペットを選ぶ際には、猫の爪が引っかかりにくい、毛の短いタイプを選んでくださいね。

コードは隠す

配線をする女性

猫が噛む恐れのあるリビングの電気コードは、コードボックスの中に隠したり、コードカバーを使ったりして対策をしましょう。使用していないコードは極力外してしまっておくという方法も有効です。

また、テレビやパソコン周辺は電気コードがたくさん集まっていることが考えられますので、テレビ裏やパソコン裏には入れないように柵などを取り付けるという方法もあります。

物を片付ける

片付けられた部屋

猫がリビングで過ごす際には、壊れやすい物は置かないようにしましょう。猫は高い所にも登れますし、狭い隙間にも入ることができます。猫の手が届かない場所を探すのは困難かもしれませんので、収納スペースを上手に使って、リビング内に物を極力置かないようにするとよいでしょう。

キャットタワーやキャットウォークを

キャットタワーの上にいる猫

猫がカーテンに登ったり、壁で爪とぎをしたりする場合は、爪とぎスペースが付いているキャットタワーやキャットウォークをリビング内に設置するという方法もあります。

キャットウォークは、壁に棚を付けるだけでも簡単に作れますし、キャットタワーはリビングのインテリアに馴染むおしゃれなデザインもあるようです。レイアウトも工夫すれば、猫も飼い主も過ごしやすいリビングを作れます。

猫がキャットタワーを使って上下運動をしたり、キャットウォークで部屋を自由に行き来できたりすれば、無理にカーテンや壁を登ることもなくなるでしょう。爪とぎ器なども上手に設置することで、猫はストレスなく過ごすことができますよ。

ケージやベッドを設置する

マンチカン雛ちゃん

夜眠るときや留守番のときなど、猫だけをリビングに残して過ごさせるときには、猫にとって安心できる場所を確保してあげましょう。猫用のベッドやケージを置くこともよいですね。眠るときや留守番のときだけでもケージに慣れておくと、災害時にケージごと一緒に避難することができるでしょう。

特に子猫の内は、広いリビング内で自ら落ち着ける場所を探すことは困難なようですので、飼い主がある程度誘導してあげることが大切です。猫も大きくなって慣れてきたら、自分で居心地のよい寝場所を見つけることができますよ。

猫とリビングでまったり過ごそう

ソファーで寄り添ってくつろぐ二匹の猫

リビングは、猫にとっても家族にとっても落ち着いて過ごすことができる場所です。家族が一同に揃う明るいリビングは、猫にも居心地のよい場所になることでしょう。猫にとって危険なものや飼い主の懸念事項を取り除き、家族みんながゆっくりとできる場所を作れるとよいですね。

最近では、DIYで猫スペースや猫用通路などを作る方も増えているようです。猫が自由に行き来できるような工夫をして、リビングを素敵にアレンジしてみてはいかがでしょうか。猫と一緒にまったりと過ごせるリビングは、飼い主にとっても落ち着いて過ごせる癒し空間となるはずですよ。

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