テンションが上がっている猫がする仕草4選

テンションが上がっている猫がする仕草4選

猫を飼っているならば、「トイレハイ」を見たことがある人は多いはず。猫にはハイテンションになってしまう理由と、そのときにみられる特定の行動があるようです。ハイテンションになる理由と猫の仕草をご紹介します。

猫はどんなときにテンションが上がるのか、その理由は?

トイレをする猫

猫が興奮してテンションが上がっているときには、それなりの理由があるようです。シーン別でその理由をみてみましょう。

遊んでいるとき

猫には狩猟本能が備わっています。おもちゃなどで遊んでいるときには、その狩猟本能が目覚めて突然目をギラギラさせて本気になってしまうようです。

夜から明け方にかけて「夜中の大運動会」

猫はもともとネズミなどの小動物を獲物にしていました。その小動物は夜行性であったことから、猫も夜間に狩猟をするようになったといわれています。そのため、日中はずっと寝ているけど夜中は起きて走り回っているという猫も多いはず。

排泄後の「トイレハイ」

トイレでうんちをしたあとにハイテンションになることを「トイレハイ」といいます。

このトイレハイにはいくつかの理由があります。

  • 無防備状態になってしまう排泄行動が無事に終わり安心した
  • 野生時代には生活場所から遠い場所にトイレをしていたので、終わったらダッシュで縄張りに帰っていた、という名残り
  • 排泄中は副交感神経(リラックスするホルモン)が優位になるが、排泄後は交感神経(興奮するホルモン)が優位になるから

トイレハイにれっきとした理由があるのは驚きですね!

テンションが上がった猫にみられる仕草4つ

走る猫

猫がハイテンションになってしまう理由に、本能や野生時代の習性が関係していることがわかりました。では、テンションが上がった猫がとる行動には、どのようなものがあるのでしょうか?

1. 猛ダッシュで家の中を駆け回る

ソファに飛び移る猫

いきなり猫がすごい勢いで走り出してびっくりした、という経験をされたことのある飼い主は多いのではないでしょうか。「なにか怖いものでもみたの!?」とも思いますが、実はテンションが上がっていただけということも。猫はスイッチの切り替えがなんとも激しいですね。

2. 助走をつけて高いところに登る

キャットタワーに手をかける猫

猛ダッシュで走ったあとに、そのままの勢いでキャットタワーなどに登るという行為がみられることがあります。また棚の上などに登った場合には、勢いあり余って上に置いてあるものを落としてしまうこともあるようです。走る、登る、家のなかは大惨事、猫のハイテンションにはついていけません。

3. 勢いよく爪を研ぐ

爪を研ぐ猫

猫の爪研ぎは、肉球にある臭腺から匂いホルモンを出し縄張りを主張するためや、戦う武器(爪)を整備しているなどの理由があります。この理由を考えれば、本能によりハイテンションになった猫が、野生を目覚めさせたかのように激しく爪を研ぐのも納得です。

4. 大きな声で鳴く

鳴く子猫

猫が興奮して大きな声で鳴くのは、トイレハイのあとによくみられます。理由としては、「トイレが終わったよ」という報告や、トイレが汚いから掃除をしてほしい、排泄時の痛みの訴えなどがあります。
この場合は、なぜ鳴いているのか理由を考えてあげる必要がありそうです。

まとめ

アル

猫のハイテンション、どこでスイッチが入ったのやら…と思うこともありますが、猫が興奮するのには野生時代の本能や習性が関係しています。テンションが上がったあとにいきなり何事もなかったかのように振る舞う猫も、猫らしさを感じるひとコマです。

夜中の大運動会や勢いよく登ったりするのは多少困ることもありますが、温かく見守ってあげましょう。

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