やってない?間違った猫の飼い方7つ

やってない?間違った猫の飼い方7つ

念願の猫を飼って、良かれと思ってやっていたことが実は猫の為になっていなかった、と言うケースがあります。それは一体、どんな事でしょうか?今一度、猫の飼い方を振り返る機会として、この記事をご活用ください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

それ、違う!NGな猫の飼い方

怒っている猫の顔ドアップ

やってはダメな猫の飼い方には、こんなものがあります。

1. 外に出す

玄関のドアから顔を出す猫

家の外は猫には大変危険な世界です。元々野良猫で、どうしてもお出かけしないとダメな猫以外は、なるべく外に出さないようにしましょう。他の猫との喧嘩や、交通事故などに遭う危険性が高いです。

家の中だけだと退屈なのでは?と思って外に出したら、そのまま帰ってこない…なんて悲しい事態になってしまうかもしれません。元々猫はあまり行動範囲が広くないので、家の中だけで十分というのが今の見解です。確かに外と比べて刺激は少ないので、退屈することはありますが、その場合は飼い主さんが遊んであげたり、上下運動などができるキャットタワーを用意したりしてあげてください。

2. 飼い主の食べ物を与える

テーブルの上の食事を見つめる猫

飼い主が美味しそうに食べている食べ物を、猫が欲しがることがあります。そんなとき、可愛くおねだりされるとついつい、あげたくなってしまいますね。

ですが、人の食べ物は猫には毒となる場合が多いです。味付けが猫には濃すぎますし、猫が食べてはいけない物が入っていることがあるからです。

味付け前の肉、魚、野菜などを与えるのは大丈夫ですが、事前に猫が食べても問題のない物か、必ず確かめましょう。

3. ほったらかしにする

窓辺に座って外を見つめる猫

猫は自立していて1匹でも平気なイメージが強いですが、最近ではそうでもないということが研究などで分かってきました。適度に飼い主と触れ合うことは、必要なのです。

ですから、ほったらかしにせず猫が甘えてきたら、可愛がってあげてください。猫との触れ合いは、幸せホルモンが分泌されるなど飼い主にとっても有効です。

4. 体罰を与える

恐る恐るのぞく猫

猫が悪いことをしたからと言って、叩く、閉じ込めるなどの体罰はしてはいけません。なぜそのようなことをされるのか分からず、飼い主を怖がってしまう原因になりかねません。猫との信頼関係にヒビが入ってしまう可能性があるので、いけないことをしても決して体罰を与えないようにしましょう。

5. 従わせようとする

立ち上がる猫を指差している女性

猫は犬と違い、飼い主に対する忠誠心がある動物ではありません。どちらかと言うと対等に接する生き物なので、犬のような感覚で従わせようとするのは止めましょう。猫も飼い主もお互い、ストレスを感じるハメになりそうです。

猫をしつけるのは無理ではありませんが、犬よりもはるかに大変な手間と労力がかかります。もし猫をしつけたい場合、クリッカーという器具を使ったトレーニングをするか、猫がしてほしくない行動をできないよう工夫しましょう。

6. 無理に構う

女性に抱かれて嫌そうな顔をする猫

猫は適度な飼い主との触れ合いは必要ですが、構われ過ぎや気乗りしないときに無理に構われるのは嫌がります。マイペースな生き物なので、猫の気分に合わせて接してあげてください。

また、寝ているときのかわいい姿を見るとついつい構いたくなってしまいますが、猫にとっても睡眠は大切です。あまり邪魔しないよう、気をつけましょう。

7. 猫にとって危険な植物を飾る

観葉植物の匂いを嗅ぐ猫

観葉植物や切り花など、お部屋のインテリアとして飾りたいですよね。ですが、猫が食べてしまうことがあります。植物の中には、猫が食べると毒になるものがありますので、あまり飾るのはオススメできません。どうしても飾りたければ、猫の手が届かない場所に置く必要があります。

筆者も猫が来る前はよく切り花を飾っていましたが、やはり猫が食べてしまうので、飾らないようになりました。飾るのであれば猫草と呼ばれる、イネ科の植物が良いでしょう。猫草は、猫が食べても毒になりません。ペットショップなどで販売していますので、猫のリフレッシュに飾ってみても良いでしょう。

まとめ

伏せる猫

いかがでしたでしょうか?間違った猫の飼い方、していなかったですか?猫が安全に過ごせるように、たまに飼い方をチェックするのも大切ですね。これからも猫と一緒に、楽しく幸せに、過ごしていきましょう!

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