飼い主が死んだら猫はどうなる?もしもに備えて考えよう

飼い主が死んだら猫はどうなる?もしもに備えて考えよう

「もし自分が死んじゃったら、猫はどうなるんだろう?」そんな事、考えた事、ありますか?自分が死ぬなんて考えたくもないですが、猫の為に考えておかなければいけない問題だと言うことは、間違いありません。猫の為にできる事、しっかりと準備して行きましょう!

万が一の事態!残された猫はどうなる?

残された

もし飼い主が猫より先に死んでしまった場合、残された猫はどうしたらよいのでしょう?

あらかじめお世話してくれる人を見つけておく

お世話

こう言っては何ですが、飼い主はいつ死んでしまうか誰にも分かりません。いざというとき残された猫が不幸な目に合わないよう、今のうちに猫のお世話をしてくれる人を探しておきましょう。

家族は1番メジャーなお世話してくれる人ですが、1人暮らしの場合や家族も面倒を見られない場合、里親を募る、NPOや保護団体を頼るなどの方法があります。保護団体等が代わりに、里親を探してくれることもありますので、まずは相談してみると良いのではないしょうか?

遺産のこともしっかりと

遺産

飼い主の死後、猫のお世話をしてくれる人に対して、遺言で財産の遺贈をすることができます。「負担付遺贈」と言い、「財産を贈るから、その代わり猫のお世話をしてください」と言う内容の遺言書を作成し、財産を受け取る人に猫の世話を頼む方法です。ただこれは、受取人が拒否することもできますので、事前にきちんと合意をしておかなければなりません。

負担付遺贈の他に、「死因贈与」「生前贈与」と言う方法もあります。こちらは遺産を贈与する側と受け取る側双方が合意の上で結ぶ契約ですので、拒否される心配がありません。

また「ペット信託」と言うものもあります。ペット信託とは、猫の為の財産を、管理会社に預けて飼い主の死後、猫の世話をする人がその財産を猫の飼育費として受け取る方法です。飼育費が適切に使われているかどうかを信託管理人が管理しますので、安心して猫に財産を残すことができます。

ペット信託を使うには、管理会社を設立する必要があるのですが、設立運営をサポートや代行してくれる業者がありますので、探してみると良いでしょう。

猫と入居できる老人ホームを探す

老人ホーム

猫と入居ができる老人ホームも、最近増えて来ています。愛おしい猫と一緒に最期までいられる上、飼い主の死後はホームが猫のお世話をしてくれます。

飼い主はホームのケアを受けられますし、猫も一緒に安心して暮らせる。もしもの時はホームが面倒をみてくれる…何も不安なしに、暮らすことができるでしょう。

老猫ホームも

老猫

一緒に年を取って来た猫の為、終の住処として「老猫ホーム」と言う選択肢も。手厚いお世話を受けながら、飼い主と暮らしていた頃と変わらない安心を感じつつ生活することができるでしょう。

老猫ホームを利用する場合、必ず現地に出向いてどんな場所なのかを確認しましょう。もちろん費用もかかりますが、猫の為を思えば当然の費用ではないでしょうか?

飼い主ロスを防ぐ

飼い主ロス

猫は環境の変化が苦手です。今までいた飼い主が突然いなくなるのも、猫にとって大きなストレスに。もし飼い主の次にお世話してくれる人や場所が決まっているのなら、そちらにたまに預けるようにすると、スムーズに移行できるでしょう。猫の「飼い主ロス」を防ぐことにも繋がります。

まとめ

まとめ

何も準備しない状態で飼い主が死んでしまったら、猫にできることは何もありません。ですがしっかりと用意をしておけば、大切な猫を死後も、大切にし続けることができます。目をそらさず、考えてみてください。猫の幸せな、将来のために。

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