ネコはどうして『猫』っていうの?7つの説についてご紹介!

ネコはどうして『猫』っていうの?7つの説についてご紹介!

その昔、猫を寝子と言われていたのはご存知の人も多いでしょう。今は、ねこと言う言葉が定着していますが、ねこになるまで色んな言われ方があったそうです。今回、猫の名前になるまでの由来や諸説を紹介して見たいと思います。

1.よく寝る子→寝子(ねこ)

猫用ベッドで眠る猫

猫の名前の由来には、「寝る子」→「寝子」→「猫」と言われるようになったとか。この寝子と言われる説は、誰もが知っているのではないでしょうか?猫はよく寝るからと言う、そのままの理由説ですね。

一日の大半は寝て過ごすと言われている猫ならではの理由なのでしょう。なので、猫は寝子と言われているのに、どうして夜は寝ないの?と思うかも知れませんが、猫は夜からが活動時間なのです。

2.「ねうねう」の鳴き声→ねこ

子猫が鳴く】【リサイズ済み

猫の鳴き声は「にゃーにゃー」と聞こえますが、昔は猫の鳴き声を「ねうねう」と「ね」の音で表記していたそうです。

そして小さいものや可愛いものに「子」をつけて呼ぶことから、「ねこ」になったとも言われています。猫を「にゃんこ」犬を「わんこ」と言う感覚なのではないかと思います。

3.鼠が好きな猫→鼠好(ねこ)

テーブルの上のネズミを狙う猫

猫と言えば鼠ですよね。鼠を見ると、追いかけてしまう本能をもちあわせています。古くから猫は、鼠の駆除として人々を助けてくれたと言います。

またその時代、猫も鼠が好きと思われていたこともあり、「ねずみをこのむ」→「ねこ」になったと言う説があります。

4.鼠を待つ猫→鼠子待(ねこま)

鼠を見る黒白猫

猫は鼠がくるのをじっと待ちます。猫は探しに出かけるタイプではなく、向こうからくるのを待つタイプなのです。鼠を狙ってひたすら待ち続けるところから、鼠を待つ猫を鼠子待「ねこま」→「ねこ」となったと言う説もあります。

5.鼠をとる神→鼠神(ねこま)

鼠に手をかける猫

猫が神として扱われたのは、猫が害獣である鼠からお米などの食料や書物を守ってきたからです。昔から猫は、守り神のような存在として、村の人々から愛されて大切に扱われていたのです。

「神」や「熊」を、当時では「こま」と言われていたそうです。そして「こま」には、小さな動物を指すとも言われていたそうです。ねずみの「ね」と、神の「こ」が合わさって「ねこま」などと言われた説もあります。

6.寝る小さな子→寝小魔(ねこま)

眠る猫

こんな説もあります。寝子と同じ意味合いから、猫はとにかくよく寝る子と言う印象が強かったのでしょう。「小魔」は小さな動物であることを指したことから、省略され「ねこ」となったそうです。また猫が、魔物として言われていたことから、小さな魔物→「ねこま」と言われることもあったそうです。

7.軽やかな猫→鼠軽(ねかろ)

部屋を歩く猫

やはり、猫と鼠の関係が深く根付いているのでしょうか。猫が鼠をとる姿が、何とも軽やかだったことが由来と言われています。すばしっこい鼠を、猫が逃さずにとっていた体の身軽さを表しているのでしょう。「鼠」と「軽」を合わせて、「ねかろ」から略され「ねこ」になったと言う説があるそうです。

『ねこま』から『ねこ』になるまで

手で顔を隠して眠る猫

我々には「ねこ」が当たり前のようですが、遠い昔、平安時代の書物には「ねこま」と表記されていたそうです。時代が進むとともに、「ねこま」から「ねこ」に省略されたのでしょう。

では何故、ねこと呼ばれるようになったのかと言うと、はっきりとした理由はわかりません。ただ昔から猫は存在しており、人間と接点があったことから、古くからいろんな仮説や諸説が受け継がれてきました。

ねこまがねこになるまでの諸説には、猫をいろんな視点から取りあげて、どれも「なるほど」と思わされるのではないでしょうか?

まとめ

くっついて眠る二匹の猫

今回、猫の名前の由来についてご紹介しました。どれも諸説として相応しく、果たしてどれが正解なのかも難しい気もしますね。

上記の内容からは、どの時代も猫が愛されていたこと、猫が大切に扱われていたことなどがわかります。そして、ねこまからねこになったのは、猫=寝ると言う印象の強さと、鼠を撃退する動物だと言うのが由来に多かったと思います。

寝ている模用が熊に見えるなど、宝物の子として可愛い小さな動物として愛されていたように思います。

スポンサーリンク