野良猫に庭を荒らされる!巷で噂の対策方法「メリット・デメリット」

野良猫に庭を荒らされる!巷で噂の対策方法「メリット・デメリット」

猫はとてもかわいいものですが、庭でガーデニングや野菜などを栽培している人にとっては、野良猫が侵入してトイレをするのは困ります。どうすれば猫が来たくないというように考えてくれるのか、できるだけ猫に危害を加えない方法での対策法について紹介しましょう。

なぜ野良猫が庭に入り込むの?

#写真の説明#

庭の手入れをしようと出てみると、土が掘り返されていたり、猫特有の強い匂いのするおしっこをされていて、嫌な経験をした人は少なくないでしょう。猫に悪気はないとしても、どうして何度も同じ猫が入って来るのでしょうか。

自分の縄張り

#写真の説明#

犬のオスが電柱などの匂いを嗅いだりおしっこをするのは、何もそのような場所で用を足すのが好きだからというわけではありません。これはマーキングという習慣であり、犬も自分の匂いが付いたおしっこを出しています。

この縄張りは猫の世界でも存在していて、オス猫も犬と同じように自分の縄張りでマーキングをして、自分のテリトリーだと認識してしまいます。

猫のトイレ変わり

猫は野良猫であっても好きな場所で用を足すということが少なく、いつも同じ場所で行っています。

これは自分の行動パターンを他の動物に知られないために自然に身に付いた知恵であり、似たような場所をトイレにすることで、敵にどこまでの行動エリアがあるのか特定をされないようにしています。

そのため一度でもそこで排泄をすると何度となく同じところで用を足しに来るため、いつまで経っても猫の侵入がなくならないのです。猫にトイレとして庭を使われると、植物の生育は悪くなり、最悪の場合は枯れてしまうでしょう。

また猫は自分の排泄物を埋める習性があるので、土を耕して柔らかくなっていると、掘り返されてしまうこともあります。

猫の侵入を防ぐ対策方法、効果ある?ない?

水を透明なペットボトルに入れる

外に置いてある水入りペットボトル

この方法は以前から猫の侵入対策になっていますが、実際には全く効果がありません。

猫は水が体に触れられるのを嫌い、カラスなどはキラキラと光るものを警戒するところが合わさってできた可能性もありますが、猫は何とも思っていないでしょう。

猫が入らないための壁という意味もありますが、猫は本気を出せば1mくらいは平気でジャンプができるため、これも無意味になります。

猫の嫌う匂いがする忌避剤

庭にいる野良猫

ペットショップでは猫が嫌う匂いを持っている忌避剤が売られていますが、こちらは固体差があって効果は一長一短です。また効果があっても匂いに慣れてしまったり、雨などで匂いがすぐに無くなるケースもあり、高い期待をしても難しいでしょう。.

猫の嫌う超音波を発生させる機械

迷惑そうな猫

猫は人間では聞くことができない音域も聞くことができ、この音域のことを超音波と言います。この機械は他の猫の侵入を防ぐ商品の中では高額であり、そのために一定の効果はあります。

しかし、猫の固体によって効果は一律ではなく、こちらも慣れて何も感じなくなる場合があります。また人間には聞こえないとされる超音波ですが、子供や人によっては聞こえてしまうケースがあり、使用する場合は周辺環境を十分に考慮する必要があります。

防護ネット

猫よけネット

手頃な値段で高い効果があるのは防護ネットであり、高い耐久性を持っているタイプは切れにくく、ネットのように硬くないものでは猫も登ることはほとんどありません。

ホームセンターではほとんどの店舗で販売しているので購入しやすいのもメリットですが、100均のような安いものは耐久性が弱いため、あまりおすすめしません。

デメリットは設置や撤去に手間がかかり、見た目も悪くなるということでしょう。

スプリンクラー

庭に設置されたスプリンクラー

猫の侵入に最も効果があるのはスプリンクラーであり、間欠式の定期的に勝手に散水してくれるものが最適です。

猫は体に水がかかることをとても嫌い、地面が湿っている場合も不快感を持ってしまいます。

設置や水道料金が必要になりますが、散水はそのまま庭の植物の水やりに活用できますし、間欠式で散水時間を短くすれば大きな負担にはならないでしょう。

ただし、設置のための初期費用がかかってしまうため、猫の侵入防止のためだけに設置するのは難しいと言えます。

まとめ

#写真の説明#

庭を完全に塀で囲っていても、猫は塀の上を歩いて来るので、侵入を完全に防ぐことはできません。

猫によって庭を荒らされることで危害を加える人もいますが、人間だからと言って猫に何でもできるというのは間違いです。

猫が来るのを嫌がる環境を作り、お互いに生活圏を別にするとこで共存の道を図って下さい。

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