ラガマフィンはどんな猫なの?
ラガマフィンは、1980年代に誕生したとされる猫の種類です。原産国はアメリカで、祖先は同じくアメリカで誕生したラグドールという大型の猫になります。そのため、ラガマフィンと似ている点が多いことから、公認していない登録団体もある猫です。
ラガマフィン誕生の経緯
ラガマフィンの誕生は、ラグドールを誕生させた人物が設立した、国際ラグドール協会による繁殖ビジネスによって、愛好家が協会を離れたことが背景にあります。協会を離れたラグドールの愛好家たちが新たに団体を作り、そこで誕生したのがラガマフィンです。
ラガマフィンはラグドールやペルシャ、バーマン、ターキッシュアンゴラなど他の猫と交配によって作られました。ちなみに、ラガマフィンという名前は、登録時に仮の名前でしたが、変更できない決まりであったため、そのままラガマフィンとなりました。
ラガマフィンはどんな特徴のある猫?
大きさ
ラガマフィンの体型は、ロング&サブスタンシャルという大型で、がっしりした体型に分類されます。前足よりも後足の方が長く、筋肉質で胸板が厚いという特徴があります。ラグドールと似た体型なので、体長は50cmほどになるでしょう。
体重
ラガマフィンのオスの体重は6.5~9kg、メスの体重は4.5~7kgが標準的です。
顔の特徴
ラガマフィンの目は卵型で、つりあがっていて少し離れ気味です。頬が丸く、ラグドールよりもきりっとした顔をしています。
被毛
ラガマフィンは長毛種で、被毛の長さはセミロングです。上毛と下毛があるダブルコートで、毛の量は少なめです。
長毛種は毛が絡んで毛玉になってしまうことに注意が必要ですが、ラガマフィンの被毛はフワフワでありながら、しっかりとした毛質なので、毛玉にはなりくいという特徴があります。
毛の色
ラガマフィンの毛の色は、様々な色が認められています。ラグドールと同じように、手足の先、顔、尻尾の毛が濃い色になるポイントカラーがあるラガマフィンもいます。
寿命
ラガマフィンの寿命は13歳前後です。一般的に言われている猫の寿命の平均よりも若干短いとされています。
ラガマフィンはどんな性格の猫?
温厚、フレンドリー
ラガマフィンは、温厚でおとなしい性格をしているので、飼いやすい猫と言われています。また、フレンドリーでもあり、人見知りをしない特徴もあります。
飼い主さんに愛情深い一面を見せることもありますが、他の猫や犬などのペットとも仲良くなれます。人間の子供ともうまく付き合えるでしょう。スキンシップや抱っこも好きです。
適応力が高い、賢い
とても賢く、忍耐強く、従順な性格でもあるので、ラガマフィンを犬のような猫に感じるかもしれません。例えば、名前を呼ぶと来たり、おもちゃを投げると持ってきたりといった犬のような行動をすることがあります。
賢いので一人で遊ぶこともしますが、その賢さと、適応力の高さから「いたずらっ子」と呼ばれてしまうこともあります。ちなみに、ラガマフィンという名前は「いたずらっ子」「ぼろ服をまとった」という意味があるそうです。
ラガマフィンをお迎えする方法・値段
里親
里親でラガマフィンを迎えるには、里親サイトをチェックしてみましょう。ブリーダーからのリタイア猫、廃業したブリーダーから引き取られた猫、転勤などで飼い主さんと暮らせなくなってしまった猫など、ラガマフィンの里親を募集している場合があります。
申込みをした後は、正式な譲渡の前に、譲渡条件をクリアしているか確認のための面談や訪問、数日間猫を預かってみる「トライアル期間」などが場合によっては必要です。
ラガマフィンを里親で迎える場合、猫の代金は発生しなくても、避妊去勢手術費用やワクチン費用などの医療費が約3万円と、交通費などが必要となる場合があります。
ブリーダー
ラガマフィンのブリーダーからお迎えするには、まずブリーダーの情報収集をしましょう。雑誌やインターネットで探し、可能なら見学を申し込みます。
購入を決めたら、ブリーダーに伝え料金の支払い方法などを決めます。ブリーダーからラガマフィンの子猫を購入する場合、値段は平均が25万円ほどですが、猫の年齢や、親猫によって値段は変動します。
煌きCATクラブ
ラガマフィン、メインクーンを中心にブリーディングし、生活空間作り、猫の健康のための環境や食事などへの配慮が特徴です。
Breeder Shop にくきゅう
ラガマフィン、ベンガル、ペルシャなどのブリーダーです。穏やかで甘えん坊な子が多いそうです。ラガマフィンの子猫の魅力が良く伝わるかわいい写真も注目です。
ペットショップ
ペットショップの店頭にラガマフィンがいる可能性は低いかもしれません。ペットショップによっては公式サイトで扱っている猫の種類やどの店舗にいるのかが分かります。
ラガマフィンのペットショップでの値段は、20万~30万円ほどです。もし、価格が高すぎたり低すぎたりするときは、お店によく確認をしましょう。
ラガマフィンの飼い方
食事
ラガマフィンは子猫の時代が長く、成猫になるまで3~4年かかります。1才になる頃には体重が5kgを超えていることもありますが、まだ成長します。食事量は体重を見ながら変更し、カロリーの摂りすぎにならないようにしましょう。
運動
ラガマフィンは遊びが好きな猫ですが、体を大きく動かすような遊び方はあまり好まないようです。また体は大きいですが、高いところが大好きというわけではないので、キャットタワーはそこまで大きくなくても大丈夫です。
ですが大型の猫なので、それなりのスペースを用意して、運動や遊びが出るようにしてあげましょう。賢く適応力が高いので、犬のよう散歩ができるラガマフィンもいます。
お手入れ
毛玉ができにくい猫ですが、週に2、3回はブラッシングをしましょう。シャンプーができるようになるとなお良いです。
肉球からはみ出た毛で滑ることや、トイレでお尻周りが汚れてしまったりしているときは、カットが必要です。カットはご自宅でもできますが、自信がない場合はトリミングサロンなどに依頼しましょう。
ラガマフィンのかかりやすい病気
遺伝疾患
ラガマフィンは体が丈夫な猫ですが、祖先の猫の中にペルシャがいるため、ペルシャが持つ遺伝疾患にかかる可能性があります。
多発性嚢胞腎という腎不全となる病気や、呼吸が荒くなることや、後足が麻痺したりといった症状が特徴の肥大心筋症がそれに当たります。
毛球症
毛づくろいで毛を飲み込んでしまい、お腹の中で毛の塊が大きくなり、食欲不振、下痢、便秘などの症状が見られます。重症になると、腸閉塞や腹膜炎にもなる怖い病気です。ブラッシングをして予防しましょう。
まとめ
ラガマフィンはラグドールと深いつながりがあるため、体や性格の特徴がよく似ています。おとなしくて、賢く、適応力が高いなどとても飼いやすい猫種です。
ラガマフィンをお迎えするには、里親、ブリーダー、ペットショップの方法があり、値段は年齢などで変動はしますが、25万円ほどします。大きな猫を飼いたいという方はラガマフィンをチェックしてみてください。
30代 女性 しおり
調べるとが、ラグドールが祖先なのだそうです。
体は7Kgくらいになるそうで、性格は穏やかで賢くてフレンドリーなようですよ。
小さな子供さんとも仲良くできるので、安心して飼えますね。他のペットとも、喧嘩をすることがほとんどないくらいに温厚な性格だそうです。我が家のような多頭飼いしている家庭でも飼いやすいですね。ラガマフィンの被毛は、毛玉になりにくいので、ありがたいですよね。日々のブラッシングが苦手な飼い主さんには、いいかもしれませんが2日に1回は、しっかりブラッシングをしてあげましょう。