猫と人間の赤ちゃんを仲良く育てる方法と気をつけるポイント

猫と人間の赤ちゃんを仲良く育てる方法と気をつけるポイント

猫と人間の赤ちゃんが一緒に生活をすることになったとき、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。環境の変化に敏感な猫と、衛生面やケガが心配な人間の赤ちゃんを仲良く育てるポイントや注意点をご紹介します。

猫と人間の赤ちゃんを仲良く育てる方法

猫と人間の赤ちゃん

猫と人間の赤ちゃんを仲良く育てる方法「猫と人間の赤ちゃんを家に迎える前から始める」

人間の赤ちゃんが誕生する前から猫を飼っている場合、仲良く育てるには、人間の赤ちゃんをおうちに迎える前から準備が必要です。

赤ちゃんが来る前は、ベビーベッドなど赤ちゃん用品が一気に増えますよね。赤ちゃんがおうちにやってきた日に赤ちゃんのためのスペースを用意するのではなく、前もってベビーベッドなどを設置して猫に環境が変わることに少しずつ慣れてもらいましょう。

また、赤ちゃんのニオイのついたタオルなどを猫に嗅がせたり、泣き声を録音したものを聞かせるのもおすすめです。猫が人間の赤ちゃんと対面をしても、知っているニオイや声の方が強く警戒しない可能性があります。

猫と人間の赤ちゃんを仲良く育てる方法「部屋を分けて一緒に過ごす時間を少しずつ増やす」

可能であれば、猫と人間の赤ちゃんが過ごす部屋を分けましょう。猫が人間の赤ちゃんに攻撃してケガをすることを心配するかもしれませんが、猫は警戒心が強い生き物なので、猫から攻撃をすることはほとんどありません。

ただ、初めて出会う赤ちゃんという生き物に対して攻撃性を示す猫、怖がるだけの猫、人間の赤ちゃんを子猫の様に守ったりお世話をしたりする猫など性格によって反応は様々で、赤ちゃんを傷つけるつもりがなくても、爪で引っかいてしまうこともあります。

いずれにしても、初めは猫と赤ちゃんは部屋を分け、飼い主さんが目を離さない状態で少しずつ一緒に過ごす時間を増やしていく方が、猫のストレスになりにくいです。

猫と人間の赤ちゃんを仲良く育てる方法「猫が逃げられる場所を」

赤ちゃんがハイハイなど自分で動けるようになると、猫に近づいてしっぽをつかんだり毛をひっぱったりすることがあります。それでも人間の赤ちゃんを「攻撃してはいけない対象」と見て我慢してくれる猫も中にはいますが、猫が避難できる場所を用意してあげましょう。赤ちゃんに危険がなく猫しか登れない高い場所が良いですね。

猫と人間の赤ちゃんを仲良く育てる方法「接し方」

猫は飼い主さんをよく見ています。飼い主さんが赤ちゃんに対して優しく接する様子を猫が見て、「自分より弱い生き物」「優しく接する相手」と理解することがあります。

また、赤ちゃんにつきっきりになってしまうと猫もやきもちをやきます。今まで以上に猫に愛情を持って接したり、猫と遊ぶ時間を設けたりしましょう。

赤ちゃんが中心となる生活や、部屋の様子が変わること、構ってもらえないことなどが猫には大きなストレスになります。ストレスは様々な病気のきっかけにもなるため、猫が安心できるように、その猫に合った接し方を考えることが必要です。

猫と人間の赤ちゃんを育てる際の注意点

赤ちゃんと遊んでいる猫

猫と人間の赤ちゃんを育てる際の注意点「猫アレルギー」

猫と人間の赤ちゃんが一緒に生活するとなると気になるのは猫アレルギーですよね。猫アレルギーの原因となるアレルゲンは、猫のフケ、唾液、おしっこ、うんちなどに含まれるタンパク質です。くしゃみ、鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状が赤ちゃんにあらわれたら検査を受けて、原因が猫なのかを確かめましょう。

以下の猫アレルギーの対処法によって体内に入るアレルゲンを少なくできます。

  • 猫と人間の赤ちゃんの生活の場所を分ける
  • 猫と猫の身の回りの物のお手入れをする
  • 部屋の掃除をこまめに行う
  • 猫と人間の赤ちゃんのスキンシップは過剰に行わない
  • 空気清浄機を活用する

猫と人間の赤ちゃんを育てる際の注意点「人獣共通感染症」

動物と人間が関係する感染症を「人獣共通感染症(ズーノーシス)」と言い、以下の方法で予防することが可能です。

  • 猫を触った後は手を洗う
  • 猫のトイレの後はすぐ片付けて、手洗いをする
  • 猫の寄生虫の定期的な予防をする

猫と人間の赤ちゃんを育てる際の注意点「ケガ」

猫が引っかいてしまうなど、赤ちゃんのケガを防ぐには飼い主さんが目を離さないことが一番です。ですが、多頭飼育の場合、猫同士の追いかけっこで赤ちゃんにぶつかったり、踏んでしまったりすることがあるので注意しましょう。

猫と人間の赤ちゃんの動画3選

人間の赤ちゃんを見ている猫

人間の赤ちゃんが大好きな猫

人間の赤ちゃんにべったりとくっついている猫さんです。フミフミ、スリスリ、赤ちゃんが大好きなアピールが止まりません。

人間の赤ちゃんが怖い猫

赤ちゃんが小さく声を出したり動いたりするたびに離れていく猫さんです。ほとんどの猫は初めはこのような反応なのかもしれません。

人間の赤ちゃんを守る猫

赤ちゃんが眠るベビーベッドを守る猫さんです。仲間の猫が来ても追いはらっています。頼もしいですね。

まとめ

人間の赤ちゃんに手を伸ばしている猫

猫と人間の赤ちゃんの仲が良い姿は微笑ましいですよね。仲良く育てるには、ケガや衛生面で注意をしましょう。猫が徐々に慣れるように準備をしてあげることや、ケガをしないために猫と赤ちゃんから目を離さないことが必要です。猫は環境の変化に敏感で、人間の赤ちゃんの誕生によってストレスを感じてしまうことがあります。また、人間の赤ちゃんは猫アレルギーなど衛生面で清潔な環境にしてあげることが大切です。猫と赤ちゃんが仲良くなれるようにサポートをしてあげましょう。

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