猫の10の腹痛サイン
猫が腹痛を感じている時は、こんなサインが出ます。どれか一つのサインだけ見て判断する、というよりかは、いくつかのサインが出ているのを総合的に見て、腹痛があるのかも、と考えてみてください。ですが、いずれにせよ正確な診断は、かかりつけの獣医師に任せるようにしましょう。
- 1.うずくまる
- 2.土下座
- 3.部屋の隅や暗い場所にじっとしている
- 4.触られるのを嫌がる
- 5.目が閉じ気味になる
- 6.耳が後ろを向く
- 7.口が引き締まる
- 8.反応なし
- 9.いつもと違う鳴き声
- 10.お腹を執拗に舐める
1.うずくまる
人もお腹に痛みがあるとうずくまりますが、猫も同じです。じっとうずくまっている時は、お腹が痛いのかもしれません。
2.土下座
土下座のように前足を前に出し、頭やお腹をべたっと床につける姿勢の場合も、腹痛を感じている可能性があります。「いててて・・・」と苦痛に耐えているのでしょう。 もちろんリラックスしている時のほうが多いので、食欲や他の体調不良の症状があるかどうかで総合的に判断しましょう。
3.部屋の隅や暗い場所にじっとしている
猫は腹痛に限らず、具合の悪い時は身を隠してじっとしています。いつもの寝場所ではなく、部屋の隅や暗い場所にずっといる時は、腹痛など体の不調があるのかも。
触られるのを嫌がる
お腹を触られるのを嫌がる猫は多いですが、いつもにも増して嫌がる場合、痛みがある可能性があります。いつもと様子が違う場合は早急に動物病院に受診するようにしましょう。
5.目が閉じ気味になる
猫が腹痛を感じていると、目が閉じ気味になります。いつもより目を細める時間が長いな、と感じたらお腹に限らずどこかが痛いというサインである可能性もあります。
6.耳が後ろを向く
腹痛の時は、耳が後ろ向きになるようです。チェックしてあげてください。恐怖や不安でもなりますので他に体調の変化はないかどうか総合的に判断してあげてください。
7.口が引き締まる
痛みの為、口が閉じて引き締めます。猫は大体口を閉じていることが多いので、少し判断が難しいですが、目が閉じ気味になっていて耳が後ろを向いてれば、腹痛を感じている可能性もあります。
8.反応なし
撫でたりおもちゃを見せたりすると、普段ならば何らかの反応を示す猫が、全く反応しない場合、腹痛でそれどころではないのでしょう。いつもは反応するのに、という時は、腹痛や他に体調が悪かったり痛みに苦しんでいるのかも。
9.いつもと違う鳴き声
「シャー」「カッ」「ウ〜」と何もしていないのにこのような鳴き声をあげる時は、腹痛があるのかもしれません。
その他、ゴロゴロ言っている時もあります。ゴロゴロ音は通常は気分が良い時に鳴らすと言われていますが、実は体調の悪い時も鳴らす事が分かっています。
鳴き声の他にも腹痛サインが出ていないか、調べてあげてください。
10.お腹を執拗に舐める
猫は体に痛みがあると、患部を舐めまくります。毛づくろいは猫の習性ですが、あまりにしつこく舐めている場合は、痛みがある可能性が高いです。舐め過ぎて皮膚が痛まないように、早めに受診しましょう。 もちろん痒みや皮膚の病気で舐めていることもありますので、体調に注意して総合的に判断しましょう。
まとめ
猫は体の不調を隠す動物ですから、余計に腹痛が分かりにくいです。ですが、いつも一緒にいる飼い主さんならば、愛猫の様子がいつもと違うのに、気がつきやすいでしょう。猫の腹痛サイン、見逃さないようにしてあげてください。