猫社会のルールとは?
猫は基本に喧嘩をしない
猫達は基本的に喧嘩を避ける生き物です。これは猫が野生の中で負傷することは死に繋がるリスクがあると理解しているため、喧嘩をなるべく避けようとする本能を持ちます。
まず猫達はお互いのテリトリーに近づかないよう生活しています。このテリトリーは、マーキングと言う行為で自分の縄張りを主張する意味を持つとともに、「自分の位置を他の猫に伝えて、ここには近づかないで欲しい」と言う意味が込められていると言います。これにより、猫達はお互いの縄張りを理解して、相手の縄張りに近づかないことや、出会う可能性が高い時間帯は通る道を変えるなど気を配って生活しているとされています。
こうして猫の社会を知ってみると猫は喧嘩を避けるために意外と周囲に気を配って生活しており、自由な猫というイメージが薄れてしまうほど、猫達は優れた社会性を身に付けているようですね。
猫が降参した時のサインについて
出来る限り、喧嘩を避けている猫達ですが…やはり、喧嘩をしなければいけない状況があるんですね。それは運悪く別のテリトリーに住んでいる猫と出会ってしまった時、オス猫同士がメス猫を奪い合う時や、若いオス猫が新しい縄張りを作らないといけない時などが挙げられます。では猫達の喧嘩の勝敗はどのように決まるのでしょうか?。猫達の喧嘩の勝敗を決める「参りました!」のサインについてご説明します。
1.うずくまって耳を横に倒す
喧嘩が起こった時、どちらかの猫がうずくまって耳を横に倒すことで、「参りました!」と降参した時のサインとなり喧嘩の勝敗が決まります。こうして負けた猫はうずくまって耳を横に倒したまま動かず、勝った猫が立ち去るまで待ちます。
2.目を逸らす
避けれない喧嘩は応じるしかない…けど『やっぱり喧嘩は避けたい』、という時。猫は、目を逸らして喧嘩をしたくないことを相手に伝えます。ここで喧嘩が起きてしまうかどうかは相手の対応次第になります。お互いが同じように目を逸らし、無視をすることで喧嘩が回避が出来る場合と、相手が睨みをやめず喧嘩に発展してしまう場合に分かれてしまうようです。
3.お腹を見せる
野生の中で猫がお腹を見せることは命の危険があるため、見せることは無いと言われていますが、室内飼い猫の場合は部屋の中が安全だと理解しているので、飼い主や一緒に住んでいる猫に対してお腹を見せて可愛く「参りました!」と降参ポーズを取る姿が見られます。また、この両手を上げた「参りました!」ポーズは甘えている時にも猫が見せてくれる姿です。
猫は喧嘩で命を落とすことがない
猫の喧嘩は、勝敗が決まった時点で負けた猫は勝った猫に対して二度と逆らうことがなくなるため、勝った猫は負けた猫に対して必要以上に攻撃せず、そのまま立ち去ります。そのため猫達が喧嘩で命を落とすことはないと言われています。つまり猫達は基本的に、平和な生き物と言えますね。
まとめ
「参りました!」と猫が降参した時のサインとは「うずくまって耳を横に倒す」「目を逸らす
」ことと、室内飼いの猫ならではの可愛い「お腹を見せる」降参ポーズがあることが分かりました。また猫社会のルールは、喧嘩を避けるために人間のように周りに気を配って生活しているなど、とても猫とは思えない優れた社会性を身に付けているようですね。
30代 女性 匿名
私の実家は農村地帯で幼い頃から何度も猫同士の喧嘩を見ており、劣勢の猫が服従の姿勢をしていても激しい攻撃が続けられる殺害現場を何度も見ています。
しかも、亡骸を収容しようとしたら、今まで攻撃していた猫に襲われたこともあります。
おそらく家猫の経験のある野良猫では無く野猫で、仕留めた猫は食料とするつもりだと思いますが、その攻撃的で凶暴な性格は家庭猫と全く違い恐怖でした。