いつも与えているフードは愛猫の年齢に適していますか?

いつも与えているフードは愛猫の年齢に適していますか?

飼い主さんからの相談で多いものが、「もうシニア用フードに変えた方がいいの?」、「まだ仔猫用フードを与えており切り替えた方がいいの?」といった、年齢に合ったフードの選び方です。それぞれカロリーや栄養素の含有量が違います。健康のために適切なフードを選び与える必要があります。

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猫のフードはどれを選べばいいの?

食べている4匹の猫

一般的においてあるフードは必要な栄養素が入っており、それを「総合栄養食」といいます。
その際はフード裏の成分表に必ず記載されています。まずそのフードが総合栄養食と書かれているか確認をしてください。

猫の総合栄養食とは

栄養バランスのよいフード

毎日与える食餌としてつくられています。
猫ちゃんに必要な栄養素をすべて含んでおり、お水と一緒に与えるだけで健康を保てるよう、栄養バランスを調節しています。そのためフードが適している年齢(成長レベル)が記載されています。
主に「幼猫・キトン・成長期」「成猫・アダルト・維持期」「高齢・シニア期」などです。

総合栄養食の他に、このように記載されているものもあります。

間食

ちゅーる系やササミなどいわゆる「オヤツ」のことを指します。嗜好性が高いためご褒美として与える場合が多いです。少量なら問題はありませんが頻繁に与えていたり、一回に与える量が多いとカロリーオーバーとなり肥満の原因になりますので、なるべく控えた方がいいです。

療法食

病気や症状に合わせて栄養素の量を調節してつくられています。
例えば腎臓食の場合はタンパク質含有量を少なく調節しています。そのため自己判断で療法食に切り替えて与えてしまうと逆に病気になってしまったり体調を崩してしまう事がありますので、その際は必ず検査を受けたり、獣医師と相談する必要があります。

猫の年齢にあったフードとは

フードを食べる猫

「幼猫・キトン・成長期」

この時期はおよそ生後約1、2ヶ月〜1才までの事をいいます。生後約6ヶ月でだいたい成猫と変わらない大きさまで成長するため、必要なエネルギー量摂取量が多いです。そのため高タンパク質や高カロリーの他、骨をつくるのに必要なカルシウムやリンも豊富に含まれています。しっかりと摂取しなければ発育不全となり体調を崩し命に関わってくる場合もあります。

しかし消化機能が不完全のため一度に与える量を少なめにし、その分回数を増やして与える事が大事です。

  • 生後1〜3ヶ月は一日4〜5回
  • 生後4〜6ヶ月は一日3〜4回
  • 生後7ヶ月以上は一日2〜3回

を目安に与えるといいです。

仔猫の時期にドライフードやウェットフードなど他の種類のフードを与えると、成猫になった時に「ドライフードしか食べない」など偏食傾向がなくなるといわれれています。

「成猫・アダルト・維持期」

猫ちゃんの年齢が1才〜9、10才の時期をいいます。成長期が終わり幼猫と比べ、必要なエネルギー量は少ないです。また生後6ヶ月くらいから避妊(去勢)手術が可能になり、ホルモンの影響で太りやすくなります。手術後に大半の猫ちゃんが体重が増え、肥満傾向になりがちです。
そのため成猫用のフードは幼猫のフードと比べカロリーが低めに調節されていますが、きっちり一日量を決め、与える事が肥満防止につながります。

またこの年齢はストラバイト結晶など泌尿器疾患になりやすいので、原因のミネラル成分であるマグネシウムなどを調整してつくられています。

「高齢・シニア期」

主に12才から高齢期といわれていますが猫ちゃんの年齢が7〜8才ぐらいになると老化がはじまります。高齢になると若い頃と比べ運動量が減るため必要カロリーは低くなり、基礎代謝も低下します。成猫用フードよりカロリーは低めに調節されています。

他にも腎臓の働きが落ちやすくなるため負担を減らすためタンパク質の量を減らしています。
食欲があって元気でも、成猫用のフードをそのまま与えてしまうとカロリーオーバーとなり肥満になりやすく、高タンパク質のため腎臓に大きな負担をかかってしまいます。フードの切り替えと定期的な血液検査をおこなう事がとても大事です。

また噛む力や胃腸の働き、飲水量が低下するため、水分が多く含まれているウェットフードに変えてあげるのもいいです。

まとめ

フードを迷う猫

年齢ごとに必要なカロリーや栄養素のバランスが違います。年齢に合ってないフードを与えて続けると体調を崩したり病気を引き起こす原因になります。猫ちゃん年齢に合ったフードを与える事が病気の予防や健康維持に繋がります。フードだけではなく血液検査などの定期健診をする事で、病気の早期発見や症状のスピードを遅らせる事ができます。

適切なフードを選んだとしても一日に与える量が多いと太ってしまい、その影響で糖尿病や泌尿器疾患を引き起こしやすくなるため、意味がなくなってしまいます。そのため、きちんとフード量を測る事が大切です。
毎日与える食餌だからこそ猫ちゃんの健康を大きく左右します。
日頃から気をつけて与え、全ての猫ちゃんが長生きしてくれる事を願っています。

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