なぜ猫は「ツンデレ」と言われるのか?
- 猫がツンデレといわれる理由:気分屋だから
- 猫がツンデレといわれる理由:気分によって対応が変わるから
猫は気分屋です。いえ、自分の気持ちを1番大事にしている、と言った方が良いかもしれません。ですから、甘えたい時は甘えるし、構って欲しくない時は嫌がるし、自分の気持ちにとても正直なのです。
さっきまでゴロゴロスリスリ甘えていたのに、と思っても、猫が満足すれば、プイッとどこかへ、行ってしまいます。人間がもっとナデナデしたいと近寄って行っても、猫の気分が乗らなければ、撃沈されるのが関の山でしょう。
このように気分によって対応が変わるところが、「ツンデレ」と言われる所以です。意識的にやっているのかどうかは分かりませんが、そんなつれなさや、たまに見せてくれる可愛らしい表情に、やられてしまう人は多いのです。猫はツンデレで天然の小悪魔とも言えるのではないでしょうか?
その生き方ややり方には、学ぶところがたくさんあります。周りからはちょっと勝手と思われるような行動も、うまくやれば魅力的に映り、許されてしまうかも。猫が「神」と言われることがあるのにも、うなづけます。
猫がツンデレだという研究結果
東大で行われた猫のツンデレに関する研究
何とあの東大で、「猫のツンデレ」に関する研究がされました。計20匹の猫に、赤ちゃんや動物など、言葉を話さない対象に対して良く使われる科学的な方法で、猫の認知力の研究を行ったのです。
猫のツンデレに関する研究結果
- 猫は飼い主の声と見知らぬ人の声を聞き分けている
- 頭を動かす反応:5〜7割
- 耳を動かす反応:3割
- 鳴き声、尻尾を動かす反応:1割
その結果、猫は飼い主の声と見知らぬ人の声をはっきりと聞き分けていることが分かりました。また、呼びかけに対する反応は、「頭を動かす」が全体の5〜7割。「耳を動かす」が3割。「鳴き声」や「尻尾を動かす」が約1割だったそうです。
猫の飼い主への反応
この反応は、飼い主でも見知らぬ人でも変わらないのだとか。ただ、飼い主の呼びかけの場合は、より強い反応を示すそうです。この事から、「そっけなく、ツンデレのように見える猫だけれど、飼い主とは特別な関係にあるようだ」と研究チームを率いる教授は語ります。
我が家の猫たちの場合、気分によって反応が違います。呼びかけてこちらを向いてくれる事もあれば、完全無視の場合も。やる気がある時は「ニャ〜♡」と答えてくれる事もありますが、「あ〜呼んでのは聞こえてるけど、今は眠いから答えるのダルい〜」と言う心の声が、良く聴こえてきます(笑)。 まさにツンデレですね。
猫が呼びかけに対していつもではなく、たまに良い反応をしてくれるのは、心理学で言う「部分強化」に当たるのでは、と筆者は思います。
「部分強化」とは、「ある行動に毎回ではなく、たまにご褒美を与えると、その行動をし続けるようになる」事です。良くギャンブルにハマる心理の説明に、この部分強化が用いられます。
猫への呼びかけに対する猫の反応も同じで、いつも良い反応をしてくれる訳ではなく、たまに「ニャ〜」と鳴いたり寄ってきてくれたりという可愛い反応をしてくれるから、人がハマってしまうのではないか、と個人的には思います。
正に、猫マジックにかけられている状態。身に覚えがある方が、大半ではないでしょうか?
ツンデレ猫と言えば「三毛猫」
- 三毛猫がツンデレと言われる理由はメスであるから
- メスの猫はかなり気分屋で母性本能が強い傾向があるのでツンデレと言われる
ツンデレ度は猫によって違うものの、毛色では「三毛猫」が、ツンデレ度が高いと言われています。というのも、三毛猫はほとんどが「メス」だからというのが一因です。メスはお嬢様気質で嫉妬深く、かなり気分屋な傾向があります。
ですから突如怒り出すなど、謎な部分も持ち合わせています。かと思えば母性本能が強く、自分の子は命を張って守る、という面も。謎に包まれたミステリアスなツンデレ三毛猫、ハマる人はどっぷりと、ハマりそうです。
ツンデレ猫が甘えてくる時のしぐさ
ツンデレな猫ですが、甘えたい時には以下のようなしぐさをする事が多いです。
- 側に来る
- じっと見てくる
- 邪魔をしてくる
- フミフミする
- スリスリする
- お腹を見せる
他にもたくさんあるでしょうが、代表的なものを挙げてみました。無言で側へスッと寄ってきて、意味ありげな視線を送ってくる控えめな甘えたいサインもあれば、飼い主さんが読んでいる雑誌やPCの上に陣取る、あからさまなサインもあります。
その猫によって甘え方は千差万別ですが、飼い主さんならば分かるサインがあるはずです。是非、見つけてあげてください。
まとめ
猫と言えば「ツンデレ」。
このイメージは、今も昔も変わりませんね。その絶妙なツンデレ具合に見事に、人は手なずけられてしまうのでしょう。
人の心を操る事にかけては、猫の右にでる動物はいないのではないでしょうか?恐るべし猫マジック。注意してかからねば、なりません。
40代 女性 あかつき
20代 女性 あめたま
確かに普段はあまり甘えたがらない子が、急に甘えに来ると人間の心理としてはキュンキュンとしてしまいます。所謂ギャップ萌えというやつですね。
犬のように常に甘えられてばかりだと飼い主の方も疲れてしまいますが、猫のように自分のタイミングで甘えてきてもらえるとメリハリが付いて過ごしやすいと考えられます。
勿論、お世話好きな飼い主さんには犬の方がよりマッチしますが、自分の時間を大切にしたい飼い主さんは猫ちゃんの方がより良いパートナーとなると考えます。
50代以上 男性 まっさん