道路で保護した子猫~その後のお話

道路で保護した子猫~その後のお話

死にかけていた保護猫のチビさん、命の危機からは脱出しましたが、新たな問題が発生しました。その問題に立ち向かうチビさんと、飼い主である私の奮闘記です。

子猫の目が赤い!

片目が真っ赤に腫れたチビさん

今回はチビさんに起こった目と、血液検査のお話です。
前回のお話⇒道路で保護した子猫「余命一週間」を乗り越えて

懸命に食事を与え、薬も飲ませて一命を取り止めたチビさん。顔の汚れもだんだん綺麗になり、可愛いお顔が見えるようになってきました。が、目がおかしい…病院へ連れて行くと、どうやら猫風邪のダメージが目にきているらしく、先生もどう処置をするか悩んでいました。

左の目は白濁していますが、瞳孔反射はみられるので視覚に問題はないとのこと。ただ右の目が赤く腫れて、かなり視界を塞いでいたので、そちらの方が大変でした。

せめて片目だけでも見えるようにしてあげたいと、先生と相談しながら抗生剤を飲ませ、目薬を2種類さすことにしました。このうちの一種類が高額で、長く続くと懐事情が厳しかったのですが、チビさんのためですから費用は頑張って捻出です!

また、まぶたを縫って回復させる方法もあると言われましたが、まだ小さいので回復力に期待しようと提案していただいたので、とにかくまた栄養をいっぱい採ってもらって、チビさんに頑張ってもらうことになりました。

子猫のチビさん下痢も続く

目だけでなく下痢も繰り返しているチビさん。目薬、食事は1日4回。抗生剤と整腸剤は1日2回。食事は以前より量も食べられるようになりましたが、まだ自力では上手に食べられません。

この頃のメモを見ると、トイレの成功と失敗を繰り返しているのが分かります。と言うかトイレの事ばかり書いていますね。。

汚いメモ

後で気付いたのですが、猫さんはやはり砂のトイレが好きなようで、我が家はチップのトイレだったので、なかなか覚えてくれなかったようです。

人間の都合で掃除しやすいチップを使っていますが、最初はやはり砂を置いあげた方が良いみたいですね。トイレを覚えてからチップに変えると良いですね。

元気になってきた!

元気になってきたチビさん

目薬と薬の効果が出てきたらしく、真っ赤だった右目もどんどん落ち着いてきました。一安心です。猫の生命力には本当に驚かされます。ですが新たな問題が再び発生しました。

子猫のチビ血液検査の結果

再診で病院へ行き、目の問題は一先ず落ち着きました。そこで体重も順調に増えてきたので、今度は血液検査をする事に。

猫エイズの疑いが!

「猫白血病ウイルス抗原/猫免疫不全ウイルス抗体」の検査です。最初は何も出なかったので、良かった!と看護師さんと喜んでいたのですが、しばらくするとFIVの方にうっすらと反応が出てきました。この猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症は、猫エイズとも呼ばれる感染症で、末期になると口内炎、胃腸炎、鼻炎などの症状が続き、最後には死に至ります。感染経路としては、病原体を持つ雄猫が喧嘩することでうつる場合が多いようですが、うちのチビさんは雌ですし、まだ私以外と喧嘩したことがありません。

母乳からの感染の疑い

先生の見解では親猫が感染していて、その母乳を飲んだために体に残っているのではないか?と言う事でした。もしそうであれば、完全に母乳の影響が抜けてしまえば反応は出ないはずです。残念ながら、まだ再検査をしていないので、はっきりとした結果は分かっていません。

生後半年ほどで避妊手術をする予定ですので、その時に再検査をします。どうかエイズではありませんように。と思っていますが、その時にならないと分かりませんので楽観的に構えています。

まとめ

子猫も一生懸命生きようと頑張っています。可愛いからと安易な気持ちでペットショップで買って、思った通りにならないからと捨てたり、虐待したり絶対しないでください。人間も病気になったら治療するように猫や犬も病気になるのです。

ですから病院に連れていってあげて、できる限りの治療を受けさせてあげてください。大切な家族であれば、猫や犬のために頑張れるはずです。大変でも辛くても、最後の時まで一緒にいてあげたいですね。

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