猫はわさびを舐めても大丈夫?危険な理由と対処法

猫はわさびを舐めても大丈夫?危険な理由と対処法

概要

  • 猫にわさびは少量なら問題ないが、量が多いと重い症状を引き起こし危険
  • わさびなどの刺激物は内臓や消化器官を傷つけ嘔吐や下痢などを起こす
  • 症状が出たら病院で受診して、獣医師の指示に従う

わさびはピリッと辛く、蕎麦やお寿司になくてはならない立役者ですが猫が舐めてしまっても大丈夫なのでしょうか?また舐めてしまった場合、どのように対処してあげるのがいいのでしょうか?合わせて見ていきましょう。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫はわさびを舐めても大丈夫なのか

わさび

結論から申し上げますと少量なら問題はありません。ただ量が多すぎると重い症状を引き起こす原因となります。猫にとってわさびだけではなく、からし、胡椒、とうがらしなどの香辛料は猫にとって与えてはいけないものです。

与えても問題ない量でいうと体重により異なってきますが、一舐めくらいなら問題は無いことは多いようです。

しかし、わさびを食べて数時間後に何か症状が出た場合は決して自己判断をせずに迷わず獣医師に相談しましょう。獣医師の指示に従い対処することで猫ちゃんへの体への負担を最小限に抑えることができます。

猫にとってわさびが危険な理由

草むらにいる猫

少量では問題が無いことが多いとは言ってもわさびを食べさせるのは危険だということですが、その理由とはずばり内臓の炎症を引き起こすからです。

わさびはピリッと辛い刺激成分を含んでいますが、その刺激成分が胃壁や腸壁を傷つけてしまいます。その結果内臓が炎症を起こし胃腸障害を引き起こす可能性があります。

また口にしなくても、わさびの刺激臭により少し近づけただけで目を細めて嫌がります。節度を守り、口に決して入れないようにするなら試しても問題はありませんが、猫ちゃんにはとても嫌がられます。中にはしつけとして、お仕置きでわさびを近づけている方もいるようです。

すごく嫌そうにしていますので出来ればやめてあげましょう。

猫がわさびを舐めた時の症状と対処法

舌を出す猫

猫が誤ってわさびを食べた場合、具体的にはどのような症状がでるのでしょうか。

代表的な症状は嘔吐と下痢です。

嘔吐と下痢が出たら要注意

どんな病気でも嘔吐や下痢は病気の症状にあげられます。わさびなどの刺激物を食べた場合、内臓や消化器管を傷つけている可能性が高いです。

もしそのような症状が出た場合、まずは獣医師に相談しましょう。おそらく絶食でしばらく胃を休ませるように指示があると思います。絶食期間は動物病院にて輸液療法で対応します。

症状がでている場合は自己判断で無理に吐かせようとはせずに獣医師に相談するようにしましょう。

逆に胃に優しいものを食べさせる場合も

症状によっては、胃の中を保護する為に消化にいいものを食べさせるように指示が出る場合もあります。その際はお湯でふやかしたドライフードなどがいいでしょう。こちらも自己判断はせず必ず獣医師の指示に従うほうが確実です。

塩を食べさせて吐き出させるのは危険

猫が食べてはいけないものを食べた場合の対処方法として、塩を食べさせて吐き出させるという方法をネットで見かけますがそれは大変危険です。

猫が塩分を多量に取ると、内臓疾患を引き起こす可能性があります。わさびは毒ではありません。焦って無理矢理吐かせるのではなく、落ち着いて獣医師の指示を仰ぐのが一番良い方法だと覚えておきましょう。

わさび以外にも危険はいっぱい

猫と唐辛子

わさび以外にも猫が口にしては危険な食べ物は意外に多いです。せっかくなので代表的なものと意外に知られていない猫が食べてはいけないものをご紹介します。

ネギ類

たまねぎやネギ類は猫にとって生死を左右する食べ物の1つです。絶対に口にさせてはいけません。

人間用の牛乳

子猫の為に人間用の牛乳を与える人がいますが、猫は人間用の牛乳を口にすると乳糖が消化できず下痢を引き起こします。与えるときは猫用のものにしましょう。

香辛料全般

前述したとおりわさびをはじめ刺激の強い香辛料は内臓を傷つけてしまうため、下痢や嘔吐、さらに感覚麻痺といった症状を引き起こしかねません。刺激の強いものは口に入れないように注意しましょう。

生魚

魚の中には生のまま食べてしまうと消化不良を引き起こし、黄色脂肪症や痙攣、嘔吐や下痢を引き起こします。生魚ではなく与えるときは火を入れて、適量を与えるようにしましょう。

まとめ

わさび

わさびなどの刺激物は人間が食べると味のアクセントになるのでとてもいいのですが、猫にとっては刺激が強すぎる為に下痢や嘔吐を引き起こします。

刺激が強いもの、例えばからし、タバスコ、七味、コショウもそうですし、激辛料理なんかも猫にとっては刺激の強すぎるものとなっています。

一番の対策は愛猫が誤って口にしないように注意することです。刺激物を外に出しているときに目を離さないことが愛猫の健康を守ることになります。

愛猫との素晴らしく楽しい生活を送るために防げる事故は防げるように努力を惜しまないようにしましょうね。

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