1.食欲不振
猫が病気になると、食欲不振になる場合があります。その理由はさまざまですが多くの病気で見られるわかりやすい症状ですので、見逃さないように注意しなければいけません。
猫が3日以上の期間ご飯を口にしないと、脂肪肝という病気にかかる可能性があります。ただでさえ体調が悪いのにさらに上塗りされた形になってしまうのです。愛猫がどのくらいのご飯を食べているのか、またその量の増減を把握するようにしておきましょう。
2.排泄の異常
猫は泌尿器系の病気にかかりやすいです。特にオスは尿道が細いため異常を起こす傾向にあります。気をつけてあげてください。
もちろん尿だけでなく便の方で異常が起きる場合もあります。トイレに何度も行く、排泄時に痛そうに鳴く、トイレに行っても出ていないなど。掃除をする際、排泄物の様子を合わせてチェックしておくと早期発見につながりやすいでしょう。
3.発熱
多くの病気で発熱が起こります。猫風邪はもちろん、猫白血病や猫エイズ、猫パルボウイルス、FIPなどのウイルス感染でも熱が出るのです。猫の平均体温は38度と人よりも高いため、普段から熱く感じるでしょう。
そのためわかりにくいといえばわかりにくいですが、いつも以上に熱いと感じたり猫がボーッとしたりしていたら、発熱の可能性があります。そのような異常を感じたら、早めに動物病院へ連れていきましょう。
猫用で体温計を1本準備しておくと発熱しているのか判断が付きます。ぜひ1本準備してあげましょう。
4.体重減少
体重減少が起きる病気は多いです。重大な病気が原因の場合もありますので、十分注意していきましょう。愛猫の体重測定を定期的に行うと、早期発見ができます。
猫は全身が被毛でおおわれているため、見た目では痩せているのがわからない場合があります。スキンシップのときに体に触れ、体型の変化がないかを確かめるのもオススメです。特にウエストのくびれの有無や肋骨にどのくらい触れるのかを確認するとよいでしょう。
ウエストが適度にくびれているか、肋骨に触れたとき、脂肪がどの程度あるかなどをチェックしてください。くびれすぎていると痩せてしまっています。また肋骨にすぐに触れるようなら体重減少の可能性があるでしょう。
以前と比べてどうか、というのも重要です。猫の体格の評価はBCS(ボディコンディションスコア)で判断します。それは飼い主さんしかチェックできないポイントです。しっかりと確認してあげましょう。
5.嘔吐、下痢
嘔吐や下痢をしていたら、なんらかの病気を疑いましょう。ただ猫は吐きやすい動物なので、単に飲み込んだ被毛を毛玉として吐いた可能性もあります。
毛玉だけなのか、食べたものを吐いたのか、食事とのタイミングや時間帯などを確認しましょう。吐いた後に食欲元気があれば問題ないですが、様子が悪ければ治療が必要です。どのような様子の嘔吐なのかを確認しましょう。
下痢は猫の体力をうばいます。特に子猫の場合は命に関わる重大ごとになる場合がありますので、注意が必要です。
まとめ
猫は具合が悪くてもいつも通りにふるまう傾向があります。そのため、飼い主さんが気づくのが遅くなりがちなのです。ですがちょっとした部分で病気のサインが出ているかも。
それを見逃さないように注意していきたいですね。定期的な健診を受けるのも有効です。愛猫の健康管理、しっかりと行っていきましょう。