猫を飼育する時に押さえておきたい7つのポイント

猫を飼育する時に押さえておきたい7つのポイント

可愛い猫を飼いたい!と思うこと、ありますよね?でもいざ家に迎えたら、どうお世話して良いのか、しつけはどうしたら良いのかなど、飼育に関して困ることもあるでしょう。猫は生き物ですから、まごまごしている間に予想外の出来事に発展するかもしれません。そうならないよう、事前の飼育方法チェックは、必須ですよ!

状況に合わせた猫の飼育方法

猫のアップ

猫の飼育方法は、迎える猫によって変わってきます。生後間もない子猫の場合、ある程度大きくなった子猫の場合や成猫の場合もあるでしょう。また、家に迎えた時の状況にもよって大きく異なります。

例えば、道ばたにいた猫を保護し、その猫が瀕死の状態の場合や、家族や知人から一時的に預かった場合など、様々な状況が考えられます。状況に合わせた飼育をしていきましょう。

押さえておきたい飼育ポイント

猫と男女

猫を飼育する時に、これだけは押さえておきたいポイント7つをお伝えしましょう。

飼育ポイント①家の中の環境整備

人間にとって危険はなくても、猫にとっては危険なものが家の中にはあります。例えば、電気ケーブルや小さな隙間など。特に子猫の場合は、電気ケーブルをかじって感電したり、小さな隙間に入り込んで出られなくなったりする可能性があります。

電気ケーブルをかじってしまう猫の場合は、プラスチック製のカバーをつけるなどして対策します。小さな隙間も、入り込めないようにタオルなどを詰めておきましょう。

子猫のうちは思わぬ事故に合う可能性が高いので、側で見ていられない外出時などには、ケージに入れておいた方が安全でしょう。成猫の場合でも、ぐらぐらとした不安定な場所には物を置かないようにする、爪をひっかけそうなカーペットは避けるなど、安全に配慮してあげましょう。

家に迎えてすぐは慣れておらず、思わぬ行動を取ることも考えられます。始めは1部屋だけに限定して飼育して、徐々に行動範囲を広げるようにすると、猫も新しい環境に慣れやすいでしょう。

また、猫は上下運動を好みますので、家具を順番に登れるように、低いものから高いものの順で並べ直すのも良いですね。できれば、愛猫の体格にあったキャットタワーを用意するとより良いです。運動不足やストレス解消にもなりますよ!

飼育ポイント②キャットフード

人間と同様、ご飯は猫にとって重要です。手作りご飯をあげても良いのですが、キャットフードの方が栄養的にはバランスが取れている、と言われています。初めて猫を飼育する時には、キャットフードから始めると良いでしょう。飼い主さんが慣れてきたら、アレンジしていくのもOKです。

キャットフードは多くの種類が販売されており、選ぶのに迷います。どこからか譲り受ける猫の場合は、最初は元いた場所で食べさせたものと同じものを与えましょう。

キャットフードの種類を変える場合は、1週間程度掛けて徐々に切り替えを行なうようにします。元のキャットフードに新しいキャットフードを混ぜて与え、新しいキャットフードの量を段々増やしていき、最終的に新キャットフードだけにして切り替えを行ないます。

キャットフードを選ぶ基準は飼い主さんによって様々です。市販の安価なキャットフードは手軽ですが、添加物が多く含まれているのが一般的です。プレミアムフードと呼ばれるキャットフードは高価ですが添加物が少なく、原料に多くの肉や魚を使用しています。愛猫の好みに合ったものを探しましょう。

尚、愛猫に食物アレルギーがある場合もあります。また、飽きっぽい子は同じフードが続くと食べなくなることも。猫はご飯にうるさい子が多いので、ちょっと苦労するポイントかもしれません。

飼育ポイント③猫トイレ

猫トイレもご飯と同じく、飼育時の必須アイテムです。これがないと猫は、そこらじゅうに構わずしてしまうかもしれません。簡易的には、段ボール箱に新聞紙を引くなどでもOKですが、トイレにもうるさい子が多いのが猫です。なるべく早めに、きちんとした猫トイレを用意してあげましょう。

トイレも選ぶのに迷うシロモノです。特にトイレの中に入れる猫砂は種類が多く、猫の好みが分かれるので、選択が難しいことがあります。数種類を購入して別の容器に入れて、愛猫の好みを確かめても良いですね。

トイレのしつけは、猫は砂があれば大抵は教えなくてもそこでするようになる場合が多いです。どこからか譲り受ける猫であればそこで使っていた猫砂を少し貰い、新しいトイレの中に一緒に入れておくと、ニオイで覚えてくれることが多いです。または、トイレを探している様子があればすかさず、トイレへ連れていってあげましょう。

猫はキレイ好きなので、汚いトイレを嫌う傾向があります。常にキレイにしておくことも大切です。トイレが気に入らない場合は抗議の意味を込め、粗相することがありますので、愛猫好みのトイレを見つけてあげましょう。

飼育ポイント④隠れる場所

いざという時に猫が隠れて安心を感じられる場所を用意してあげるのも重要な飼育ポイントです。猫用に作られたものではなくても、段ボールや何かの箱で充分です。愛猫が自然と入る箱を見つけておくと良いでしょう。そこに入れば絶対安全!と猫が思えるように、その箱に入っている時にはちょっかいを出さないように気をつけましょう。

飼育ポイント⑤おもちゃ

必須ではありませんが、飼育する上で猫とコミュニケーションをはかる為に、いくつか用意しておいてもグッドです。わざわざ購入しなくても、アルミホイルを丸めたものでもOKです。猫が飲み込まない大きさで、用意してあげましょう。

猫と遊ぶ時間を取ると絆が深まりやすいです。できれば毎日5〜10分程度の時間を作って、一緒に遊びましょう。飼い主さんも猫の遊ぶ無邪気な姿を見て、癒されますよ♪

飼育ポイント⑥各種お手入れグッズ

爪切りや歯磨きグッズ、耳や目の掃除グッズ、ブラシなど、挙げればきりがありませんが、それらのお手入れグッズも用意すると良いでしょう。特に爪切りは重要です。猫の爪先は針のように尖っていますので、引っ掻かれたり刺さったりすると、非常に痛いですし大ケガに繋がる場合もあります。

爪先だけで良いので、尖っている爪はカットしましょう。愛猫がカーペットやカーテンなどに爪を引っ掛けてケガすることも防げます。

歯磨きもできればするようにしましょう。猫によってはとても嫌がる子もいますので様子を見ながらですが、歯石がつくと歯周病の原因となります。出来る限り歯磨きするようにすると良いですね。個人的には味付きの、ペット用歯磨きペーストを使うのをおすすめします。美味しい味がするので、割とスムーズにさせてくれることが多いです。

また、被毛のお手入れは、長毛種の飼育では必須です。毎日ブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげましょう。短毛種でも週1〜2回程度してあげると、スッキリとします。長毛種も短毛種も、春と秋の換毛期はマメにすると、家の中に落ちる抜け毛の軽減となります。

また、毛づくろいで愛猫が飲み込んだ毛が体内に溜まってしまう、「毛球症」の予防にもなります。耳や目も、汚れていたらコットンやガーゼなどを濡らして、優しく拭き取ってあげましょう。

飼育ポイント⑦最期まで飼う覚悟

猫を飼育する事は、大切な命を預かることです。猫が問題行動をする、家庭環境が変わったなどで安易に捨ててしまう人が多いのも現状です。捨てられた猫は、殺処分となる可能性も高いのです。ですから、一旦猫を飼育し始めたら、最期まで面倒を見る覚悟が大事です。

もしどうしても飼えなくなってしまった場合は必ず、次に大切に飼ってくれる飼い主さんを探してください。無責任に捨てる行為は飼い主として、1番してはいけないことです。もし迷うようでしたら今はまだ、猫を飼うことは止めておきましょう。

拾ってきたなど…予定外に猫を迎えた時

二匹の猫

道ばたにいた子猫や、ケガをした猫を保護する可能性もあります。野良猫を保護した場合はまず、動物病院へ連れていきましょう。野良猫は重大な感染症に掛かっていたり、寄生虫やノミダニがいたりする場合が多いからです。既に猫を飼っている場合は、動物病院でそれらがないか確認できてから会わせるようにします。

動物病院に連れて行く際、キャリーバッグがあれば良いですが、無い場合は段ボールなどの箱に入れていくことになると思います。ですが意外と力が強いので、わずかな隙間から段ボールを突き破って逃げる可能性もあります。

そんな時は、大きめの洗濯ネットがオススメです。洗濯ネットに猫を入れた上で、段ボールに入れて運びます。すると万が一段ボールから出てしまった場合でも、逃走して思わぬ事故に遭うことを防げます。

動物病院はペット保険に加入していなければ、自費になります。高額な場合もありますが、クレジットカードが使えることが多いので、手持ちのお金がなくても安心です。ペット保険に入るかどうかは飼い主さんの判断になりますが、ペット保険にも色々ありますので、見比べてみると良いでしょう。

猫を飼育する事に関するまとめ

抱きかかえた猫

猫を飼育する場合、最初は用意するグッズがあり、それなりの手間や費用がかかりますが、揃えてしまえばあとは、消耗品の補充だけで良くなります。

しかも猫は、トイレもすぐに覚える事が多いですし、ずっと構っていなくても、大丈夫です。子猫の場合は多少見ている必要はありますが、基本的にはそれほど手間はかかりません。猫にかかる手間やお金よりも、与えてくれるものが多いと思う飼い主さんがほとんどではないでしょうか?是非可愛い愛猫と、幸せなにゃんライフを楽しんでくださいね♪

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