猫の嫌いなもの:濡れること
あなたの猫はお風呂が好きですか? 私の猫は、いえ、私の猫に限らず、大体の猫は水に濡れることを極端に嫌っています。(ごく稀に例外もありますが)
猫の嫌いなものの最もメジャーなものとされる理由は、猫の祖先であるリビアヤマネコに由来しています。リビアヤマネコは乾燥した砂漠などで暮らしていたため、そもそも水浴びの概念がありません。また、夜と昼の寒暖差が激しかった砂漠では、濡れたまま夜を迎えると体温を奪われ、命取りになりかねませんでした。その上、猫の被毛は油分が少ないために水を弾かず、一度濡れると乾くまでにとても時間が掛かります。そのような理由から、猫の嫌いなものに水に濡れることが挙げられるようになったのです。
猫の嫌いなもの:人間編
猫の嫌いなものの中で人間に注目してみると、とにかく大きな声を出す人や予測不能な行動を取る人が嫌いです。これは子供に多いのですが、奇声を発しながら追いかけて来る人も嫌いだし、しつこく構う行為も猫の嫌いなものです。
また、唸り声を連想させる低い声を出す人も嫌いなので、猫は男性よりも女性が好きだと言われています。じっと見つめて来ることも猫の嫌いなものです。目を合わせてじっと見つめられることは、猫にとっては敵対の意味があるのです。
猫の嫌いなもの:匂い編
酸っぱい匂い
酸っぱい匂いは腐敗臭を連想させます。野生時代の猫は狩猟で得た獲物を食べて暮らしていました。要するに生肉が主食だったわけですが、生肉は腐りやすいため、匂いで食べられるかどうかを判断していました。その野生時代の名残でレモンやみかんなどの柑橘系の匂いも猫の嫌いなものだと言われています。また、柑橘系の皮に含まれる「リモネン」と言う成分は猫にとっては危険で、嘔吐やかぶれ、麻痺の原因になるので食べさせないように注意しましょう。
男性の汗の匂い
オスの匂いは野生の世界では、餌を奪い合ったり縄張りを主張したりする攻撃的な場面を想像させるので、動物にとって本能的に男性の汗の匂いは、ストレスを感じさせると言われています。
ハッカの匂い
柑橘系と同じように腐敗臭を連想させます。湿布などに含まれるメントール臭、ミントも同じ理由で猫の嫌いなものですが、稀にマタタビに似た心地よさを感じる猫もいるようです。
フローラル系の匂い
フローラル系に限らず、香りの強いシャンプーや香水等も猫は嫌いなものとされています。洗剤や柔軟剤に含まれている化学薬品の匂いに不快感を覚えるようです。
ハーブやアロマの匂い
アロマ精油に含まれる有害成分グルクロン酸抱合を分解する機能が猫には備わっていません。嫌いというより、身体に溜ると命に関わる場合もあるので注意しましょう。
香辛料の匂い
胡椒やタバスコなど、刺激の強過ぎる香辛料も猫は嫌いです。匂いだけではなく、香辛料に含まれる成分は、胃腸炎や内臓障害の原因にもなりますので、絶対に舐めさせてはいけません。
その他
タバコ、コーヒー、防虫剤、ココナッツ、シナモンの匂いも嫌いだと言われています。特にタバコは同じ部屋にいる人間と比べて、5〜6倍の影響を受けるとのこと。煙が猫の身体に付着し、そのまま毛繕いをした猫の体内に有害物質が入るからです。肺ガン、皮膚炎などを引き起こすきっかけにもなるので、猫の嫌いなものという以前に猫の前でタバコを吸うのは厳禁です。
猫の嫌いなもの:音編
個体差もありますが、多くの猫の嫌いなものに大きな音があります。その中でも特に掃除機の音が嫌いなものだと言われています。ドライヤーの音や目覚まし時計の鳴る音、ガラスの割れる音、玄関の来客を知らせるチャイム、花火や雷の音も猫の嫌いなものです。
人間の発する音で猫が嫌いなものは、ドタバタとうるさい足音、くしゃみ、突然の拍手や、大きなおならの音などです。生理現象なので仕方ない場合もありますが、なるべく猫と距離を置いてから実行しましょう。稀に、パソコンのキーボードを叩く音が嫌いと言う猫もいますのでご注意下さい。
猫の嫌いなものに関するまとめ
このように猫の嫌いなものはたくさんあります。「嫌いなもの」=「猫にとって危険なもの」の場合は良いのですが、必ずしも「=」では繋がりません。猫が好きなものなのに、猫にとっては危険なものもあるので、飼い主は充分に注意しなくてはなりません。
ちなみに、我が家の猫の嫌いなものは、「汗臭く、大声で話し、動作がいちいち大きい父親」「掃除機の音」「ドライヤーの音」「テレビから流れる緊急地震速報」「しつこく構う時の私」です。これを機に、愛猫の嫌いなものリストに入ってしまわないように習性や好みをしっかり理解して努力しようと思います。
女性 百日紅
一番苦手なのは子どもですね。親戚の子が来ると声を聞いただけで逃げてしまいます。ですが、赤ちゃんは少し興味があるようで、泣き止まない赤ちゃんを心配そうな顔をして見ていました。
また、愛猫は掃除機は怖がりますが、高い場所からずっと観察しています。掃除機が怖いのにわざわざ見に行く猫や、掃除機に「しゃーっ!」と威嚇する猫も意外に多いようです。猫の中には掃除機を体にかけてもらうのが好きな子もいますよね。掃除機と猫の関係は面白いです。
猫を病院に連れて行くときのキャリーや洗濯ネット、車も嫌いですね。病院から帰ってくるとしばらくは、私のことも嫌いになるようです。
30代 女性 にゃコロ
とは言っても、生後半年頃までは、一緒に隣り合わせで眠る姿を良く見ていました。
娘から逃げるようになったのは、立ち始めたころからでしょうか。
あっと言う間に9年経ちましたが、娘が家に帰る足音が聞こえると、寛ぎ場を変えている事を、本人は知りません(苦笑)
猫達どこー?
と帰宅後に発するお決まり文句に、家の中のどこかにいるよー、と私が返すのも日課。
猫からすると、子どもの動きは予想がつかず、進撃ならぬ、突撃してくる巨人なのではと思います。
娘に見つかって、つかまって、仕方なく撫でられて、猫キックで早々に退散…
この流れも、我が家の定番です。
好きだからこその突撃ですが、猫にとってはちょっと負担。
そこをわかってあげられたら、接し方も愛情に変わって、猫から向かってきてくれるんですけどね。
共通している嫌いなものとしては、子供がNO.1ですが、他にも外で言えば、
●大きな車や、バイクの音、救急車やパトカーのサイレンの音。
家の中では、
●掃除機やドライヤー、洗濯機の大きな音。
大きな音全般は、猫からしては非日常的で、聞き慣れないのでしょう。
目をまんまるにして固まってしまうので、怖くて嫌いNO.2に挙げました。
我が家では、極力家のお掃除は掃き掃除に雑巾がけ、掃除機を避けているのも、また日常です。
20代 女性 まろん
水が苦手なのは有名ですが、何故苦手なのか特に気にした事がありませんでした。猫の祖先であるリビアヤマネコに由来していたんですね。ただただ水が苦手なだけだと思っていました。
水に濡れると命取りになる環境にいたわけですから、本能的に水を避ける傾向があるんでしょうね。
水が平気でお湯に浸かる猫ちゃんなんかも動画などで見たことがありますが、温泉が大好きなんていう珍しい猫ちゃんもいますね。
嫌いな香りに関しては、猫にとって害のあるものも多いので要注意ですね!
アロマやハーブなどはリラックス効果もありお部屋などで使用したりコスメに使用したりする方も少なくないと思います。フローラルの香りなども柔軟剤に使われていたりするので、無香料のものや香りが控えめなものに変えるなどすると良いかもしれません♪
タバコの煙に関しては、猫への影響は良くないので禁煙、もしくは猫が入らない部屋で吸うなど気をつけなきゃいけませんね。タバコの吸った際は自分自身にも煙がついてる状態ですので、吸いおえたら服を着替える、手を洗うとなどして吸うさいは猫への影響を考えましょう。
空気清浄機などもあると良いと思います。
音に関しては、大きい音はビックリしてしまいますので苦手な子は多そうですね。
以前見た面白ろ動画で、猫の後ろにキュウリを置き振り返った際に驚いている動画を見たことがあります。ぴよよーんと飛び退けて驚いていました。反応が面白く可愛かったです。