猫用ファーミネーターの種類とその使い方

猫用ファーミネーターの種類とその使い方

猫の抜け毛がごっそり取れる!と大人気のペット用ブラシ「ファーミネーター」。評判も良いし、前々から気にはなっているけれど、実際のところはどうなの?と購入を迷われている飼い主さんも多いのではないでしょうか。ここでは、ファーミネーターのメリットから使用上の注意点、気を付けたい模倣品などについてご紹介します。

猫用ファーミネーターとは

ファーミネーター

ファーミネーターとは、猫の被毛や皮膚を傷めることなく、無駄な抜け毛だけを取り除くことができるブラシです。まずはその魅力をご紹介します。

不要な毛だけをごっそり取り除く!

ファーミネーターを使ったあと、刃の部分には、取れた毛がごっそりと溜まっています。あまりの毛の取れ具合に、「これって本当に無駄な毛だけが取れているの?」「必要な毛まで取れてしまっているのでは?」と、心配になる飼い主さんも多いようです。

しかしご安心ください。ファーミネーターは、抜けかけている毛や、すでに抜けてしまった毛を取り除くブラシです。まだまだ元気に生えている被毛を、無理に切ったり抜いたりすることはありません。

1回のお手入れで、多くの不要な毛を取り去ることができるので、「猫の毛が抜けて服やソファーにくっつく……」と、洋服ブラシや粘着クリーナーが手放せない飼い主さんには心強いアイテムです。また、猫がグルーミング中に毛を大量に飲み込んでしまうことも避けられます。

猫の皮膚や被毛に負担をかけない

ファーミネーターで特徴的なのは、持ち手(グリップ)の形です。ボコボコと出っ張っていたり凹んでいたりと、ちょっと変わった形状をしています。この形には、人間工学の理論が取り入れられており、握りやすく変な力がかかりにくいので、猫の毛や皮膚に負担をかけずにブラッシングができます。

毛の後始末は簡単ワンプッシュ!

それだけ毛が取れるなら、ブラシの掃除も大変そう……。現行モデルのファーミネーターは、そんな不安もクリアしました。

なんと手元にあるボタンを押すだけで、ブラシに溜まった抜け毛をポロッと簡単に捨てることができるんです。掃除用の刷毛や櫛で、チマチマお掃除するわずらわしさとは無縁です。

(注:旧モデルのファーミネーターにはこの機能はありません)

猫用ファーミネーターの種類

2匹の猫と黄色の背景

ファーミネーターは猫用、犬用、ウサギなどの小動物用に分かれています。猫用には短毛種用と長毛種用があり、それぞれにSサイズ、Lサイズが用意されています。計4種類のラインナップですね。

具体的な区分けは、次のとおりです。

  • 短毛種 → 毛の長さが5センチ以下
  • 長毛種 → 毛の長さが5センチ以上
  • Sサイズ → 体重4.5キロまでの小型猫用
  • Lサイズ → 体重4.5キロ以上の大型猫用

短毛種用のファーミネーターを毛の長い猫に使うと、途中で突っかかってしまっって、ブラッシングがしにくいこともあるようです。猫の毛のタイプや体の大きさに合わせて、最適なファーミネーターを選んであげてくださいね。

猫用ファーミネーターを使う際の注意点

ブラッシングされる長毛の猫

無駄な毛がよく取れる大変便利なファーミネーターですが、利用する時に注意するべき点もあります。

長時間、または頻繁すぎるブラッシングは禁物

まずは、いくら毛がたくさん取れるからといって、長時間のブラッシングは控えることが大切です。また、あまり頻繁にブラッシングするのも推奨されてはいません。

ファーミネーターは、正しい使い方をすれば、皮膚にも負担をかけず安全に利用できます。しかし、すべてのブラシに言えることですが、あまりに長い時間のブラッシングは、猫の皮膚や被毛に過度な刺激を与え、ダメージや抜け毛の原因にもなります。また長時間ジッとしていることは、猫にとってもストレスとなる可能性があるので要注意です。

面白いように抜け毛が取れるので、ついつい長時間お手入れしてしまいたくなりますが、猫の状態をよく観察しながら、そのコに適した時間や頻度を見つけたいですね。

顔周り、お腹などデリケートな部分は優しく梳かす

猫の顔周りやお腹、脚などの敏感な部分は、特に注意して、優しくブラッシングしてあげましょう。お手入れ中に痛い思いや不快な思いをすると、猫に嫌な記憶が残ってしまいます。次にファーミネーターを取り出した時に、猫が嫌がって逃げてしまうかもしれません。

猫ちゃんに喜んでブラッシングを受けてもらうためにも、デリケートな部分は一層の愛情を込めて丁寧に梳かしてあげたいものですね。

猫用ファーミネーターの模倣品に注意

ノートパソコンにディスカウントの文字

愛猫家に大人気のファーミネーターですが、やはりと言うべきか、ネット上には模倣品も多く出回っています。

模倣品を使用することのデメリット

ファーミネーターの模倣品の危険性としては、次のようなことが挙げられます。

  • 刃が揃っておらず、抜け毛を取る効果が弱い
  • 刃先の処理が雑なため、猫の皮膚を傷つける可能性がある
  • 強度が弱く、持ち手とヘッドの境目でポッキリ折れてしまう
  • 刃が錆びついてしまい長持ちしない

激安、画像に違和感、無名の店からの出品などは要注意

他の猫用ブラシに比べると、ややお値段が高めのファーミネーター。正規品がお安く買えるのならば、それはもちろん嬉しいことです。

しかし、それが模倣品だったとしたら、結局すぐに使えなくなり、安物買いの銭失いという事態になることも充分に考えられます。見た目だけでは、なかなか本物のファーミネーターと区別がつかない模倣品も多いですので、要注意ですね。

販売価格があまりにも安かったり、商品画像に違和感を抱いたりした時には、すぐには買わず、本当にファーミネーターの正規品なのか、しっかりと調べることをおすすめします。

また、あまりよく知らない店舗から出品されている場合も、注意したほうがよい場合があります。もちろん、名前が知られていない小さな店舗すべてが、模倣品を売っているという意味ではありません。正規品を販売されている真面目なお店もたくさんあります。ですが、よく知らないお店で、激安価格に釣られて買ったものが、模倣品だったという飼い主さんは多いようです。

大手のショッピングサイトでは、実際に購入された人たちの口コミや、店舗の評価を読むことができます。こういった内容に目を通してから判断するのも、ひとつの方法です。

amazonの正規代理店品の商品ページはこちらです。Sサイズ、短毛種用のページですので実際に購入される際はサイズと毛のタイプを確認してからご購入ください。

ファーミネーター 小型猫 S 短毛種用 【正規代理店品】

ファーミネーター 小型猫 S 短毛種用 【正規代理店品】
4,080円(税込)

商品情報
ブラッシングするだけで抜け毛を90%取り除きます。【原材料】刃:ステンレス柄:ポリプロピレン・合成ゴム 【商品サイズ】約W55×D65×H150mm、刃幅:約46mm 【商品重量】170g 【原産国】中国製(企画・設計:アメリカ)

正規品の不良は販売店へご相談を

まれに正規品のファーミネーターでも、刃が平らで毛が取れにくいものもあります。こちらはファーミネーター社では、不良品として交換の対象となっているようです。

実際の返品交換については、購入店ごとの判断になってしまうとは思いますが、もしも正規品なのに不具合がある場合には、一度相談してみるとよいかもしれませんね。

まとめ

毛づくろいをする猫

ファーミネーターで取った毛を実際に見ると、これだけたくさんの毛を猫は飲み込んでしまっているのかと驚いてしまいます。猫が飲み込んだ毛をケロッと吐き出す光景は、飼い主さんにはお馴染みかもしれません。しかし、やはり何かを吐くという行為は、どうしても苦しさを伴いますよね。毛玉をうまく吐き出せず、毛球症という病気になってしまうケースもあります。

無駄な毛を適切に取り除くことは、愛猫の健康を守るという観点からも、とても重要です。猫の健康管理の一環として、ファーミネーターでのブラッシングは、充分検討してみる価値があるのではないでしょうか。

投稿者

30代 女性 dekoami

ファーミネーターの評判を聞いて早速購入しました!
知人は、ピーラーのように抜け毛がスルスルとれるから心配になる程!と言っていたので楽しみにしていました。
3ヶ月程度のMyニャンズの2匹に試したところ、あれ? 抜けない....
この子たちはアンダーコートとのない、ファーミネーター不向きな子たちだったのかなー。
ピーラー程の効果はないけれどブラッシング効果はあるので続けていました。
年も明けて子猫たちも大きくなってきたある日。
ついに知人の言っていた、ピーラーの感覚!!!
これでもか!というほどサクサク、スルスルと毛が取れます!
面白いほどに集まるので抜け毛を溜めて毛玉でおもちゃを作ろうかなと思っています。
投稿者

40代 女性 しおり

我が家の猫ちゃんには、ファーミネーターを使ってごっそり抜け毛を取り除き、毛玉ができないように注意しています。
しかし、ファーミネーターをするのは、月に一回にしていて、換毛期には、2週間に一回の使用にしています。
あまり、しすぎると皮膚を傷つけてしまうので注意が必要ですね。
ファーミネーターは、使いやすくて優れているので大好きなブラシです。

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