猫に優しい観葉植物のおすすめ5選
観葉植物は案外猫に有毒な植物が多いことに驚かれている方もいるかも知れません。
「猫を飼ってたら観葉植物は育てられないの?」
いいえ、そんなことはありません。ちゃんと無毒な植物を選べば共存できます。それでは猫と共存できるおすすめの植物をご紹介します。
- ガジュマル
- パキラ
- テーブルヤシ
- ストレリチア
- エバーフレッシュ
ガジュマル
「多幸の木」として知られる聖なる木です。ポッテリとした幹が特徴的です。ほっといたらかなり大きく成長します。お世話も日当たりのいい場所で、水を与えれば強く成長してくれます。我が家でも育てているお勧めの植物です。
お手入れかんたん観葉植物「ガジュマル」
パキラ
「お金のなる木」として有名で、開店祝いや引っ越し祝いにもよく送られる観葉植物です。小さいものから大きなものまで様々。お手頃な値段ですぐに手に入りますし、お手入れも楽です。日当たりのいい場所に置いてあげてください。
パキラ 7号鉢 ナチュラルバスケット 観葉植物
テーブルヤシ
机の上に置ける小さな観葉植物です。南国のイメージですがあまりにも強い直射日光に当たると逆に枯れてしまいます。ですが、室内である程度明るければ大体育ちます。
注意点は葉の形が猫の本能を燻るのかイタズラしたがる子が多いようです。かじられても安心のものではありますがそれでも、あまりイタズラされない場所に飾る方が無難です。
テーブルヤシ(カラーサンド植え)
ストレリチア
和名、「極楽鳥花」扇のような丸い葉っぱを繁らせるのが特徴です。存在感もあり、この観葉植物が飾っているだけでおしゃれな雰囲気になります。
ストレリチア・レギネ(白陶器)
エバーフレッシュ
ネムの木の仲間です。細い葉が特徴的で夜になると閉じる愛らしい木です。こちらも大体どこでも手に入ります。ただ大きくなると葉のボリュームでいい感じに揺れるので、猫の興味をひいてしまうかもしれません。ですがとても可愛らしいのでお勧めです。
LAND PLANTS エバーフレッシュ 白色丸型陶器
猫が観葉植物を食べようとする理由
猫を飼っている人なら、「あるある」と頷く事案の一つに、「観葉植物を食べようとする」という事があります。でも、明らかに食べ物ではなさそうな観葉植物を猫達は無意味にかじろうとしている訳ではないんです。
皆様は「猫草」はご存じですか?ペットショップや園芸店でよく売られている、猫の食用の草です。燕麦というカラスムギの若葉で、トゲトゲとした葉っぱが特徴です。買い与えると目を輝かせ飛び付く猫も多いはず。
実は猫が猫草を好んで食べる明確な理由は解明されておらず、「嗜好品として楽しんでいる」「便秘予防」「ビタミン補充」など言われていますが、そのなかでも一番有力で有名な説が、
『毛玉を吐くために食べている』
と言うものです。お腹に溜まった毛玉や不要物を吐くために何かお腹に入れたい→手近の草を食べよう。と、なったというのです。残念ながら真相は定かではなく、猫のみぞ知るですがとにかく猫達は意外にベジタリアンな子が多いのです。
猫が食べてはいけない要注意の観葉植物達
自分達の健康のため植物を食べる猫達。特に完全室内飼いの猫なら、お外の雑草を食べることもありませんので室内の観葉植物を思わず口にしてしまうのも無理はありません。
でも、ちょっと待って!一般的な観葉植物の中には猫が口にすると大変なことになる植物がたくさんあることを知っていますか?園芸店などでよく売られている、観葉植物の中で注意が必要なものをご紹介します。
- ポトス
- アグラオネマ
- セローム
- モンステラ
- アイビー
- バラ科
- ユリ科
- ドラセナ
- アボカド
- ベンジャミン
ポトス
数ある観葉植物の中で不動の人気を誇るポトス。日陰でも丈夫に育ち、トラブルもほぼ無い為初心者にも育てやすい観葉植物です。しかし、猫にとってはとっても危険な植物の代表でもあります。食べてしまった場合、中毒症状を起こし皮膚炎による炎症や急性腎不全により最悪死に至る場合もあります。ポトスをかじることで引き起こされるトラブルは多く、可能であればポトスを育てるのは避けるのが無難です。
アグラオネマ
迷彩柄のとってもスタイリッシュな観葉植物。光沢のある葉に特徴的な斑点が入っている見た目からとても人気の高い植物です。実際に園芸店やホームセンターでもよく目にします。しかし猫が口にすると、炎症や嘔吐を引き起こします。
セローム
見た目もゴージャスで、爽やかなグリーンのセローム。ネットでもホームセンターでも手軽に入手でき非常に扱い易いことから人気の植物ですが、こちらも猫にとって有毒です。
モンステラ
南国風のエキゾチックな見た目が特徴のモンステラ。アジアンテイストのお部屋にも落ち着いたシックなお部屋にも合いますが、こちらも有毒です。
アイビー
観葉植物コーナーに行けばよく目にしますよね。お世話も楽でツタが伸びるのが可愛く、窓際などに置かれる方も多いですがこちらも有毒です。嘔吐、下痢などで猫が苦しみます。
バラ科、ユリ科
何かのお祝いなどで花束をもらった後、花瓶に飾りますよね?素敵ですし、花束に込められた気持ちが嬉しいですから。でもその花束、ユリ科やバラ科の花ではありませんか?
知らない方も多いですが猫はお花を食べても中毒症状を起こす場合があります。特にバラ科とユリ科の花は花束の中に含まれていることも多いので、花束をもらった場合は猫にとって有害な花が含まれていないかしっかりチェックしてください。
ドラセナ
ドラセナは別名「幸福の木」と呼ばれる常緑樹です。園芸店やネットでも気軽に購入が可能ですので目にしたことがあるのではないでしょうか。こちらも猫にとって有毒です。
アボカド
アボカドは中央アメリカやメキシコが原産のクスノキ科ワニナシ属の常緑高木です。果実は「森のバター」とも呼ばれます。猫にとっては有毒です。
ベンジャミン
部屋のインテリアとして人気なベンジャミンは、園芸店ではポピュラーな観葉植物です。猫には有毒です。この他も有害な植物は多く存在します。観葉植物を育てる場合はしっかりと調べてから購入しましょう。
猫が観葉植物を食べてしまった時の対処法
気をつけていても猫は気になった観賞植物を食べてしまうことがあるかもしれません。その時の対処法はどうすればいいのでしょうか。
上に挙げた、安全な観葉植物でしたら毒性はないので猫が中毒症状を起こすことはありません。猫草を食べたような感覚で、後ほど毛玉を吐くかもしれませんが大きな問題はないでしょう。
ただ食べてはいけない観葉植物を食べてしまった場合は要注意です。もし猫が中毒症状を起こしてしまった場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。早めに対処をすれば助かるかもしれません。
また、たとえその場で中毒症状が起きなかったとしても、日常的に観葉植物を食べ続けることである日、中毒症状を起こしてしまうかもしれません。猫がうかつに危険な観葉植物を食べてしまうことがないようにくれぐれも気をつけましょう。
観葉植物を諦めて猫がいたずらをしても問題がない造花を置く
我が家はどうしても大きな観葉植物になると猫がイタズラをし、木を倒してしまい悲惨なことになります。その為、生花は諦め造花を置くという選択をしたりしています。造花は100均やニトリやイケヤなどで調達したり、自分でアレンジしたりしています。
写真の多肉植物は100均の造花をそれっぽく植えて飾っています。造花なので食べられる心配もなくお世話の手間もかかりませんので意外にお勧めです。皆様もご自身で造花のアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?植物にイタズラをする猫達を止めるのは至難の技です。何せ猫は自由ですから。
観葉植物にイタズラされないために私は自宅に常に猫草を置いています。これでだいぶイタズラは減りました。時々されますが。皆様も猫と楽しく暮らす為にも、観葉植物を育てる場合はよく調べてから実行してください。