猫だけで遊ぶのは厳禁!危険なおもちゃの例とその理由4つ

猫だけで遊ぶのは厳禁!危険なおもちゃの例とその理由4つ

ねこじゃらしや猫用ボール、手作りのおもちゃなど、猫にとっておもちゃになる物はたくさんあります。飼い主さんの目が届く範囲で遊ばせるのであれば問題なくても、なかには「飼い主さんが見張っている状態でだけ遊ばせたほうがよいおもちゃ」もあるのです。本記事では、猫だけで遊ばせると危険なおもちゃについて詳しく解説していきます!

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

どんなおもちゃが危険?

猫とぬいぐるみ

おもちゃを使って猫と遊ぶ飼い主さんは多いと思います。しかし、注意して取り扱わないと思わぬ事故を招くおもちゃもあることをご存じでしょうか。猫だけで遊ばせるべきではない「危険なおもちゃ」とは一体どんな物なのか。その一例を理由付きでさっそく解説していきましょう。

1. サイズが小さいおもちゃ

猫とねずみのぬいぐるみ

猫が丸飲みできるくらい小さいボールやねずみのおもちゃは誤飲率が高いため、飼い主さんの目が届いている範囲で遊ばせるのが好ましいです。

「ある日突然食欲がなくなってしまい、病院に行ったらおもちゃを丸飲みしていることが判明した」といった事例は珍しいことではなく、中には「遊んでいる最中に、ねずみのおもちゃを飲み込んでしまった」と飼い主さんがその瞬間を目撃する事例もあります。

猫の体格や遊び方の激しさによっては、飼い主さんが一緒に遊ぶのであってもおもちゃを誤って食べてしまうことがあります。一人遊びさせるおもちゃだけではなく一緒に遊ぶおもちゃも、猫が飲み込んでしまう可能性はないか、よく観察して見極めましょう。

2. 持ち手のついた袋

紙袋を持つ人

持ち手のついたビニール袋や紙袋の中に猫用おもちゃを入れる…といった方法で猫を遊ばせている人は多いはず。しかし、持ち手がついた袋をそのまま与えてしまうと、持ち手の部分が猫の手足や首に引っかかってしまう恐れがあるのです。

なので、袋を猫に与える場合は持ち手部分を切り取ってから遊ばせると、飼い主さんと一緒に遊ぶ場合にも安心ですし、猫だけで遊ばせる時は持ち手がついた袋をそのまま与えないようにしましょう。

3. 紐のついたねこじゃらし

猫じゃらし

紐のついたねこじゃらしを飼い主さんが持って遊ばせる場合は、特に問題はありません。しかし、そのような猫じゃらしをそのまま放置したり、猫の手が届く場所に置いておくのはおすすめできません。

猫だけで遊んでいる時に、万が一ねこじゃらしの紐が猫の首や手足に絡まってしまうと、思わぬ事故の原因に繋がる可能性があるからです。

また猫じゃらしに限らず、紐状のものは万が一猫が食べてしまった場合に、腸閉塞を起こす可能性が高い危険な異物となります。

なので、紐のついたねこじゃらしの管理には十分気を付けましょう。

4. 輪ゴムやヘアゴム

カラーゴム

猫は細い輪ゴムやヘアゴムで遊ぶのを好む傾向にあります。しかし、このような細いゴムは遊びながら誤飲してしまう可能性が高いため、猫だけで遊ばせないようにしましょう。

「猫に触らせるつもりはなかったけど、いつの間にか輪ゴムを持ち出して勝手に遊び、誤飲してしまった」ケースや、きっと飼い主さんが部屋の中で落としたヘアゴムを食べてしまった猫ちゃんで、飼い主さんが猫がヘアゴムを食べてしまっていることやヘアゴムがなくなっていることに気づいていない、といったケースも多いため、猫を飼っている家庭では輪ゴムやヘアゴムの管理は厳重に行ったほうがよいです。

まとめ

毛糸玉と猫

人間にとっては安全そうに見えるおもちゃでも、思わぬ遊び方や触り方をするのが猫。なので、猫用おもちゃや猫のおもちゃになりそうな物は厳重に保管し、猫の手が届かない場所に置いておくのがおすすめです。

危険となる可能性があるおもちゃの特徴は、サイズの小さいものと紐状のものです。しかしもともとはサイズが大きかったり紐状の部品はなくても、猫が夢中で遊んでいるうちに壊してしまい、小さいサイズや紐状の部品となってしまうおもちゃも多くあります。これは大きいから大丈夫、これは細長くないから大丈夫と思いこまず、猫が壊してしまいそうではないか、少しずつ壊れていないか、おもちゃのチェックを行うと良いですね。

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