猫を供養するかどうかは宗教観、考え方によって違う
いつまでも元気で一緒にいて欲しいと、猫の飼い主さんなら誰でも思うでしょう。でも、いつかは猫にも旅立つ時が時がやってきます。その時には、きちんと供養して見送ってあげたいですね。
猫は供養してはいけないという話も聞きますが、家族同然に過ごしてきた猫ちゃんのこと。何らかの形で供養してあげたいですよね。
猫の供養には決められたルールというものもないので、供養するかしないか、あるいは供養の方法は、飼い主さんの考え方や宗教観によって異なります。飼い主さんが良いと思う方法で、供養してあげて下さい。
猫の供養の仕方4選
ペット霊園
猫は大切な家族の一員、という考えから、猫が亡くなった時には人間と同じように供養したいという飼い主さんが増えているようです。
今では、ペット専用の霊園もあります。施設によっては、葬儀も納骨もひとつの施設ででき、初七日や四十九日も人と同じようにやってくれます。告別式での供物は、ペット葬祭業者が準備してくれます。
お寺や神社が運営するペット霊園もあります。ペット霊園では、猫ちゃんの名前を入れた墓石を建て、猫ちゃんの遺骨を納骨します。個別の墓地の他、合同供養塔などもあります。猫ちゃんの命日に法要を行うという飼い主さんは少ないようですが、命日にはお参りをして特別なお供えをしているようです。
ペット納骨堂
屋内にあるペット専用の納骨堂もあります。ロッカータイプや棚タイプなどがあり、個別の納骨ができるものもあります。ほとんどが、フォトフレームやお花などを飾ることが可能です。
ペット霊園に比べて費用がかからないので、納骨堂を選ぶ飼い主さんも増えています。営業時間内に限られてしまいますが、屋内なので悪天候でも気にしないで済みますね。
手元供養
猫ちゃんの遺骨を手元に置いて供養するという方法です。遠くの霊園に納めたくない、ずっと一緒にいたいという飼い主さんが、猫用の骨壺に入れて自宅に置いたり、遺骨をメモリアルアクセサリーなどにして身につけておきます。
ペット用の仏壇に置いておくという飼い主さんも多いようです。亡くなった後も猫ちゃんをそばに置いておける手元供養は、猫ちゃんを失った悲しみでペットロスに陥っている状態の改善にも効果があると言われています。
自然葬
自然葬は、自然の中に亡くなった猫ちゃんを帰してあげるという供養です。墓石の代わりに樹木をお墓にする樹木葬は、猫ちゃんの遺骨を埋葬した場所に苗木を植えます。猫ちゃんは土へと帰っていきますが、植えた樹木が大きく成長するので、悲しみにくれる飼い主さんを慰め励ましてくれる存在です。
自然葬には他に海や山などに散骨する方法があります。自然葬は、地権者や建造物所有者がいる場所の場合、許可が必要なのでご注意下さい。条例を設けている市町村もあるので、必ず確認しましょう。
猫を自宅で供養するという選択
猫ちゃんが亡くなったら、霊園や納骨堂で供養することが一般的でしたが、近年は自宅で供養する人も増えています。自宅での供養は、以下の方法でできます。
屋内で供養する
猫ちゃんの遺骨を猫用の骨壺に入れて、毎日ともに過ごしたリビングや猫ちゃんが好きだった場所に安置します。大切な猫ちゃんを身近に感じられ、飼い主さんの慰めとなるようです。
ただ、骨壺を長期保管する場合は、カビが生えることもあるので、除湿剤を入れておく、骨壺を密閉するなど対策が必要になります。猫用の仏壇で供養する場合は、猫ちゃんが好きだったおもちゃやおやつをお供えしたり、線香をあげます。
屋外で供養する
室内ではなく、庭に埋葬する方法です。猫ちゃんの遺骨を埋葬し、花や樹木を植えたりします。ペット用のお墓を購入して庭に立てることもできます。遺骨をパウダー状にして、庭に散骨するという方法もあります。
猫の供養グッズおすすめ5選
ブリーズ ブルー4寸骨壺
猫ちゃんや小型犬サイズの骨壺と骨袋です。優しい色合いと、可愛いデザイン。室内での供養に。
やすらぎ ペット仏具5点セット
ペット用の水入れ、ろうそく立て、香炉、花立、供物台がセットになりました。国産のペット用仏具です。
KIRIGEN 職人手作り ペット仏壇
職人さんがひとつずつ丁寧に手作りした天然桐製のペット用の仏壇です。正面の扉は供養台と写真立てを兼ねています。シンプルなデザインで、リビングに置いても違和感がありません。
Clime'mory(クライムメモリー) メモリアルネックレス
手元供養におすすめな、遺骨や遺毛を収めることができるメモリアルネックレスです。シンプルなデザインで、いつでも身に着けていることができます。ゴムパッキンを採用することで、蓋が外れにくく、雨などの水の侵入を防ぐことができます。
ペットメモリアルお位牌カラー印刷 八角オーバル小
ダイヤカットが美しいクリスタルのメモリアルプレートに、写真とメッセージをカラーで印刷します。ホログラム加工で、クリスタルが、見る角度によって虹色に輝きます。底面裏側はフェルトが貼ってあるので、置く場所を傷つけません。
供養をしたいのであれば死んだ後の処理方法が大切
猫ちゃんが亡くなって、供養をしたいのであれば、火葬してもらう必要があります。猫の火葬は、ペット葬儀業者で行っています。
死んだ後の処理方法がこちらの記事に詳しく書かれています。
まとめ
猫の供養に決まりはありません。飼い主さんの宗教や考え方によって、供養の方法も変わってきます。霊園に納骨して、法要もきちんと行いたいという飼い主さんもいれば、自宅やメモリアルアクセサリーなどにして手元に置きたいという飼い主さんもいます。
大切なのは、供養の仕方というよりも、飼い主さんの猫ちゃんへの思いを表したり、飼い主さんの悲しみが少しでも癒されることではないでしょうか。猫の供養の仕方に正解はありません。飼い主さんが納得できる形で供養してあげて下さいね。