猫にまつわる名言を遺した歴史上の有名人たち

猫にまつわる名言を遺した歴史上の有名人たち

古今東西のことわざや偉人たちが残した言葉を調べると、猫にまつわる名言が数多く見つかります。甘口、辛口、ひねりの利いたものなど様々ですが、すべてに共通しているのは猫に対する愛情。そんな猫への熱い想いを感じられる名言たちを集めてみました。中には「名言というより迷言じゃないの?」と感じるものもあるかもしれませんが、猫に接する時のように広い心でご覧ください。

猫の名言と歴史上の有名人たち

本に囲まれて座っている猫

猫に関する名言を調べていくと、誰もが知っているような歴史上の有名人たちの言葉がよく登場します。とりわけ小説家の名言が多い印象です。
たしかに猫の佇まいには、人の想像力をかき立てる要素がたくさんありますよね。

いつの時代も人々は猫に魅了され、振り回されてきたのでしょう。
猫好きな人なら深く納得してしまう名言から、思わずクスッと笑ってしまう名言まで、いろいろとご紹介していきます。

猫にまつわる名言の数々

正面をむいている猫

猫の愛より偉大な贈り物があるだろうか。(チャールズ・ディケンズ)

チャールズ・ディケンズは「クリスマス・キャロル」などで有名なイギリスの小説家で、弱者を主人公とし、視点から社会を諷刺した作品を多く発表しました。猫に愛されることは、確かに飼い主さんにとってすばらしい喜びですよね。

犬を飼うことは出来る。だが猫の場合は猫が人を飼う。なぜなら猫は人を役に立つペットだと思っているからだ。(ジョージ・ミケシュ)

ジョージ・ミケシュ

出典:wikipedia

ジョージ・ミケシュはハンガリー生まれのイギリスの作家で、ジャーナリストとしても活動しました。確かに、飼い主さんの多くは、猫が自分をペットのように思っていると感じたことがあるのではないでしょうか。

動物が話すことができれば、犬はうっかり口をすべらしてしまう仲間になる、しかし、猫は多くを喋りすぎないという貴重な才能を持っているだろう。(マーク・トゥエイン)

マーク・トゥエイン

出典:wikipedia

マーク・トゥエインは「トムソーヤーの冒険」でよく知られている作家です。マーク・トゥエインは大の猫好きで、一時期は19匹もの猫と暮らしていたこともあるそうです。犬と猫の対比はよく言われることですよね。

猫に崇敬の念を抱くことは、美的感性への入口である。(エラズムス・ダーウィン)

ダーウィン

出典:wikipedia

エラズムス・ダーウィンはイギリスの医師で、自然哲学者でもあり、詩人です。進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンの祖父でもあります。猫をあがめることは、美しさを感じ取る感覚を高めることにもつながるということでしょうか。

全ての猫は、部屋にいる最も美しい女性である。(エドワード・ベロール・ルーカス)

エドワード・ベロール・ルーカス

出典:wikipedia

エドワード・ベロール・ルーカスは、イギリスのユーモア作家であり、編集者、出版社でもあり、詩人でもありました。よく猫は女性に例えられますね。見た目や身のこなし、行動などから、美しい女性を連想させるのでしょう。

猫を理解するには、猫が能力を持ち、猫自身の視点を持ち、猫自身の倫理観を持っていることを認めることだ。(リリアン・ジャクソン・ブラウン)

リリアンのシャム猫

出典:wikipedia

リリアン・ジャクソン・ブラウンは、アメリカの推理作家です。2匹のシャム猫と記者のジェイムズ・クィラランが事件を解決するシャム猫ココシリーズの推理小説が有名です。

私が猫を好きなのは、私が家で過ごすのが好きだからだ。そして次第に、猫は家の魂の一部になる。(ジャン・コクトー)

ジャン・コクトー

出典:wikipedia

ジャン・コクトーはフランスの詩人で、他にも小説家、劇作家、画家、さらに映画監督や脚本家という肩書きも持っていました。画家のピカソと親しくし、ピカソがその才能に嫉妬した人物とも言われます。

猫は人間に対する意見を持っている。ほとんど何も言わないが、全部を聞かない方がいいのは確かである。(ジェローム・K・ジェローム)

ジェローム・K・ジェローム

出典:wikipedia

「ボートの3人男」などの作品で知られる、イギリスのユーモア作家の名言です。
猫と会話ができたらいいのに!猫好きさんなら一度は考えるのではないでしょうか。でも話せなくて良かったのかも。猫が人に対してどのように思っているのか・・・全てを聞いてしまったら、1ヶ月ぐらいは立ち直れそうもありません。

猫を嫌う人には気をつけろ(アイルランドのことわざ)

アイルランドの猫

猫は人に媚びないですし、言うことをきいてほしくても、なかなか思うようには動いてくれませんよね。このことから、猫嫌いな人は他人を意のままに操りたい、自分に従わせたい、という欲求が強い性格と考えられるので注意するように、という意味の名言です。

惨めさから抜け出す慰めは2つある。音楽と猫だ。(アルベルト・シュバイツァー)

アルベルト・シュバイツァー

出典:wikipedia

ドイツの医者、神学者、哲学者であり、音楽研究家やオルガニストの顔ももつ多才な偉人の名言です。
人種差別や生活格差に疑問を持ち、すべての命に敬意を払うという思想の持ち主だった彼ですが、猫だけは特別だったのかもしれませんね。

女と猫は自らのやりたいようにやる。男と犬はリラックスして受け入れようとする(ロバート・ハインライン)

ロバート・ハインライン

出典:wikipedia

アメリカのSF作家の名言。
たしかに猫は女性的、犬は男性的に描かれることが多い気がします。漫画のキャラクターなどでも、女の子の猫と男の子の犬の組み合わせをよく見かけますよね。
でもこんな言葉を残すなんて、女性関係で苦労したのかな?と、ついつい想像してしまいそうになる名言です。

猫は絶対的な正直さを持っている(アーネスト・ヘミングウェイ)

アーネスト・ヘミングウェイ

出典:wikipedia

アメリカの小説家。ノーベル文学賞受賞者でもある、ヘミングウェイの残した名言です。

猫に限らず、人以外のすべての動物は、基本的に正直で素直だと思います。その中でも猫は特に、自分を曲げてまで相手に従うことはしない、孤高の存在なのかもしれません。
一緒に生活していると、「ちょっと猫さん?ここは折れてくれてもいいんじゃないの?」と思う場面もありますけれどね……。

猫のようにミステリアスな作品が書けたらと思う。(エドガー・アラン・ポー)

エドガー・アラン・ポー

出典:wikipedia

ポーはアメリカの小説家、詩人、文芸批評家です。
ミステリー小説の父とまで呼ばれる彼にこんな名言を言わせるとは。猫、恐るべしです。

たしかに猫の仕草や瞳、気まぐれな振る舞いは謎めいた印象を与えてくれますよね。猫と推理小説は相性ぴったりです。
ポーは『黒猫』という短編恐怖小説も書いているので、ご興味のあるかたは手に取ってみては?

人が拒絶を理解するには、猫に無視されればよい

このことばを残したかたの情報は不詳ですが、核心を突いた見事な名言だと思います。拒絶とはどんなものか理解する方法は、とても簡単だったのですね。
本当の拒絶を知りたい人は、今すぐ近所の猫さんのもとへgoです!

猫に迎え入れられることより心が温まることは、人生にはそうない。(テイ・ホホフ)

テイ・ホホフさんはアメリカの編集者で女性のかたです。
ひとつ前の言葉と対をなしているかのような名言ですよね。フサフサな毛並みですり寄られたり、ちょっとザラつくけれど、かわいらしい舌でペロッとなめられたりすると、心がほっこりします。

犬は喰らい、猫は食する(アン・テイラー)

食に関して犬猫の違いを端的にあらわした名言ですね。テレビCMでも、おしゃれなガラスの器に盛られたフードを猫がお上品に食べているシーンをよく見かけます。対するドッグフードのCMは、犬が大喜びでガツガツ食べているイメージ。
あくまでも筆者の印象ですが、猫は偏食な美食家、犬は大食いファイターといった感じでしょうか。

猫の名言 レオナルド・ダ・ヴィンチ編

レオナルド・ダ・ヴィンチ

最後に、猫好きさんなら思わず大きくうなずいてしまいそうな名言をご紹介して終わりたいと思います。

かの有名なイタリアの芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの残した名言です。
超有名人だけれど功績が多すぎて、一言で紹介することが難しいダ・ヴィンチ。
多才さを評して万能人なんて呼ばれることもある彼の名言がこれです。

「猫科の一番小さな動物、つまり猫は最高傑作である」

まとめ

夕暮れ時に座っている猫

猫にまつわる偉人達が残した名言を紹介してきました。
偉大な功績を残した天才たちも、私たちと同じように猫に魅せられ、手を焼き、メロメロになっていたのかも……と想像すると、なんだか親近感が湧いてきませんか?

投稿者

40代 女性 さつき

著名人も猫ちゃんに影響を受けていたのですね。
色んな名言を残してらっしゃいますね。近所でも人となかなかうまくいかない方が、猫を嫌ってらっしゃるのも多い気がします。近所の方はみんな共通の話題があり、その話題の1つが猫ちゃんの話だったりするので、嫌いな方はなかなか入りにくいと思います。話を聞くたびに様々な猫ちゃんへの愛情の表し方があって、とても勉強になります。

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