猫が凶暴化してしまうシチュエーション5選

猫が凶暴化してしまうシチュエーション5選

突然、猫が攻撃的になり凶暴になってしまうということはとても稀ではありますが、誰にでも起こりうることです。なかには手の施しようがなく、泣く泣く手放してしまったという人もいます。では、猫はどんな時に凶暴化してしまうのでしょうか?そのシチュエーションと、猫が凶暴化したときの対処法、予防的にできることをご紹介します。

猫がいきなり凶暴化!攻撃的になるシチュエーション

睨む猫

なぜそうなってしまうのか?猫と人間はちがう生き物ですが、喜怒哀楽があるという点では同じです。猫も嬉しいや寂しいといった感情を持ち、楽しくて興奮したり、嫉妬をしたりと、まるで人間と同じように感情を表出し行動します。

「結果には原因がある」ように、猫が凶暴化する原因は必ずあります。まずは、猫と自分を置き換えて考えてみましょう。凶暴化する理由を知ることは、「それを防ぐこと」「治療として原因を取り除くこと」に役立てることができます。

1. 飼い主の不注意による事故で猫が怒ってしまった

クローゼットのなかにいる猫

猫が突然飼い主に威嚇・攻撃をしてくる理由として、猫が飼い主から攻撃をされたと思い込んでしまったということがあります。それは、猫の尻尾を思わず踏んでしまった、誤ってクローゼットのなかに閉じ込めてしまった、怒り方を間違えてしまったなど些細なことも含まれます。

人間はミスをするということを「ヒューマンエラー」といいますが、不注意というのは常に心掛けていても発生するものなのです。しかし、自分の不注意で猫を怒らせてしまい凶暴的にしてしまった、そして結果的に手放すことになれば、それは「仕方がない」で済まされるでしょうか?

あのときもっと慎重になっていれば・・・と必ず後悔するでしょう。猫がいる生活というのは、小さな子供がいる生活と似ています。思わぬところで事故は起きるものと自覚して、より慎重に行動すべきでしょう。

2. ストレスを抑えられなくなり爆発した

威嚇する猫

自分が嬉しいとき、幸せで心が満たされているときは、人に優しくしてあげたいと思うものです。その逆で、疲れていてストレスを感じていると、自分のことで手一杯となり優しい気持ちを持てなかったり、ついカッとなってしまって余計なことまで言ってしまった、ということはあるものです。

それは猫にも同じことが言え、ストレスを強く感じると攻撃的になってしまいます。誰にでも、ストレスを抱えることのできる器というのが存在します。器の大きさは人それぞれですが、ストレスの量が器の容量を超えてあふれ出したときに人は「心の病」となり、自分自身でのコントロールが不能となってしまいます。これを猫と置き換えて考えてみてください。

ここ数カ月、猫にとってストレスとなるようなことはありませんでしたか?引っ越した、新しい家族が増えた、ペットを迎えた、または飼い主自身がストレスを抱えていて、猫に影響を及ぼしてはいませんか?この場合、猫にとってのストレスとなっている原因を探り、解決策を考える必要があります。

3. 恐怖やトラウマが再来した

隠れる猫

猫がなんらかの恐怖やトラウマを抱えている場合、それを思い起こさせるシチュエーションを再び経験することで、パニックとなることがあります。たとえば、虐待です。

暴力を振られていたという恐怖体験がある猫の場合、飼い主がそのつもりではなくても手を挙げる仕草をしただけで、トラウマが再来することがあります。人間にも「PTSD:心的外傷後ストレス障害」があるように、猫だから動物だからという理由でトラウマがないとは限りません。

ある特定の動作や行動をすると、怯える、普段とは違う様子になるといったことがあれば、なるべくその行動は控えてあげましょう。興奮しパニックになると、猫自身わけもわからず飼い主を攻撃してしまうことがあるからです。

4. 飼い主が他の猫をいじめていると勘違いした

怒る猫に手を添える

これは多頭飼いにあり得ることです。猫がなにかに爪を引っ掛けて、声を出して暴れていたという経験は誰しもあることです。引っ掛かったものを取ろうとしたときに、第三者の猫には「飼い主がその猫をいじめている」と感じ取られてしまうことがあります。その結果、いじめられている猫を助けようと飼い主を攻撃してしまうのです。猫に悪気はありません。

5. 病気による痛みがあり、身を守るために攻撃する

ケージのなかにいる猫

なんらかの病気を患い痛みがある場合、そこを触ろうとすると「触るな!やめて!」と攻撃することがあります。猫が攻撃的になる病気としては、「知覚過敏症」「甲状腺機能亢進症」などがあります。特定の場所を触ると攻撃をする、最近活発になった、ご飯を食べているのに痩せているなどの症状がみられたら、早めに病院を受診しましょう。

猫が凶暴化したときの対処法

頬を傷つけられた人

まずは、自分の身を守りましょう。猫を隔離できない場合は、自分が別の部屋などに隠れて猫が落ち着くまで接触を避けます。猫が落ち着いてからは、とにかく普段通りを意識します。気持ちは伝染するものです。

飼い主が猫に対して恐怖を抱き、その猫を避けてしまう、凶暴なものと認識して扱いを変えてしまえば、猫も飼い主に対して接し方を変えてしまうでしょう。凶暴化してしまった猫に対しては、初期の対応が肝心です。猫の傷を余計に深くしてしまうような、叱る、冷たくするなどの対応はやめましょう。

攻撃をすることは、実は猫にとってもストレスとなっています。必要であれば、専門家に相談して認知行動療法や薬物療法を試してみましょう。

猫が穏やかに過ごせるために飼い主ができること

喉を撫でられる猫

猫が凶暴化してしまうのは、突として起きます。凶暴化してしまっては遅いので、そうならないために、日常的にできることをしてあげましょう。上記で原因を述べましたが、まずはその原因をつくらないことです。

不注意による事故をなくすことはとても難しいことではありますが、何度も確認をすることである程度は防ぐことができます。足元に猫はいないか、クローゼットを開けたら閉まるときには猫が入っていないか、良い叱り方を調べて実践してみるなどの意識をすることが大切です。そして、猫にとってストレスとなることを知り、それをなるべく除去してあげましょう。

また、ストレスが溜まらないように猫との時間をつくってあげる、運動ができる環境をつくる、お水やトイレは清潔なものを用意するなどを心掛けましょう。猫のトラウマ体験や病気は、まずは知ることが大切です。普段と変わった様子がみられたら「そういうこともあるよね」で済ませるのではなく「どうしてだろう」と、考えてあげてください。

症状が軽ければ、治療期間もそれだけ短くて済むのです。まずは予防し、次に予兆をみつけ早めに対策を立てましょう。

まとめ

ミー助

猫の凶暴化は時として「猫を手放す」と、いう最悪の結果をもたらしてしまいます。そうならないために、まずは猫が凶暴にならないように日常生活で予防できることをしましょう。

そして、なんらかの予兆がみられたら、すぐに対策を考え対応しましょう。凶暴化してしまったのならば、自分ひとりで悩まずに知人や専門家に相談し、1番良い解決策を見つけてください。諦めず、猫と一緒に穏やかに過ごせる日々を取り戻しましょう。

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