室内飼い猫が出産!産まれたばかりの子猫を育てる母猫へのサポート術

室内飼い猫が出産!産まれたばかりの子猫を育てる母猫へのサポート術

完全室内飼い猫はどんな風に育児してるの?飼い主に出来る事はあるの?初めての飼い猫の出産を終え、子猫の離乳期までの過ごし方やアドバイスをお教えします!ちゃんと飼い猫が育児出来るのか、心配な方も多いと思いますが意外とちゃんと子育て出来るんですよ!

飼い猫の出産が終わった...

出産直後の写真

飼い猫の出産が終わると、まず始めにするのは授乳です。

出産時にサポートした場合には、母猫の鼻先に子猫を連れて行ってグルーミングしているのか、子猫に対して威嚇してしまうかきちんと確認してください。威嚇してしまう場合には、きちんと子育てせずに殺してしまう事もあるので人工哺乳で対応するようにしましょう!

グルーミングをしてる場合には、そのままおっぱいの近くに持っていくと自分でおっぱいを探して母乳を飲み始めるので、そのまま触らずに見守ってあげる事が重要です。

また、母猫が人間に対して威嚇してしまう場合にも人工哺乳で対応してくださいね!

子猫の体重を測る

子猫の毎日の体重管理は飼い主の役目です!
きちんと育ってるのかの目安にもなるので、なるべく毎日してあげてください。

体重はいつ測るの?

初日は授乳が落ち着いて、母猫もリラックスしてる時がベストタイミングです!
母猫の産箱から見える位置で、体重測定するようにしましょう。

見えている位置だと安心して、怒ったりしない子も多いのと生まれたばかりの子猫は体温が下がりやすいので、体重測定を終えたらすぐに母猫に返してあげる事が原則です!

体重は何で測る?

体重測定

▲キッチンスケールで体重測定▲

体重測定で最低でも必要なものは、以下の通りです。

  • キッチン用のはかり
  • ボウル
  • 厚手のタオル(無い場合には厚手のキッチンペーパー等)

キッチン用のはかりであれば、1キロ以下は計測出来るはずです。
最初の1ヶ月はかなり早く成長する子でも、体重1キロ以下なので充分だと思います。

子猫の体重を測る時のコツ

ボウルは、子猫を毎日同じ条件で測るために必要です。
最初のうちはなくても大丈夫ですが、すぐに大きくなって動きも激しくなってきます。

最初の段階で慣れてもらう事で、怖がったりしてしまう事も防げるのであった方が良いですよ!
キッチンペーパーや布はボウルに子猫を入れる際に、身体を冷やさないように敷いておく事をオススメします。

特に出産当日〜14日はかなり身体が小さいため、すぐに体温を奪われてしまいます。
飼い主が手際よく出来ても、その間に冷えてしまう事もあるので用意しておきましょう!

我が家ではキッチンペーパーで代用してました。
汚れたらすぐに交換も出来るので、清潔さは保てると思います!

子猫の体重計測は同じ時間で短時間にしよう!

計測は毎日同じ時間にするようにしてください。
朝と夜では全く体重が違います!

猫の授乳は2〜4時間に一度、飲む力も子猫によっては違います。
我が家では最初の頃1匹77gで生まれた未熟児もいたため、朝夜の2回計測を行っていました。

1日で飲める量も猫によって違うので、余裕のある方は体重が落ち着くまでの間朝夜2回の計測を心掛けましょう。
また、メモをきちんと撮ることも大事です!

体重を測った時にはケータイで撮影して、全員計測が終わってからメモに残すことでスムーズに計測出来ますよ!

おっぱいを飲んでるのに体重が増えない...

子猫のご飯

▲ふやかしフードを食べる子猫▲

飲む力が弱い場合や、母猫の栄養不足で母乳が出てない可能性があります。
数日経つと亡くなってしまうケースもあるため、病院に早めに連れて行き人工哺乳をすぐにするようにしてください。

また、育児放棄している場合以外は母猫や他の子猫も一緒に連れて行き、産後の経過なども一緒に見てもらう事をオススメします。
体重管理用のノートやメモ帳も一緒に持っていくと、獣医さんも確認しやすいので良いと思います!

ちゃんと育児出来ているならほっといても大丈夫?

子猫3匹産箱にて

▲猫の産箱▲

猫の出産後の様子も問題は特に無く、子猫も順調に育っている場合には基本的に人間はノータッチで大丈夫です。
体重測定以外ではあまり触らないようにして、遠くから見守ってあげましょう。

猫の産箱の掃除はしてもいい?

最初のうちは出産した産箱で育児をします。
出産時の産箱には体液や血液も着いてしまうので、飼い主としては掃除したいですよね。

もし軽い掃除程度であれば、母猫が産箱にいないうちに短時間で終わらせましょう。
ただ丸々全て交換してしまうと育児放棄してしまう場合もあるため、敷いてあるペットシーツのみ交換したり軽く中を掃除する程度にしましょう。

産まれたばかりの子猫は目や耳は見えてるの?

生まれたばかりの子猫は目も耳もまだ開いていないので、母猫のおっぱいなどを判断するのは嗅覚のみです。
もちろん声をかけたり猫じゃらしを目の前で振っても判断できないので、遊ぶのは子猫が3〜4週齢になってからにしましょう!

目が開くのはいつ頃?

目が開いたよ

おおよそ生後10日程経つと目が開き始めます。
完全に開くまで2〜3日必要なので、開き始めても無理に開かないようにして様子を見ましょう。

目やにで開かない場合や完全に開くまでかなり時間がかかってる場合には、必ず病院を受診するようにして獣医さんの指示を仰いでください。

耳はいつから聞こえるの?

生後3日目からなんとなく聞こえるようにはなりますが、きちんと聞こえるようになるのは生後2週間経った辺りからです。
聞こえないからといって、近くで大声を出すことは辞めておきましょう。

猫親子の引越し

出産を終え、育児も落ち着いた頃に引っ越しをします。
よく中を覗いてしまったり、子猫を無理に触ってしまうと引っ越しは早まってしまう場合もあります。

引っ越しを開始する前に、家の中に何ヶ所か産箱を用意してあげるようにすると上手く誘導出来る場合もありますが、人に覗かれるのが嫌な猫の場合にはなるべく目の届かない場所に引っ越しをする傾向があります。

無理に引っ越しを止めないようにして、引っ越し開始しても自分で子猫を移動させるので見守ってあげてくださいね。
また、ある程度大きくなると部屋の中で子猫が遊び始めたりもします。

その場合も無理に抱っこしたりせず、見守ってあげてください!
母猫は危険を察知すると、子猫を産箱に連れ帰るのでほっといても大丈夫ですよ。

子猫と触れ合ってもいい時期

子猫のお休みタイム

生後3週齢〜9週齢の内に人間と触れ合ったり抱っこに慣れることで、今後の猫の懐き具合も変わってきます。
ただ、この時期に猫が人間から嫌な目にあってしまうとかなり記憶にも残るので注意です。

まずは撫でたり匂いをかがせて慣れさせることから始めましょう。
また、慣れてきたら少し抱っこしたり膝に乗せてみたりすると早い子であればゴロゴロ言い始める子猫もいますよ。

嫌がっていたらすぐに離してあげる事も重要です。
猫が嫌がらない程度に触れあいましょう。

また、懐いて欲しいからといって猫用のおやつはあげないようにしましょう!
猫のおやつは、そのほとんどが成猫から対応しているものが多いです。

ご飯を食べなくなってしまったり、喉に詰まらせる原因にもなるため子猫用のフードのみで対応しましょう。

トイレのしつけや甘噛みのしつけはどうする?

一緒に暮らす上で特に重要になってくるトイレトレーニングや、人間との接し方はいつから覚えさせれば良いのか悩みますよね。
一番覚えてくれやすいのはやはり子猫の時期なので、子猫への覚えさせ方をお教えします!

トイレトレーニングはいつ頃から?

基本的には離乳期に入りドライフードを食べ始めると、自分でトイレをする事も出来るようになります。
産箱から遠い場所だとトイレから辿り着かない場合もあるので、多頭飼いの場合でもトイレを産箱の近くに新しく設置する事が重要です。

最初は砂があるだけの箱をトイレと認識してくれません。
トイレの仕草をしたら同じ場所に連れて行ったり、母猫が用を足した匂いを嗅がせて排尿や排便を促すとスムーズにしてくれます!

後々匹数が増えるにあたってトイレも増やす事を検討しているのであれば、この機会に新しく購入すると良いでしょう。

ラグなど敷いてあるとそこで用を足すのが習慣付いてしまう場合もあるので、心配であればトイレに慣れるまではラグを撤去したり外出時には布製品の物は床に置かないようにしておくと良いと思います。

甘噛みをやめさせるには?

ママにちょっかい

甘噛みは子猫の成長過程において、重要な役割を果たしています。
噛む力の加減や歯の生え変わり時にはよく見られる行動なので、無理に辞めさせない事も重要です。

ただ、戯れている中の甘噛みは加減がわからないと大きくなってから人間が怪我をする原因にもなります。
痛い時には無理に指を引っ張らず、少し押し込んでみてください。

それを何度も繰り返す事で、力加減を覚えてくるためこの力で噛むと自分が嫌な思いをすると感じさせる事が重要です。
引っ張ると猫は遊んでいると勘違いして、更に噛む力を強めてくるので怪我をしないためにもこの方法を試してみてくださいね。

まとめ

今回は室内飼い猫の子育てについて、よくある疑問点をメインにご説明しました!
猫は本能的に子育てを知っているので、ほっといても大丈夫ですよ。

逆に構い過ぎてしまうと、育児放棄や人慣れしない原因にもなってしまうので適度な距離感を保つ事が重要です。
子猫の成長は、人間に比べてかなり早いです。

大事な一瞬を記録に残しておくのも、良い思い出になると思いますよ!

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