猫は疑問形を使えるの?
人間とよく似た脳の構造
猫と人間の脳はよく似ていると言われています。脳の構造を比較して見ると9割近くも同じだと言われています。人間の感情が豊かなのは、脳の大脳皮質が発達しているからですが、猫にも同じ事が言えます。
猫も、大脳皮質の発達が良い方なので、感情や記憶などがコントロールできるという事なのでしょう。人間とよく似ている脳という事は、飼い主さんの気持ちが理解できたり、感情が伝わると言う事も考えられます。
ただ、人間の言葉全てを理解するのは、難しいと言えるでしょう。
猫は人間の真似をする
結論を言えば、猫が疑問形を使えると思っているのは、きっと人間の思い込みに過ぎません。
猫が疑問形を使えると言う学術的な根拠は、今のところはっきりした事は言われていないようです。しかし、タイミングよく語尾に変化を付けられるとそう思っても仕方ありませんよね。
毎日身近で暮らしていれば、感覚も似てくるのではないでしょうか?猫が人間のような、行動や鳴き方を真似するのは、あってもおかしくないのかもしれませんね。
猫が「にゃ~?」と鳴く時の気持ち
猫の鳴き方や声の種類は、細かく言えば数えきれないほど多くあるようです。私たちが普段、疑問に思うと「○○?」と言うように相手に聞き返すと思います。
猫もこのように語尾に「?」をつけて鳴く事があると思いませんか?気のせいかも知れませんが、猫が「にゃ〜?」と鳴く時の心理を探って見たいと思います。
1 「ねぇまだ〜?」
何かをおねだりしている時に、飼い主さんに問いかけてくるように「ねぇまだ~?」と言っている気がします。こんな時は猫の鳴き方も、語尾が上がってしまうようです。
2 「何してるにゃ?」
猫は、飼い主さんが何かしているとそばに寄ってきます。何をしているか気になって仕方ないのでしょう。「何してるにゃ?」と疑問形で尋ねているように鳴いてくるようです。
3 「どこだっけ?」
猫が、何か考えながら歩いている事があります。キョロキョロしたり、ウロウロしたり、ゴソゴソしたりと探しものがあるのでしょう。「あれ~どこだっけ?」と小さな声で言いながら探しているようです。
4 「どうかにゃ~?」
猫って、話しかけると答えてくれる時がありませんか?飼い主さんが猫に友達のように「この服とこの服どっちがいいかな?」とか「今日は雨かな?」と話しかけると、猫も答えてくれるかのように返事してくれます。「どうかにゃ~?」と疑問を疑問で返してきているかのようです。
5 「呼んだ~?」
猫の名前を読んだら、ちゃんとお返事してくれます。「○○ちゃん」と言うと「なに?」「呼んだ?」と鳴いている声は、まるで猫とは思えないのです。
6 「忙しい?」
飼い主さんの後ろから猫が「にゃ~?」と鳴いてきます。どうしたのかと振り向くと、猫が心配そうに目をまん丸にして見ています。忙しそうにする飼い主に、気を使って話しかける時は、少し語尾を上げて鳴いてくるようです。
7「気のせいにゃ?」
猫はよくひとりごとを言います。見えない場所で鳴いている事がよくありますが、何かを確認して鳴いているようです。猫は、物音がした方に行き異常を確認する際「何もないにゃ?」「気のせいにゃ?」と、安心を促すように鳴いている気がします。
8「ダメ〜?」
飼い主さんの方を見て「にゃ~?」と言う事がありますが、飼い主さんの顔色を伺っているのです。物を触ろうとして叱られたり、何度も注意される事をしてしまうと、猫も「やっぱダメ〜?」と甘えた声で聞いてきます。「ダメ!」と言うと「ダメだよね〜」と言いながらその場を去っていきます。
まとめ
ヒメちゃん / ♀ / スコティッシュフォールド / 2.5kg
猫は疑問形を使えるのか?について書いて見ました。猫の鳴き方は場面によって変わります。猫と暮らしていると、猫が人間よりになっているのかとも思わされてしまいます。
飼い主さんに尋ねたり、返事したり、伝えてくれたりなどと、まるで会話が成り立っているかのように感じてしまいます。猫がどんな気持ちなのか、果たして疑問形を使えるのかは定かではありませんが、通じ合えていると思うのは、幸せな気分になれるのではないでしょうか?