猫の鳴き方から気持ちを読み取る方法

猫の鳴き方から気持ちを読み取る方法

猫は人間のように言葉こそ話しませんが、鳴き方や行動、しぐさなど、全身で様々な感情表現をしています。ちょっとしたしぐさでも、良く見ていると感情が表れている事があります。特に鳴き方は分かりやすく、愛猫がいま何を感じているのか、何を訴えているのかが理解しやすいです。どの鳴き方がどんな感情を表しているのか、お伝えしていきます!!

猫の鳴き方で分かる気持ち

見上げて鳴く猫

猫はどのような時に、どのような鳴き方をするのでしょうか?

短い「ニャ」は構わないで

猫の挨拶や、呼ばれた事などの返事と捉える事が出来ます。愛猫が返事をしてくれると、個人的にはとても嬉しくなります!!そんな小さな事でハッピーになれる私って単純・・・と思わなくもないですが・・・(苦笑)。

猫がくつろいでいる時に触ろうとして、「ニャッ!?」という鳴き方をする時は、若干「今くつろぎ中だから、構わないで」という意味が込められている事もあります。「えっ!何?」という気持ちなのかもしれません。我が家の猫もたまに驚いたように、この鳴き方をする事があります。おくつろぎ中に邪魔してゴメン・・・でも、可愛らしくて思わず触りたくなってしまうのですよねっっ!猫からしたら、人間のエゴなのかもしれません(泣)。

幸せ気分全開!ゴロゴロ、クルルル・・・

顎の辺りをナデナデした時に、どこからともなく聞こえてくるゴロゴロ・・・。これは愛猫が満足して幸せを感じている時の鳴き方です。目を細めて、それは満たされている雰囲気をかもしだしてくれますね!撫でているこちらとしては、そんな顔をしてくれたら、飼い主冥利に付きますね。クルルやルルルと聞こえる事もあるようです。

ただ、猫の場合、ケガや病気で痛みを感じている時や緊張している時も、気分をリラックスさせようとしてか、ゴロゴロ音を発する事があります。猫は痛みを隠す動物ですので、普段と様子が違う所がないか、注意してみてあげましょう。

要求の「ニャ〜、ミャ〜」

ご飯が欲しい時、ドアを開けて欲しい時、構って欲しい時など、何かをして欲しい時に、良くこの鳴き方をします。我が家の猫達はちょこちょこ食べの子達なので、しょっちゅう「ニャ〜ニャ〜」「ミャ〜ミャ〜」ご飯を出せ、とせがまれます。

ドアを開けて欲しい時は、ご飯の時よりも若干強めの鳴き方になりますが、何を要求しているのか、それともただの挨拶なのか、判断が難しいところではあります。でも、上目使いでこの鳴き方をされては、飼い主はイチコロです(笑)!!もしかしたら愛猫もそれを分かっていて、可愛く見える角度など、研究しているのかもしれませんね。

う〜手が届かなぁ〜い!!「カッカッ」「キャンキャン」

英語で「chatter」や「chattering」と呼ばれる、甲高い声で鳴く鳴き方です。窓の外に鳥や虫などがいて、捕りたいけど捕れないぃぃ〜!!!という時にこの鳴き方をします。きっと手が届かないもどかしさを感じているのでしょう。

我が家の猫も、良く鳴いてます。本当に高い声なので飼い主的には可愛いと思うのですが、よほど悔しいのかなぁ、と愛猫の気持ちを思うと、喜んでばかりもいられないですね。

怒ってる!「シャーッ!」

もちろん、ガンダムのシャアではありません(寒ぅ)。猫が威嚇している時、かなり怒ってもう攻撃態勢に入っている時にする鳴き方です。この鳴き方をされたら、ただちに退散致しましょう。それ以上近付くととても危険です。鳴き方だけでなく、全身の毛も逆立ち、それはそれは恐ろしい形相になっているかと思います。

我が家の猫達では、人間に向けてこの鳴き方をしているのは聞いた事がありませんが、たまに外を通る猫に威嚇している時は「フー」とか「ワー」とか訳の分からない鳴き方をしている気がします。きっと興奮しすぎて、愛猫も我を忘れているのでしょう。そんな時、気が弱いもう1匹は、家具の影に隠れて、じっと嵐が過ぎ去るのを待っています(笑)。

痛ッ!!「ギャー」

猫は足音がしないので、いつの間にか足下にいる事がありますよね。そんな時、たまに気がつかずに踏んでしまう事があります。するといかにも痛そうに、「ギャー」とはっきりとした鳴き声をあげますよね。「あっゴメン!(汗)」と飼い主は焦りますが、愛猫に痛い思いをさせると、どうしてあんなにも胸がしめつけられてしまうのでしょう?常に注意を怠らないよう、気をつけていきたいですね。

警戒中・・・「ウー」

鳴く猫

突然何か物音がして警戒している時などに、「ウー」とうなる事があります。我が家の猫も1匹は気が弱いくせに、「ウー」と警戒だけはいっちょまえです。大体、家族が帰ってきて玄関のドアが開いた時に鳴いていますが、自分が帰った時ももしかして警戒されているのかな?と思うとちょっと複雑な気分です・・・。

人間と同じ「フー」

安心して気が緩んだ時、「フー」と言う事があります。我が家の例ばかりで申し訳ありませんが、愛猫同士が戦って緊迫している最中、ふと緊張が緩むのか「フー」と言っています。きっと愛猫達の中で、にらみ合いが終わったのでしょう。猫的には、「あ〜終わったぁ」というホッとした気分なのかもしれません。その気分の表し方は人間と同じなのかと思うと、益々親近感が高まりますね!!

気をつけた方が良い猫の鳴き方

目を閉じる猫

愛猫が鳴き続ける場合には、注意した方が良いでしょう。発情期で大声で鳴き続ける事はありますが、去勢・避妊手術をしている猫の場合は、何かしらの異常があって鳴いている可能性もあります。いつもと違う大きな声やかすれ声で鳴いている時には、早めに受診するようにしてください。早期発見早期治療が、愛猫の命を守るために必要です。

猫の鳴き方に関するまとめ

道端の猫

猫の鳴き方には様々な種類がある事が分かりましたね!!猫の感情表現の仕方を覚えると猫の気持ちが分かり、愛猫とのコミュニケーションが取りやすくなります♡もちろん、猫と直接言葉で交流できない以上、猫の気持ちは推測するしかありませんが、愛猫との信頼関係がしっかりと築けていれば、不思議と気持ちが分かる事も多いです。きっと飼い主さんにしか分からない表現の鳴き方もあるのでしょうね♪そんな猫の感情表現法をいくつか見つけて、愛猫との関係をより蜜に、していきたいですね♡

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