猫が高い声で鳴く心理
猫の鳴き声は、いくつかパターンがあるのです。猫が高い声を出すときは、人に気持ちを伝えたい心理があるのです。何を伝えたいのか、猫が高い声で鳴くときの心理をあげてみたいと思います。
心理1 甘えたい気持ち
猫が高い声で鳴くときは甘えたい気持ちがあるのです。子猫が母猫の前で鳴くときは、高い声で鳴いて甘えるのです。それと同じで、猫は甘えたい相手には高い声を出すようです。
猫はリラックス気分で、飼い主さんに「甘えたい」とアピールしてきます。子猫気分が抜けずに、成猫でも高い声をだして甘えてくるのです。
心理2 お願いしたいことがある
猫が高い声で鳴くのは、お願い事があるからです。気持ちを伝えたいときは、高い声で要求するのです。
飼い主さんが、世話をしてくれる人と理解しているのです。なのでお願いするときは、この人に伝えると要求が通ると思っているのです。
猫が高い声でしつこく鳴いたりするときは、強く要求したい気持ちのようです。お願い事があるときは、猫も猫を被って高い声でおねだりしてくるのでしょう。
心理3 不安な気持ち
子猫が鳴くときは、高い声で精一杯鳴きます。同じように、成猫も不安な気持ちのときは、高い声で鳴くのです。
飼い主さんの姿が見えないとき、知らない場所に連れていかれたとき、怖いと感じることがあるときなどに、不安から「助けてほしい」と鳴くのです。猫の気持ちが不安なときは、高くなってしまうようです。
心理4 信頼関係があるから
猫が高く鳴くのは、信頼関係があるからです。もともと猫は、敵に居場所を知らせるかもしれないので、声を張って鳴くことがありません。
しかし、猫は高い声を張り上げてまで伝えたいことがあるのです。そこには信頼関係が成り立っているからなのです。敵ではないとわかっているから、高い声で鳴くことができるのです。
心理5 不満があるから
要求に似ていますが、猫が不満に感じていると高い声で鳴くことがあります。「ぜんぜん相手をしてくれない」、「外に出たいのに出られない」、「トイレが汚い」など、不満に感じることがあるようです。
不満がストレスになり、飼い主さんに訴えているのです。猫は「何でわかってくれないの?」と、苛立ちもあるような鳴き方をしてきます。
心理6 興奮しているから
猫が高い声で鳴くときは、興奮しているからでもあります。猫が興奮状態から声が甲高くなるようです。
何かを発見したとき、嬉しく仕方ないときなどに、興奮MAXになり声が高くなってしまうのです。人間が、大好きな人を見かけて「キャッキャッ」言う感覚なのかも知れませんね。
猫が高い声を出す鳴き声
1.甘えたいとき
猫の鳴き声は、「ニャー」「ミャー」と聞こえるのが多いです。甘えてるときも「ニャーニャー」と高い声で鳴き続けるのです。相手の気を引こうと必死に鳴いてきます。そのときは、猫が甘えたいとき、飼い主さんを母猫と思っているときなのでしょう。
2.要求があるとき
猫が要求したいと思っているときは、「アオーン」と鳴きます。猫はお腹が空いたときや、遊んでほしいとき、ベランダなど外に出たいときなど、お願いしたいことがあるときに高い声で訴えてきます。そんなときは、無視しないで何かしらの返答をするようにしましょう。
3.不安なとき
猫が不安な気持ちのときは、「ニャオーン」「ウミャー」と高い声を出して鳴きます。猫が飼い主さんの姿が見えずに寂しいときは、「クーン」と鼻を鳴らすように鳴きます。猫が知らない場所や、不安になるとずっと鳴き続けることがあります。
4.信頼関係があるとき
猫が「ンー」と鳴くのは、親しい相手に見せる鳴き方です。「ニャッ」「ンニャ」と短く鳴くときは、「やぁ!」と飼い主さんに挨拶していることもあるようです。猫がこのように鳴くのは、愛情表現なのです。同時に猫の機嫌も良いと言うことです。
5.興奮しているとき
猫は興奮すると、「キャーキャー」と高い声を出すのです。興奮し過ぎて、悲鳴のような声にも聞こえるのです。気持ちが高まっているようなので、下手に手を出さず、興奮がおさまるのを待った方が良さそうですね。
まとめ
猫が高い声で鳴くのは、伝えたい気持ちがあるからです。そもそも猫が大きな声で鳴くのは、かなりの勇気を振り絞っているとも言えるでしょう。
どうしても聞いてほしいことがある、甘えたい、不安などの気持ちを、一生懸命伝えていると思ってあげましょう。高い声を出すと、猫もかなり体力が消耗するのです。
猫が高い声で鳴いてきたら、早めに対処してあげるようにしていきたいと思います。