猫が鳴く理由を理解し、しつけが必要か判断する
猫が鳴く時は、何か理由があると言われています。飼い主に何かを訴えていたり、何かを要求していたり、猫には猫なりの伝えたい事があって一生懸命鳴いているのでしょう。
我が家の猫もご飯をあげているにも関わらず、「もっと美味しいものをくれ〜!くれ〜!」とずっと鳴いている事があります。困ったものです。もし、過剰に鳴いて近所迷惑になるようでしたら、しつけ等の対策が必要になるでしょう。
猫が鳴く5つの理由
猫が鳴く理由には、どのようなものがあるのでしょうか?無視した方が良い場合と、無視しない方が良い場合があります。詳しくみていきましょう!
- 猫が何かを要求するために鳴く
- 猫がかまって欲しいために鳴く
- 猫がストレスを感じて鳴く
- 猫が発情したため鳴く
- 猫が体の不調を訴えるために鳴く
①猫が何かを要求するために鳴く
我が家の猫のように、「何かをくれ〜!これをしてくれ〜!」という要求をしている時に過剰に鳴く(要求鳴き)ことがあります。要求が叶えられるまではずっと鳴いている事があるので、困ってしまいますね。
②猫がかまって欲しいために鳴く
日中、家を空ける事が多い、在宅していても構わない、などで猫が寂しさを感じている事があります。鳴く事で、構って欲しいという気持ちをアピールして、飼い主の注意を惹き付けようとしているのでしょう。1日5~10分でも良いので、愛猫と遊ぶ時間をつくると満足して落ち着いてくれる事もあります。
③猫がストレスを感じて鳴く
引っ越しをしたり、新入り猫が来たり、など、環境が変わった事でストレスを感じ、過剰に鳴く事があります。あまりストレスを感じると、愛猫にとって負担がかかりますし、家出の原因となる事もあります。可能な限りストレスとなっているものを取り除いてあげましょう。
④猫が発情したため鳴く
猫は生後半年程で発情期を迎え、相手を求めて大きな鳴き声を発する事があります。去勢・避妊手術を行うか否かは飼い主の判断になりますが、発情期は愛猫にも負担となりますので、もし繁殖させるつもりがないのなら、手術する事で落ち着かせる事ができます。
⑤猫が体の不調を訴えるために鳴く
どこか体の調子が悪かったり、どこかが痛い場合、飼い主に不調を伝えるためニャーニャーと鳴く事があります。普段を様子が違ったら、どこかに異常はないかチェックしてみましょう。
猫が過剰に鳴くときのしつけと対策
- 猫が過剰に鳴くときに効果的なしつけは「無視」すること
- 猫が鳴いても「何もならない」ということを認識させる
- 猫の健康状態に問題がないことを確認した上でしつけを行う
要求鳴きや、かまって欲しいアピールが行きすぎて、「過剰鳴き」になってしまう場合があります。そんな時の効果的なしつけ方法は「無視」する事です。とにかく、目も合わせないようにして思いきり無視をしてしつけていきます。
可哀想と思うかもしれませんが、応じてしまうと「鳴けば構ってくれる」と猫に思わせてしまい、過剰鳴きを更に誘発させる原因となります。また、下手に構ったり怒ったりするしつけ方法は逆効果です。
しつけの方法は徹底的に無視を貫き通し、愛猫に「鳴いても何にもならない」と思って貰うしかありません。もちろん、病気の時やストレスなどは放っておくと愛猫が危険ですので、まずは鳴いている原因を突き止めてからしつけ等の対処すると良いでしょう。
我が家の体験談
余談ですが我が家の猫は生後3ヶ月位で動物シェルターから貰ってきましたが、家に迎えた当初、毎日のように朝方になると寂しさからか鳴いていました。
シェルターの方にも無視するように言われ、数日経てば鳴かなくなる、と教えて頂きました。言われた通りに無視するしつけをした結果・・・3歳になった今でも、まだ鳴いてます。
どれだけ甘えん坊なんだ、と思いますが、子猫の頃のクセが抜けないのでしょうか?もうどうしようもないので放っておくしかありませんが、朝方なので若干、周りへの音漏れが気になっています。
猫の過剰鳴きがひどい場合は防音対策も必要
我が家の猫のように、周囲へ鳴き声が響く事が気になる場合、防音対策を施すと良いかもしれません。防音をするには、防音タイルや防音カーテンなど、様々なグッズが販売されています。床に防音グッズを敷けば、愛猫の足音の軽減もできちゃいます。
もちろんしつけや対策は、ご自宅の環境にあった方法を行ってくださいね。どうしても鳴き声がうるさくて・・・という場合には可哀想ですが夜はゲージに猫を入れ、ゲージの周りを防音グッズで囲む、という手もあります。
カーテンのようなものだったら暗くなって逆に猫が落ち着くかもしれません。もちろん「出せ!」と訴える子もいるでしょうから、愛猫に合った方法をとってあげましょう。
まとめ
猫が過剰に鳴く事の理由としつけの方法について、お分かり頂けたでしょうか?あまりに鳴かれるとイライラしてしまう事もありますが、愛猫の気持ちを理解して、対応するようにしてあげましょう。もちろん、ただのわがままには「無視」ですよ!鳴いている原因を突き止めて、うまく対処して行きたいものです。
40代 女性 ガブリエル
猫も様々な要求があったり、不満があったり、時には「違うんだ!」と声を大にして叫びたいこともあるのでしょう。
我が家の猫も時々、過剰に鳴くことがあります。しかも近くで鳴くのではなく、目の届かないような場所まで行って鳴くのです。わざわざ遠くで鳴くので、駆けつけて、「どうしたの?」と訊くと「今のは発声練習です」のような顔をします。
おそらく、これは「構ってよ」という意味なのだと思います。
その他、同じようなパターンで呼びつけられ、行ってみると、キャットタワーの一番高い所に登り、誇らしげに姿勢を正して座っています。どうやら、わたしを見下ろして「ぼく、すごいよね」「褒めて欲しいんだよね」ということらしいのです。
猫にも食欲の要求以外にも、承認欲求のようなものがあり、その対象は常に飼い主に向かっているのだと思います。見て欲しい、解って欲しい、認めて欲しいという、基本的な確かめの行動が猫の場合、「鳴く」ことに凝縮されているのだと思います。
また、この他にも体調不良でイライラして鳴く場合もあるようですね。我が家の猫の糖尿病発見の直前には、普段、嫌がらない被毛のブラッシングにもイライラして、過剰に鳴いていました。その時、さすがに何故、鳴くようになったのか分かりませんでした。病名が分かってから、体調不調による苛立ちであったことを知りました。
このように猫の体調不良の際にも「鳴く」ことを飼い主が知らなければ、発見が遅れるだけでなく、猫の負担もストレスも増長させてしまうことになります。
普段から猫を見守り、どのような対処の仕方がその猫に相応しいのか見極める必要があると思います。なにしろ言葉が通じないので、猫の「鳴く」ことの意味を読み解く余裕が飼い主になければ、猫のよさを引き出すことができません。猫目線で考えることができるようになった時、猫が本当に、かけがえのない存在に感じられるようになるのではないかと思います。
40代 女性 ぴあの
すると、その部屋に入ってからニャーニャー言って暴れるようになり助かりました。
その部屋を整理して猫ちゃんたちの遊び場にしたりして、工夫もしました。
いっぱい、遊んであげてストレス解消させてあげるのも、効果があると思います。