あまり鳴かない猫が急に鳴く理由
よく鳴く猫もいれば、ほとんど鳴かない猫もいます。
野生の猫は、声を出す事で襲われる危険から鳴かないと言われています。また、単独で生きるので他の猫とコミュニケーションをとる機会もないのです。
しかし、飼い主のいる猫は違うようです。飼い主さんとはしっかりコミュニケーションをとっているのです。
猫が鳴くのはどんな時?
- 要求がある(ご飯、トイレ、遊んで欲しい等)
- 甘えたい(撫でて欲しい等)
- 恐怖、警戒心(知らない人、環境の変化、大きな音等)
- 助けを求めている(病気やケガで痛みを伴う時、自分ではどうにもならない状況の時)
が挙げられます。
飼い主さんに鳴くことで、自分の存在をアピールしているのです。鳴くことで、自分のしてもらいたい事が伝わると分かっているのです。
あまり鳴かない理由
- 鳴くのが苦手(声がかすれている、鳴き方が分からない等うまく鳴けない)
- 猫の品種(アメリカンショートヘア、ペルシア、ロシアンブルー他)
- 実は鳴いている(人間には、聞こえない声で鳴いている、高音、サイレントニャー)
- 行動派(粗相、いたずら等の行動でアピール)
普段鳴かない猫が鳴くのはどうして?
あまり鳴かない猫が、急に泣き出すようになると心配になりますよね。
鳴くと要求が伝わると何かで覚えたのかも知れませんね。甘えるのが下手な猫が鳴いて要求してくる事も考えられます。それならいいのですが、以下の原因の場合は安心は出来ません。
- 1.ストレス
- 2.体調が悪い
- 3.認知症
等の原因からくる場合は、飼い主さんの早めの対応が必要になります。
鳴かない猫が鳴くようになったら?対処法
ストレスを減らす
猫が、新鮮な気持ちや好奇心を持たせる事も必要なのですが、極端な変化はストレスになります。
引越し等の環境の変化や、新しく猫が来る、他の猫がテリトリーに入ってくる事からストレスを招いてしまいます。
ストレスを抱えない為に、猫が安心出来る居場所を作ったり敵ではない事を伝えていく事で、安心したり軽減していくと思います。
病気がないか調べる
猫は自分の弱さを気づかれないようにします。
弱い事を気づかれないように平然を装うのです。なのであまり鳴かない猫が鳴く時は、まず体調が悪いのかもと思ってあげた方が良いかも知れません。他に、食欲や元気がない、いつもと様子が違うなと思えば、すぐに病院に連れていくか相談して下さい。
認知症
猫が高齢になると認知症も出てくる可能性があります。
認知症になると、突然大きな声で鳴き出す事もあるようです。行動は人間の認知症と症状も似ており、今まで見ない行動をしたら、獣医師さんに相談しましょう。猫の認知症は、飼い主さんとのコミュニケーションが認知症の進行を緩めると言われています。
まとめ
あまり鳴かない猫や急に鳴くようになるのは、理由があるのです。
鳴かない猫が鳴き出すと、すごく伝えたい事があるんだと思います。鳴かなくても近づいて顔を見てくる事でも密かにアピールしています。
日頃から、猫とのコミュニケーションで猫が伝えたい事がわかれば嬉しいですね。そして、鳴いている時は原因を突き止めて対処していきたいです。