猫がおもちゃを咥えて唸るのはどうして?
いつもは穏やかで優しい猫ちゃんが、大好きなおもちゃを見るだけで急に豹変!ウーウー唸り、険しい顔でおもちゃを離さなくなった…なんてことありませんか?
その理由は
- 1.本物の動物と勘違いしている
- 2.夢中になっている
- 3.本能
この3つがあげられます。
「ウーウー」と怒るのは、「触らないで」、「近づかないで」、「にゃーのもの」といったようなことを言っているのです。
自分の獲物をとられるかもしれないと警戒しているのですね。
飼い主さんからしたら“たかがおもちゃにそこまで?”と思うかもしれませんが、猫ちゃんにとっては本物の獲物と同じなのです。
猫が唸った時の対処法
猫ちゃんは本来の自分を忘れておもちゃに執着しているので、迂闊に手を出すと引っかかれたり噛みつかれたりして危険です。我を忘れてるので、この引っ掻きや噛みつきは割と本気でくることが多いです。
普段からも噛まれたりするから大丈夫〜なんて甘くみてはいけません。
猫ちゃんの方も、せっかく掴んだ獲物を奪われたらイラッとしちゃいます。ですので、出来れば手を出さずに落ち着くまでそばで見守ってあげるのが良いでしょう。
咥えている物が危険なものだったら?
他のおもちゃに気をそらす
しかし、夢中になりすぎておもちゃが千切れそうなくらいボロボロになり、このままでは誤飲してしまいそうな時は別です。ほかのおもちゃやおやつに気をそらさせ、そっと大好きなおもちゃを取り上げて下さい。
取り上げたら即しまう
取り上げたらすぐクローゼットや蓋つきの箱など、猫ちゃんが自力で取り出せないところにしまいましょう。
そして出来ればそのおもちゃはもう使わない方が良いでしょう。
新しいものを用意してあげてください。
猫はご飯でも唸る
おもちゃ以外にも、ごはんの時に同じような理由で唸ることがあります。食い意地が張っている子や、元野良猫で飢えたことがある子などから見られることが多いです。
「このごはんはにゃーのごはんだにゃ!誰にもあげないにゃ!」と警戒しているのですね。
子猫の「うにゃうにゃ」は?
子猫も「うにゃうにゃ」言いながら食べている時がありますが、それも同じ理由から来ていることがあります。
ただ、食い意地が張ってない、元野良猫じゃないのに子猫が「うにゃうにゃ」言って食べている場合は、ただ単に「美味しい!幸せにゃ!」と言っていることもあります。
まとめ
いつもは飼い主さんにベッタリな甘えん坊猫ちゃんが、おもちゃを与えた途端に「ウー!シャー!」と怒り始めたらびっくりしてしまいますよね。
このまま自分に対して唸るようになったらどうしようと心配してしまうかもしれませんが、安心して下さい。
おもちゃがなくなれば、「あれ?何してたんだろ?」とすぐ普段の猫ちゃんに戻ります。
誤飲のないよう気をつけながら、猫ちゃんの狩りに付き合ってあげましょう。